「作り手目線過ぎて、観客は取り残されている」宝島 Bigcatさんの映画レビュー(感想・評価)
作り手目線過ぎて、観客は取り残されている
クリックして本文を読む
本来伝えたかったであろう、沖縄に関係するメッセージについては尊重も共感もしますが、残念ながらこの映画作品からはほとんど伝わってこなかったです。主役?のオンを探し求めるお話しに変わってしまってはいないでしょうか。
また、オンは英雄的存在という設定のようですが、映画中ではなるほどと思えるほどの描写はなかったように思います。そのため、英雄的どころか単なる悪人のようにも見えてしまいました。
あまり魅力を感じられないオンをなぜそれほどまで皆が慕うのか、観客の立場では良くわからないまま終わってしまいました。さらには、作品のかなりの時間を占める、戦闘・暴動シーンも説明不足で、誰に対して何のために争っているのかよくわからなく、作品に惹かれる要素が乏しくなってしまったように思います。
上映中、途中退場しようかと何度か思ってしまったので、申し訳ありませんが低めの評価にさせていただきます。自分には合わない作品でした。
原作小説を読了し満足でき、さらに映画でも見てみたいと思われた方向けの作品なのかもしれません。
コメントする
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。