宝島のレビュー・感想・評価
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見せ場に次ぐ見せ場に圧倒される
3時間、決して退屈はしなかった。
とにかく見せ場が多い。というか、後半はほぼ見せ場の連続なのである。
前半は話が面白く、後半はシーンに圧倒される。
よく聞き取れない、聞き取れても意味のわからない台詞も多いが、物語はざっくりとは掴めるのでついていくことはできる。
そう、話はとにかく面白い。めっちゃ面白い!
そして沖縄が10倍好きになった!
…のだが、映画としてどうだった? と言われると…まぁ、頑張った感はある。
観て損はないのは確か。
各役者陣の見どころ満載。
多分、3時間でまとめるには無謀な情報量だったんだろうな。
映画って、退屈しなければいいってものではないと思うんだな…かなりもったいない感があります。
もっと残るはずだった情感が淡く消え去ってしまう。
なので、ゆっくり原作を読むことにしようと思います。
空回り
入り込めるほどの雰囲気作り◎
制作費はあの国宝よりも多い25億円、上映時間も191分とより長く、全く異なる作品にも関わらず比較される今作。きっと国宝が良くて見た人もいると思いますが、同時にハードルが上がっていました。まず191分が理由に躊躇しているなら、あまり感じないので見るべきです。
映画のほとんどが戦後沖縄の雰囲気を伝えるためで、とにかく丁寧に描かれています。別に退屈ではなく、世界観に入り込める不思議な映画体験だと思います。セットにお金がかかっていて、エキストラや方言などのこだわりを感じられます。主要キャストは豪華で、沖縄がアメリカだった頃の我慢とか怒りとかもどかしさが、ひしひしと伝わってきました。
ただ映画の軸は瑛太を探し続けることですが、内容だけを見るならば2時間以内に収められると思います。瑛太のカリスマ性というか英雄といわれる部分が描き切れておらず、残念なポイントです。全体的に映像が暗く、方言がかなり強いので、日本語字幕が欲しいと思いました。
最近は映画のラインナップが強力な事もあり興行収入は苦戦していますが、クチコミで広がる力はあります。ぜひ大きいスクリーンで見てください!
戦後沖縄 本土とは違う波乱
戦後27年の米軍統治時代の物語
永山瑛太のセリフが。。。
3時間20分 長い。 戦後の米軍政権下の沖縄、治外法権、暴動あり、...
3時間20分 長い。
戦後の米軍政権下の沖縄、治外法権、暴動あり、。。。本土に復帰を願った県民。
当時の雰囲気が 伝わる。
沖縄も 戦後、本土にはない 苦労が有ったのは事実。
しかし 日本は 沖縄を見捨てた事も無く、本土は本土で 地上戦は無かったが、空襲や原爆で 被害が多かった。
変に 戦争反対 平和主義とか イデオロギッシュでなくて 良かった。
映画としては、ちょっと期待外れでした
沖縄の歴史を改めて考えされられました。
グスク、アメリカにものを言えない日本、戦後80年経った今でも、それは変わっていないんですよ。残念ですが。
映画として、エンタメとしては期待外れでした。
3時間見てられましたが、ストーリーがちょっとね。
沖縄の言葉がよく分からなかった、私のせいかもしれませんが。
150分くらいに編集出来た気はするけど、台詞云々はさほど気にならなかったけどね
国宝を凌ぐ191分の作品、コレは逆に劇場じゃないと観ないかもって事で動員落ち着いた火曜レイトショー
冒頭から米軍基地に忍び込みバレて追われるスリリングな展開
豪華なキャストが、年齢的には12〜16歳くらいから演じてるのかな!?
そんな彼らが、ヤクザになるのはまぁ仕方ないかと思いつつ・・・
刑事になってるのにはビックリ^^;;;
ただ戦後間もない荒れた沖縄の描写は、人物・風景共に実にリアルに再現されてて、幼き頃見たニュースや新聞思い出した
物語のオチは・・・でしたが、沖縄には、広島や長崎と同じく忘れてはいけない歴史がある事を知らしめる作品
上映時間が長すぎる事も含め評価も分かれるかと思いますが・・・
150分くらいに編集出来た気はするし・・・
思ったほど台詞が聞き取れないって事なかったですが、配信で字幕付きで観た方がいいかも!?
雰囲気は良いが
にいにって、 勘違いしたわ ウタ、なんかあると思ってた。 最後まで...
戦後沖縄の悲愴な苦しみが、胸に刺さった!
沖縄の人たちは
どうしてこれほどまでに
苦しみ続けなければならないのか…
戦時中は日本兵にまで殺され、
戦後は占領アメリカ軍の横暴に耐えるしかなかった…
そんな人々の怒りが頂点に達した、暴動のシーンは圧巻!
じわじわと
一人ひとりのやるせなさを集約していき、
ドッカーンと暴動にまでもってくる盛り上げかたはうまい!
エキストラも役者さん?
雑踏の人たちの演技も超リアル
しかーし!
やっぱ主演4人の熱量はハンパなかった!
妻夫木聡は本気度全開!
窪塚正孝はボクサー経験を存分に活かし
広瀬すずも年齢幅もある難しい役どころを
見事にクリア!
でも
秀逸さが光ったのは、永山瑛太だと思う
ラストの、セリフはなく表情だけで語る
シーンが忘れられない
かつて、若者たちの圧倒的なヒーロー。
熱く沖縄の未来を語った輝く若者の、
成れの果ての現実…
それを、受け入れるしかなかったオンの
無念さと、仲間たちへ託す思い…
表情だけで、観る人を泣かせられる永山瑛太は
素晴らしい役者だと思う。
考えさせられました
熱い想いはわかるのだけど
沖縄の歴史、盛り込まなくてはいけない出来事
とても多く、作り手の熱さを感じた。
暴力的な場面は、そこまで必要なのかなと、少し疑問に感じたのと。
沖縄の言葉が、わかりにく所もあるうえ、
録音なのか、俳優なのか、分からない部分が多かった。
しかし、本当の沖縄の方であろう俳優さんは、沖縄の言葉であろうとも、伝わるので。
そこはどうしてなんだろうと、不思議に思いながら見ていた。
しかし、こんなにも熱く演技するのは、並大抵のものではないと思われ。
沖縄の方の想いは、伝えられるのかも知れない。
その為には、もう一つ、割り切りなのか、工夫なのか、必要だったかも知れない。
若者にも見てもらいたいと思うけれど。
劇場には、若者はおらず。
少ない人数での鑑賞だった。
残念。
世界観に浸る3時間
頭が悪い自分は完全には話が理解できなかったけれど、この映画の
世界観に浸れたし画面から伝わる熱量が凄かった。演者と製作
チームの本気が感じられた。
戦後の沖縄で実際に起きた事と架空の人物を融合させた物語か。当時の
沖縄の出来事を自分はほとんど知らないか、見聞きしていても鮮明に
覚えていない。しかしデモや暴動があったのはきっと本当なのだろう。
かなり大掛かりなセットを作って撮影されたであろう沖縄の風景や
街並みの映像、衣装や小道具、車に至るすべてがが本物らしさを
感じさせて良かった。また、フィルムで撮影したような(確認できず)
粒状感とセピア調の色もこの映画ならではの雰囲気を出していた。
うちなんちゅ(沖縄の人)・アメリカ兵・本土の人など様々な立場の
人物が登場。登場人物が多く、全員の相関関係は分からなかったが
物語の大まかな流れだけは分かった。
1952年に日本が独立を回復したにもかかわらず、沖縄だけは米軍の
統治下にあった。米兵が何か事件を起こしても日本の警察は事実上
何もできなかった。
何事にも我慢を強いられ続け、やがてうちなんちゅの怒りが爆発する。
予告編でもやっている暴動の場面が圧巻だ。
結局基地問題は昔も今も根強くあるから沖縄が日本に返還されたから
といって解決したわけではない。一方で基地があるおかげで地元が
経済的に潤ったり他国との力の均衡が保たれたりという側面もあるから
この物語が描く世界は現代にも通じる問題を扱っている。
3時間を超える大作で見ごたえ十分。飽きることもなかった。ただ、
一番知りたい”消息を絶った英雄はどこで何をしている?”の核心に
なかなかたどり着かないもどかしさはずっと感じた。本当はもう
とっくに死んでいるのでは?とも思った。真相は本編でご確認を。
そして終盤に話の全体像が見えてくるのだが、この展開は個人的には
感心しなかった。何というか取って付けたような印象で、確かに辻褄は
合うかもしれないが「○○が▲▲にいて□□した、その後××」という
くだりがいかにも作者の創作っぽくて自然には感じられなかった。
あと方言のせいなのか台詞が何を言っているのか分からない箇所があった。
妻夫木聡・広瀬すず・窪田正孝・永山瑛太の4人をはじめ出演者の
演技はとても良かった。
もちろん自分の目当ては広瀬すず。今年は半世紀以上昔の人物を演じる
作品が3本公開。
「ゆきてかへらぬ」「遠い山なみの光」ではきらびやかな姿に魅了されたが
今作ではもう少し地味な印象。役柄がどんなに地味でも衣装やメイクが
普通の人っぽくても、やっぱり本人が放つ輝きは画面を通して伝わってくる。
作品ごとに違った顔を見せてくれるし大人の女性を演じられるようになって
演技の幅も広がったと感じる。
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3時間超の映画でトイレが近い自分は膀胱が持ちこたえられるかが心配
だった。出口に近い通路側の席にて鑑賞。尿漏れパッド(大容量)を
事前に装着して臨んだ。結果は問題なし。
その日の体調に左右されるようで、2時間の映画でさえ終盤苦しくなって
くることもあるから今回はたまたまだろう。
広瀬すずを愛でるためにあと1回は鑑賞したいが次回も万全の体制を
整えることにしよう。
意義のある重要なテーマではあるが…
戦後の占領地から本土復帰後も続く沖縄の苦悩と葛藤を描いた意義のある重いテーマだった。そして、豪華俳優陣の熱量は高く、特にレイ(窪田正孝)のやさぐれた表情はゾクッとする程に惹き込まれた。一方で、ストーリーの造り込みは相当に雑と感じた。先ず、沖縄県民が負わされている不条理と怒りが蓄積し暴動に至るが、一つひとつのエピソードが字幕テロップニュースの如く味気ない。美しい沖縄の青い海と空が広がる元で米軍の醜いほどの横暴(暴行殺人・空軍機墜落責任・酒酔交通事故)によってもたらされた家族の深い悲しみや苦悩の表情があって然るべきなのに、その様子は掘り下げられていない。元気だった頃の対比として不条理な死がもたらした家族の描写があれば、もっと感情移入して俺も暴動に加担していたと思う。次に、序盤で行方不明になったリーダーのオンをグスクが探す状況を終始据えながらストーリーが展開していくが、オンを探すことの必然性と作品に於ける位置付けについて説得力が欲しい。更に、オンが思いがけずに手に入れた宝(ウタ)の宝たる所以の伝え方が不充分だと感じた。この映画は、俳優陣の熱演とスクリーン上の迫力や臨場感に見処はあるが、エピソードを際立たせる背景描写やストーリーの全体構成は発散していると感じた。ミステリーの余白を考察して愉しむ作品ではなく史実を題材とした重要なテーマを取り扱った長時間の大作であっただけに残念な思いが積もってしまった。余談ではあるが、つい辛口になってしまったのは大好きな広瀬すずが役にハマってなくて無駄使いに感じたからかも知れない。この役は山本舞香の方が映えたかな(笑)。
長さは感じなかったです
全359件中、21~40件目を表示
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