「距離に懸けてきた男達の熱に圧倒された」ひゃくえむ。 ゆづさんの映画レビュー(感想・評価)
距離に懸けてきた男達の熱に圧倒された
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小学生の時や高校生、成人した時でトガシと小宮の関係がどんどん逆転していくが、最後は二人とも小学生の時みたいにガチで走っていて、すごく見ごたえがあった。
トガシも小宮も、最初はただ全力で走っていたが、歳を重ねるにつれ段々純粋な気持ちで走れなくなっていく。新記録が出せないプレッシャー、記録のために計算をしたりスポンサーに見限られないか不安になったり。だからこそ、ただ自分を信じて記録を気にせず走った海棠の姿が響いたし、それはきっと財津も同じだから引退したのかなと思った。
「不安は対処すべきではない」とか、「100mを誰よりも速く走れば全部解決する」とか、「現実は逃避できる」とか彼らのこれまでの人生が詰まっている言葉の数々がすごく心に残っている。生きる上で大事な事を教えてもらえた気がする。
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