「ウチナーのために」宝島 IPTDPPさんの映画レビュー(感想・評価)
ウチナーのために
宝島を観て 今の沖縄、そして自身の生き方そのものだなと思った 。
そう思うウチナンチュは 多いのではないか。
映画では 戦果を上げてみんなに配る、 その利益で未来の沖縄のために学校を建てる、ということをやっていた。 私自身も 沖縄のためにと思いながら、自らの仕事を頑張ったり、 地域のためや自分の子供たちのためにも頑張った 。
そして私と同じように 沖縄のためにと思って一生懸命やっている仲間たち も周りにはいっぱい いた。
でもなかなか 沖縄の状況は変わらない。
アメリカに支配されていた頃、ウチナンチュの安心な生活は犠牲にされていた。
復帰後、日本に戻ってからの今、アメリカと日本の両方に支配されていると思っているウチナンチュは多い。米兵による犯罪、ウチナンチュの貧しさ、は 戦果アギヤーの時代と変わらない。
崩そうと思っても日本とアメリカの正義の中に埋没されて、沖縄の犠牲が当たり前になっている。その状況を日本国民が当たり前に感じて、自国の悲劇として見えていない。
主人公が「なんくるないさではどうにもならん」と言っていたのが心にしみる。
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