「忘れられていた沖縄。でも原作を読んだ後に観て…」宝島 豆之介さんの映画レビュー(感想・評価)
忘れられていた沖縄。でも原作を読んだ後に観て…
原作を読んでの鑑賞。語り部(ユンター)のいない映画をどう運ぶのか興味があったが、やはりグスク、ヤマコ、レイの三人で見せてくる。
沖縄県の高校球児が甲子園に行くためにパスポートが必要だった時代。甲子園の砂を持ち帰ることが許されなかった時代。異国の土という理由で。
映画化する際に避けて欲しいと願ったのは、グスク、ヤマコ、レイを類型的なヒーロー、ヒロイン、アウトローにしないこと。だからグスクに支えられて号泣するヤマコの描き方は残念。ヤマコは戦果アギヤーにさえなれるかもという筋金入りの女性だと思っていたし、原作でもグスクが近寄れないほどの慟哭を上げる場面だったから。
ただクライマックスのコザ暴動の時のグスクとレイのやり取りは圧巻。これはさすがと言うべき。
ウタがどうなったのか…恐らく…だけれど原作ほどはっきりと描かれていないので少し疑問符が。もしかしたら入院したのかと混乱している。
迫力満点のコザ暴動。でも原作にある沖縄島民の怒りの爆発「たっくるせ」の大合唱がなかったのは悔しさすら感じた。あの声こそ入れて欲しかった。
蛇足だが前半番宣の「製作費25億円」はちょっとしつこくてうるさかった。数字を出されると私は少し白けてしまうものだから。
豆之助さま
コメントありがとうございました😙
>主演三人の熱演は見事。 日本本土にとって沖縄の「空白の時代」を映画化した姿勢は大いに評価したいと思います。
良かったです、私も同感です🤭
豆之助さま、初めまして🙂
プロモーション、数字が逆にノイズになってました。製作費・エキストラの人数・燃やしたヴィンテージのアメ車の台数…
今年初めの頃の、ナレーションも台詞も無い30秒の予告は、静かな映像だけで震えたのに…
YouTubeの公式に上がっているのでのぞいたら、同じコメントしてる人が何人もいました🫡
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