「走ることはシンプルで恐ろしい」ひゃくえむ。 月子さんの映画レビュー(感想・評価)
走ることはシンプルで恐ろしい
原作未読、様々なキャラクターたちが100m走に成功と挫折と再起、そして「なぜ走るのか?」という哲学的な言葉を上乗せした作品。
オープニングのBGMは迫力があり、劇中もシーンごとに静音と爆音で心情表現の使い分けをしていたのは良かったです。
走る時の疾走感やリアルなセットアップ、普段凡人が見れないような景色を見せてくれる構図は面白かったです。高校での大会400m走で仲間と思いっきり走る姿に感動を覚えた。
ただ、それ以外のアニメーションはCGのようで好みが分かれそう。作画は悪くないのにフラフラと揺れる人物に違和感があった。
脚本も正直端折感が拭えず財津選手の走りは何処へ、トガシと小宮の関係性も不完全燃焼に思えた。
逆にバックボーンも気になり原作を読みたくなりました。
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