「原作を知らなくても楽しめる」ひゃくえむ。 パナソニックさんの映画レビュー(感想・評価)
原作を知らなくても楽しめる
原作を知らないが、十分に面白かった。上には上がいるのだから、どこかで人は諦めるのだろうけれど、挑戦し続けてきた人の姿に感動するのだと思う。引きこもっていた仁神がさらっと復帰してしまったのは時間的な制約のせいだろうか?もっと腐りきっていても良かったかも?
小学校時代のトガシは冷静で天才のようだったけど、社会人になってヘラヘラする姿に悲しさがあった。天才のトガシと努力の小宮らしいけど、お互いに努力してるから、才能だけでは勝てないのだと思う。
ストーリー
1 小学校時代
トガシと同級生が走っているが、断トツでトガシ。トガシは既に小学校NO.1なので当然ではある。そこに転校してきたのが小宮。小宮は暗い性格であるが、トガシに走り方を教わると足が速くなっていった。
月陸の企画でトガシは中学生トップランナーの仁神と出会う。100mを競うとトガシの方が速かったように思われるが仁神は最後まで走らなかったので、勝敗は不明。
ある時、河川敷にて小宮はトガシに100m走を求めた。小宮はトガシに勝ったように思われたが、走った後、右足を痛めてしまう。その翌日、小宮は引っ越してしまった。
2 高校時代
トガシは近所の高校に通う。中学生時代もトップランナーではあったが、記録が伸びなかったため、高校では陸上部に入らなかった。
トガシの通う陸上部は部員の少なさから廃部の危機となってしまう。陸上部存続のため、トガシは入部を決意。先輩女子2人と、もう1人いる陸上部員に会いに行く。
先輩は仁神だった。仁神は腰を痛めてしまい、陸上から離れていたが、もう一度走ることを決意。とある大会に、部の存続をかけた200✕4のリレーに4人で参加することになった。
アンカーを務めた仁神は負けてしまうが2位入賞のため、部の存続が決まった。
一方で、小宮は中学生時代はトレーニングをしてはいたものの陸上部には入っていなかった。高校から陸上部に入る。試走では前半は非常に良いが後半に失速。昔痛めた右足を気にして全力で走れないようだった。
学校に来た財津からのアドバイスで、小宮は吹っ切れることができ、記録を伸ばしていった。
大会にてトガシと小宮は再会する。土砂降りの中始まったレースでトガシは小宮に負けてしまった。
3 社会人時代
10年が経った。トガシは会社との契約をかろうじて更新出来た。一方で小宮は財津と並び陸上界のスター選手になっていた。
ある時トガシは肉離れを起こす。医者からはしばらく走らないことを勧められる。トガシには契約更新をしていくには走るしかなかった。
トガシの怪我を知った会社はコーチの道を勧めた。トガシは徒競走を練習している子供たちにアドバイスしていると、感情が抑えられなくなりがむしゃらに泣いた。それで吹っ切れたようだ。
トガシは大会に参加した。予選、準決勝と勝ち進んだ。財津は準決勝で負けて引退を決意した。決勝にて、再びトガシと小宮が戦う。走りながらも2人はこの瞬間を喜んでいるようだった。どちらが勝ったか分からないまま、幕が下りた。
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