劇場公開日 2025年9月19日

「息子を返せ」宝島 Mさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0 息子を返せ

Mさん
2025年10月6日
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というプラカードの意味を初めてきちんと考えた。その意味でこの映画を見てよかった。
よくできた映画だったが、劇的すぎてほとんど感情移入できなかった。そのため、心を動かされる場面もほぼなかった。
数年前、沖縄に行った時、辺野古の埋め立ての砂利(?)を乗せたダンプが出入りするところにおじいちゃんおばあちゃんがいっぱいいて、デモ(?)みたいなことをしていた。その事を地元の人に話したら、「外から青春をしに来る人が沢山いるんだよね」と冷ややかに話していた。実際にそのうちどれくらいの割合の老人が県外から来た人なのかは定かではないが、沖縄の問題は単純ではないことがわかった。
沖縄の方々にとって、この映画が、その老人たちの姿と重ならないとよいのだが。
せめて、原作者と監督が沖縄出身の人であることを祈る。

M
あんちゃんさんのコメント
2025年10月10日

すいません。勘違いをしていました。直木賞のころからそう思い込んでいたので。

あんちゃん
Mさんのコメント
2025年10月7日

原作者は沖縄の方とのこと。とても安心しました。

M
あんちゃんさんのコメント
2025年10月7日

原作者は沖縄の方、映画監督はそうではありません。でも手を取り合って沖縄を理解してもらおう、理解しようという熱意は感じました。沖縄問題は、本土の方ではサヨクによるラディカルな活動だという認識が進み、急速に関心が薄れていっている感覚があります。この作品に対して、映画の出来不出来は別として、観客が入っていないとの冷ややかな論調で語る人が多いのもその表れです。沖縄の過去について勉強もしないで、沖縄の人々を傷つけることが平気で発言できる風潮が広がりつつあることに強い怒りを覚えます。

あんちゃん
ひなさんのコメント
2025年10月7日

Мさま
共感ありがとうございます🙂

映画の「中」と「外」への視点を持つ、こういうレビューに出会いたくて、このサイトをのぞいています。

大友啓史監督は朝ドラ「ちゅらさん」の演出から25年、妻夫木聡さんは映画『涙そうそう』の主演から20年、それぞれ沖縄との深い縁があります。

沖縄のデモを扇動する県外の人々、沖縄のローカル新聞に躍る「沖縄国は独立せよ」の文字、コザ暴動や米軍機墜落事故の事件を知らない県民…驚かされました。

NHK大河ドラマ「西郷どん」では、薩摩藩が琉球を奴隷のように支配・搾取していた歴史を知りました。

WOWOWのドラマ「フェンス」では、復帰50年の2022年の沖縄に、国・性別・出自・職業などから、複雑な対立・差別・加害・被害があることも知りました。

『宝島』のグスクの10年、20年後には…という希望は、55年経った現在も「希望」のままです🥲

ひな
トミーさんのコメント
2025年10月7日

共感ありがとうございます。
外の人からの目線で作られた・・とは思いましたね。それはそれで意味があると思います。

トミー
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