「HEROたち」宝島 chiliさんの映画レビュー(感想・評価)
HEROたち
あまり調べてから映画館に行くタイプではないので、あとから3時間以上あったと気づいて驚きました。最近長い映画が多くなって知らずに鍛えられたのかもしれないけど‥
72年は生まれ年なので、中国国交回復や沖縄返還などのトピックは気にしていたほうですが、知らなければならないことがもっともっとある、とあらためて思う映画でした。
今まで深く知ろうとしていなかった自分にショックをうけています。なのでストーリーについては何も言えません。それが正直な感想。もっと学ばなくては。
役者さん方の熱量に圧倒されました。すずちゃんは最近文学色の強い作品に続けて挑戦していて、とても応援しています。
瑛太さんは、福田村事件のときに似たカリスマ性のあるリーダーを演ると右に出る人はいません。全然違う、エルピスでちょっとだけ出てきた影のある役、オリバーのときのキレキレの役、それでも生きていくの暗くて不器用な役、のだめちゃんの明るいロック少年、数えきれないバリエーションがあるけれど、共通してすごいオーラを放ってると思います。少し怖いくらいです。
今回いちばん目が離せなかったのが窪田くん。優しい役柄も多く演ってる中、ヒリヒリした哀しいテロリストが新鮮で、ポスト瑛太なのではと思って見てました。いえ、タイプも違うから同じではないのですが。
それから、あっ♪と嬉しい登場してくれたのが奥野さんと、塚本さん、ピエール瀧さん笑 奥野さんは坊主のイメージが強かったので最初きづけませんでした。あと、どの作品でも中村蒼さんのポジションが凄く好き‥何故いつもここなんだ笑
コザ暴動のシーンは迫力があるだけでなく時間も長くて、それに耐える妻夫木くんの表情の変化も圧倒されました。それにしても凄いエキストラにセット、ゴッサムシティかと‥
これは映画ではなく、今と地続きの歴史なんだと、学び直そうと思います。
ひなさん、コメントありがとうございます。キャスティング愛が強いのがダダ漏れになってしまいました笑 作品側から、役者さん側から、映画っていろんな楽しみ方ができますよね。
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