あの人が消えたのレビュー・感想・評価
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「ブラッシュアップライフ」の水野格監督が挑む予測不能なミステリー・エンタテインメント!!
一昨年バカリズム脚本で話題を集めた「ブラッシュアップライフ」はもうご覧になりましたか?
何度見返しても、改めて面白い仕掛けが散りばめられており、たくさんの賞を受賞したのも納得の傑作ドラマでした。本作は、その「ブラッシュアップライフ」で演出を務めた水野格監督が、企画/脚本/監督まで務めた長編デビュー作映画となっています。リサーチ不足で観に行くのが遅くなりましたが、間に合って本当によかったです。ネタバレ厳禁な映画なんで、詳しくは書けませんが、まだ観ていないあなたに是非ともオススメしたい映画です!!
ネタバレなしの内容をざっくり。
「次々と人が消える」という噂のマンションを舞台に、配達員の青年丸子(高橋文也)が、会社の先輩荒川(田中圭)と2人で怪しげな住人の正体を探るべく、思いも寄らない大事件に巻き込まれていくという「先読み不可能」なミステリー・エンターテインメント。
前半は、ふむふむ。
ってな感じでしたが、後半からいよいよネタバラシきたか?
ふ〜ん、なるほど。なるほど…。
なんて、落ち着いて観ていたら、怒涛の後半30分からの圧巻のラスト10分に空いた口あんぐり。心の中は拍手喝采👏の若干鳥肌。
ひとこと、感想はといえば、
お見事👏so cool😎
想定内の少し斜め上をいく展開に、「えぇーー!」からの「うわぁ〜」で、「いやぁーー」になって、
「あーーー、そうなるか」って…。
全然わからんね🙄
想定内の少しだけ斜め上ってのが、一番のミソだと思います。全くの奇想天外、衝撃のラスト!ではない。
とにかく、一度観てみてみなさんこ感想を聞かせて欲しい。
そんな映画です。
いやぁ、私は好きだわぁ。
後半だけでももう一回観たい。
そりゃ、前半若干グダグダだったり、ストーリーにツッコミどころはたくさんあるよ。でも、な〜んも考えずに観るのが吉よ。
せっかくお金払って観に行くんだから、楽しもうって心構えで行くの大切よね。
やっぱ染谷翔太くん、最高よね!あの何考えてるかわかんない眼力に騙される。12月の『聖☆おにいさん』も楽しみ😊
どうしても映画館でなきゃ!って作品ではないですが、大きいスクリーンで見た方がラスト感動しますよ🙄
水野格監督、要チェックですな。
あんま、宣伝過多じゃないのも好感がもてます。口コミでもっと広がればいいのに。
水野監督、
次の作品も楽しみにしています♪
オリジナル脚本の妙味を堪能した
原作モノが多くを占める商業映画において、完全オリジナル脚本の長編監督デビュー作が製作されることは珍しい。まずは製作陣の首を縦に振らせたその真価を自分自身の目で吟味する上でも、本作の劇場鑑賞には大きな意味がある。とはいえ、肝心のストーリーの後半以降はネタバレになるのでここではいっさい書けないし、中でもラストの顛末は観賞後に人と大いに語り合いたくなる箇所だと思うので、できるだけ批評や感想から耳を塞いだ上で体感していただきたいところ。我々をミステリーとドラマと時折コミカルな描写が相まった独特の日常へといざなう高橋文哉の声のトーンや透明感のある存在感が際立ち、また冒頭で描かれるコロナ禍で誰もが経験した出口なき息苦しさや、単調な日々の中で自分の感情を上向かせてくれる趣味やエンタメへの言及もまた物語を効果的に展開させている。重すぎず、軽すぎず、「そうきたか!」と手を打ちたくなる趣向と仕掛けを満喫した。
意外な展開
恐るべし作品
2024年の作品
「小説家になろう」という実際のサイトがあることや「小説版」があることで、この作品は底から来たのかと思っていたが、実際にはこの映画のために作られた脚本がオリジナルだった。
ここにも監督がトリックを仕掛けていたのは間違いない。
この作品はホラー的要素から始まり、コメディタッチな刑事ドラマ、それが大どんでん返しとなり、最後は伏線が回収されるように逆転劇がある。
同時にエンドロールに描かれた漫画は、物語と現実とを曖昧にして、奥深さと余韻と演出している。
まるでトリックのように最後まで「事実」がわからないのと、この作品自体の出どころの隠匿には、監督からのメッセージがあるように思える。
また、
物語の根幹を「ライトノベルズ」として表現することで、気楽に見てほしいという監督の思惑も感じる。
それでいて、設定はかなり手が込んでいて、矛盾だらけのようでいて全く矛盾がない。
設定上、プロットの些細なクエスチョンが「下らなさ」を感じさせるが、その下らなさが最後にしっかりと着地している。
見終えたあとに「してやられた」感が拭えなくなった。
バカにしていた相手が超大物だった感じだ。(寿司屋のネタの被り)
マンションの住人が次々に登場して、それぞれの秘密や人間関係が明らかになっていく様は、宮本輝氏の「人間の幸福」と似ている。
そこに小説のトリックが重なり、ホラーが刑事ドラマに変化する。
このコメディタッチの刑事ドラマはツッコミどころが多すぎて、見たことを後悔してしまうほどだった。
しかし、2024年の邦画でそんなことは絶対にないと思った。
そして「やっぱり」になるが、それでももう一つありそうな気配に、端然と応えてくれた。
やられた感は最後のエンドロール。
作中実際に起きた「怪奇現象」
幽霊という不可思議なものが、もし本当にあるのならば、主人公丸子夢九郎の唯一の夢だったコミヤチヒロの小説「スパイ転生」の中に転生することだったのかもしれない。
丸子はコミヤのネット小説の世界に惹かれ、そのトリックに感動した。
同時に配達先のマンションに住む小宮千尋こそ、コミヤチヒロに違いないと思った。
結果、その小説の内容とトリックが、本当の事実に気づいた。
コロナによって飲食店を解雇された大学生丸子は、コロナによって忙しくなり始めた配達員の仕事を始める。
しっかりした流れだ。
そしてこの流れが刑事ドラマによって突如乱れるが、そもそも配達員丸子の私情が悩ましさを生む。
この丸子の私情がこの物語を紡いでいるが、丸子にとって「スパイ転生」の世界に半分足を突っ込んでしまっているのだろう。
それは、彼自身の人生の終焉であると同時に、現世の彼のつまらない人生から異世界冒険ミステリーの実現に向けた一歩だったに違いない。
やはり「物語は終わらない」のだ。
丸子は次の世界で、「スパイ転生」の主人公となってその異世界で冒険とミステリーを経験するのだろう。
この我々が霊的世界と呼ぶ世界は、必ずしも三途の川を渡りお花畑が続く世界ではなく、丸子のように「自分が思い描く世界」に生きる事ができるのかも知れない。
それがエンドロールに示された「漫画」
実写版の映画の中で、霊界を「漫画」によって表現するというのは、この物語に奥行きを与えつつ、新しい世界はきっとあるはずだという希望にも似た「余白」として視聴者に提供している。
この点に私は「してやられた」
ライトノベルズ的演出には、大いなる真実という「逝かなければわからない謎」の答えが提示されていた。
この作品、恐るべしだった。
予想外の面白さ
期待を裏切る面白さ!
すごいすごいすごい!!!
わたしはネタ元映画を観ていません
B級感
近隣での上映はあったのだろうか。
予告編を見た記憶もなく、前知識もなく観賞。
有名どころが揃っていて(あの話題の人までいて)
ストーリーも2転3転して意外性もあるのに、
この拭いきれないB級感や物足りなさはどこから来るのだろうか。
1つは演技のぎこちなさだろうか。
演技力というより演出上そうしてる???
元々ぼーの方もいるけれどそうじゃない方が多数と感じるけれど。
2つめはすべてにおいて既視感があること。
極めつけはシックスセンス。
いろいろと仕込んであるけれどどうにも心に響かない。
近頃よくあるまたこのパターン?って感じのネット漫画に似てる。
BDでちょうど良かったかな。
伏線は回収されていない?それとも伏線ですらなかった?
中盤以降、おもしろかったんですが…
サスペンス風の作品なのかと思って見ていたら、話が急展開。
コメディタッチになって、そこからの方がおもしろかった。
でも、終盤に、もうひとひねりふたひねりあって、そこからが問題。
強引すぎて、なんかはちゃめちゃになってしまったという印象。
なんか、残念。
配達員の青年が一番ストーカーじみていて、ハラハラしながら観ていた。...
途中の寸劇回想
面白く鑑賞しました。 役者さんは知ってる方が多くてそこそこ力作と思...
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