劇場公開日 2025年9月19日

「数多の犠牲を強いられている沖縄の現実」宝島 galarinaさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0 数多の犠牲を強いられている沖縄の現実

2025年11月11日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

長尺であることが見ない理由になるなら、それはあまりにもったいない。
迫力のあるコザ騒動のシーンはもちろんだが、
あの広瀬すずが鉢巻を巻いてデモ行進し「アメリカ出て行け!」と叫ぶ。
そのシークエンスが衝撃的だ。
なぜなら、今を生きる私たちはあまりにも政治的言動に敏感で弱腰になっているから。
本土の平和のために常に犠牲を強いられてきた沖縄について少しでもその痛みを共有するということ。
本作の意義は大きい。
早々にYahoo記事などで興行を叩かれているのも、テーマが「沖縄」だからではないかと穿った見方をしてしまう。
どこからの横槍でも入っているのかと。
学校行事で映画鑑賞に行くなら「国宝」ではなく「宝島」でしょう。
配信で191分見られますか?無理でしょう。
映画館で見るしかない。

galarina