「ノンフィクションとフィクションの間で」宝島 Bang!さんの映画レビュー(感想・評価)
ノンフィクションとフィクションの間で
スクリーンを見つめながら、何度か現実と夢の境目がわからなくなった。
ノンフィクションとフィクションが混ざり合って、少しだけ頭がくらっとする。
沖縄という現実の地で、描かれるのは“戦後”と“今”の狭間。
演じているのに、どこか本当の痛みが滲んでいる。
記録と創作、その両方が息づくような作品だ。
「Hero’s Island」という英題も象徴的。
ヒーローとは誰のことか? そしてその“島”はどこにあるのか?
幻想と現実の交差点で、観る者に問いを投げかけてくる。
物語の熱量は確かに感じるけれど、
そのリアリティの濃さに、少し息が詰まる瞬間もあった。
美しくも、重たい。
そんな“現実”の断片が、心に残る。
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