「観てよかった。観てほしい。」宝島 Tabbyさんの映画レビュー(感想・評価)
観てよかった。観てほしい。
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3時間越えの長さに、寝不足の私は、眠くなるのではないかと心配していた。でもそんなことは杞憂だった。妻夫木聡のグスク、窪田正孝のレイ、そして行方不明になるオン、永山瑛太の3人を含む戦果アギヤーの逃避行から始まるこの映画は、私を眠らせてはくれなかった。行方不明になったオンの恋人ヤマコ、広瀬すずを入れて3人がオンの行方をそれぞれのやり方で探してゆくが、沖縄の混沌の中に巻き込まれていく。
あったことは変えられないけれど、復讐するか、前を見るかで全然違う。レイとグスクがまさにそうだ。この対決のシーンはとても見ていてつらかった。今の沖縄の現状を知ってしまっているからだ。
みなさん本当に熱演だったが、私は窪田正孝の演技に目が離せなかった。新境地、といった感じかと思う。
私は沖縄返還のニュースを見た記憶があり、基地問題を追ってきたつもりだった。けれど何もわかっていなかった。この映画はフィクションかもしれないけれど、事実を検証して作られていて勉強になった。
観てよかった。
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