「9年がのしかかる」ビフォア・サンセット 奥嶋ひろまささんの映画レビュー(感想・評価)
9年がのしかかる
前作は14時間、
今作は映画と同じ80分という限られた時間。
経験上、
昔好きだった子なんて会わない方が良いと思ってて
ジェシーとセリーヌは濃厚でかけがえのない
素晴らしい時間を一緒に過ごしただけあって、
再会なんてしない方が良いと思ってたら、
心配は無用だった。
お互いがお互いの9年間や、
約束をした半年後の事を探り合いながら、
それは2人の愛を確かめ合ってるようで
減滅したりやっぱり好きだと思ってるんだろうな、
と想像できるセリフやリアクションがあって、
2人を見守って来た友だちのような目線で見てた。
僕的にはジェシーは9年前の幼さと子供っぽさを
持ちながらも良い大人になったと感じたけど、
セリーヌは僕的には理屈っぽくて頑固で
残念な感じだった。性的な話もガンガンするし…
ラストはここで終わりか!と思ったけど、
限られた時間だと仕方ないか…
ジェシーの最後のセリフからこの後どうなったかは察するしかない。
セリーヌのワルツには、もはや減滅してた僕は度肝を
抜かれるほど素敵な曲で、こういう所にジェシーは惚れたんだな、と思った。
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