「本物かどうかを決めるのは」鬼平犯科帳 血頭の丹兵衛 しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
本物かどうかを決めるのは
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Leminoで鑑賞。
原作は読了済み。
松本幸四郎の長谷川平蔵役もいよいよ板について来たように感じる。粂八を信頼し、優しく厳しく、大きな器で見守る平蔵の人物に惚れるしかない。
和田聰宏の、粂八の苦悩が画面から滲み出す演技が良かった。信じていた者が変わり果てていた悲しみが伝わり、心揺れる姿に胸が締めつけられた。
血頭の丹兵衛役の古田新太の、悪に満ちた表情がとても怖かった。盗賊の矜持を捨てて外道に落ちた者の残忍さが透けて見える顔つきが巧みだ。
本物かどうかを決めるのは自分である。平蔵の名言が心に沁みる。悲しみの後、ようやく信じられる「本物」に出会えた粂八。感動的だった。
*修正(2025/12/31)
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