「感謝しかないです。」宝島 ひまわりさんの映画レビュー(感想・評価)
感謝しかないです。
沖縄出身者です。宝島観ました。
中々触れられていなかった戦後アメリカ統治下だった沖縄の史実を映画化して頂き感謝でしかないです。監督や役者の熱意に本当に感動しました!
小学生のとき、今から40数年前にもなりますが、ゴヤのセンター通りは復帰前の名残りが今より残っていて、土曜日の夜に車で家族で通ると、米兵相手に飲み屋で働く女性たちが街を出歩くたくさんのアメリカ人の客引きをしていました。酒に酔って大声を出す軍人は怖かった記憶があります。米軍が犯罪を犯しても日米地位協定により、日本の法律で裁くのが難しいという沖縄の現状を当時父から聞いて、小学生ながらショックを受けました。戦後は日本全国が大変な状況はあったと思います。しかしながらアメリカ統治下に置かれてしまった沖縄の状況やウチナーンチュの声は一体、本土に届いているのだろうか?切ない気持ちにさせられる事がありました。この映画を通して、全国の人の沖縄を理解してくれているレビューを見て、こんな時代がきてくれたことに感謝とグスクのセリフ「10年後、20年後はもっと良くなっているはずやさ」が心に刺さります。ウチナーンチュ含め日本人が改めて平和を願う気もちにさせられる映画だと思います。
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