劇場公開日 2025年9月19日

「沖縄だけ?」宝島 ぇんちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5 沖縄だけ?

2025年9月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

沖縄の過酷な戦後、犯罪でも〇春でも「アメリカー」に寄生しなければ生きて行けなかった環境は、少しの違いで本土(ヤマト)でも起きても不思議ではなかった。今更ながら昭和天皇陛下の「命を掛けた」マッカーサーとの交渉と朝鮮戦争特需に感謝するしかない。沖縄にはどちらもなかったので「戦後復興」から取り残され、米軍統治も継続されたため命がけで米軍から「奪い取る」か、「寄生する」以外の生きるすべはなかった。
結果、本土に対して反発しながらも復帰を望み、米軍に対しても反発と寄生の入り混じった複雑な感情が煮詰まってクライマックスの「コザ暴動」に至った。
本作では、「米軍」相手にしたたかに生きてきた者たちの、ある者は公務員(刑事/教師)となり、あるものは「ヤクザ」となり、米軍(とその傘を借りた本土人)との決戦に挑む、合法的に、あるいは非合法に。
最後にオンの運命が明らかになるが、彼だけでない「ウチナンチュ」の生きざま(死にざま)が全編を通して示された。みんな前を向いて生きてきた。多分これからも・・・

ぇんちゃん
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