「心に残る名作」ひゃくえむ。 Starseekerさんの映画レビュー(感想・評価)
心に残る名作
アニメ「チ。-地球の運動について-」を見てファンになった魚豊原作と云う触れ込みで見に行ったが、かなり良かった。「鬼滅の刃」や「チェンソーマン」みたいな興奮はなくともじわりと心に響き、琴線に触れる名作といえる。
陸上100メートル走者のアスリート達の物語なのだが、まず其々のキャラクターの立ち方が魅力的でそこは流石魚豊原作だなと。
またキャラクターの心理描写も巧みで、非常に哲学的な考察を含む示唆に富んだ心に残る逸品だと思った。
アスリートらしく走ることを通じた自己探求や自分の在り方、自分の人生の定義を決めていく物語であると思った。冒頭からの学園部活青春ストーリーとして純粋に楽しめた。派手な演出や超能力者やモンスターが登場しなくてもシンプルなストーリーとキャラクターの心理描写でここまで魅力的な素晴らしい作品が作れるんだと感心した。
それからエンドクレジットを見て主要キャストの声優さんが有名な俳優さんが演じていたと気づいてちょっと驚いた。
松坂桃李や染谷将太のがトガシと小宮を演じていとは気づかなかったがとても上手自然にく演じられていると感じた。また、津田健次郎演じる海棠は当にピッタリのハマり役だと思った。長台詞を流暢に独特の雰囲気でまくし立てるところは本領発揮かなと。
しかしこれはもう一度見てしっかりと其々のキャラクターの観察と物語展開やバックグラウンドにあるメッセージ性などをしっかりと考えてみたいと思った。それによりこの作品の持つ見逃していた魅力に気づけるがもと思った。
その際にまた加筆させて頂きます
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