アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師のレビュー・感想・評価
全93件中、61~80件目を表示
個人的に今年No.1
なんの前情報もなく、好きそうな内容かと思って見ました。
展開が早く、ハラハラドキドキ、笑いあり、涙あり、凄く満足したし、見終わって興奮気味。
最近、ドラマや映画で気になってる女優さんがいて、今作でもやっぱり良かった(弁護士+母親)
家族GPSの流れで、岡田将生さんと家族で夕飯のシーン、娘さんとの演技論とか面白かった。
3人の写真で泣けました。
よかった
けっこう面白かった。主人公が地下ビリヤードでターゲットと距離を詰めるのだけど、別に負けてもよさそうなものだし、主人公でなくても岡田将生がビリヤードをよさそうだし、そもそもビリヤードで近づくことにこだわる必要もなさそうだ。ビリヤード台の下につける器具は赤いランプが目立ちすぎだ。よくできている話っぽいけど、そうでもない感じもする。謎解き検証などはあまりする気が起こらない。
14億円奪って10億納税って、他のメンバーたちは分け前でもめないのだろうか。せめて一人1億は欲しいのではないだろうか。
良かった〜!
上田監督といえばあのシアター感満載の映像、
いい意味でそれを残しつつ、新しさも入っていてよかった。
特にタイトル入るところ、めちゃくちゃ良い〜!この映画で1番好きな部分かも。地味な演出から、切り替わる感じとっても痺れた!
ちょっとアレ?となるところが数カ所あったけど、
それをひっくるめてもとても面白かった!
他作品で申し訳ないですが、コンフィデンスマンと地面師好きな私には大興奮な映画でした!!!
(いつ撮ったのか分からないけど屋敷や持ち主の雰囲気とか地面師にめちゃくちゃ被ってて笑っちゃった。)
笑えるし、泣けるし、良い映画でした!
トンカチ娘が不要だったのと、
自殺した同期の妻子にも伝えたかった、
てか実は葵ちゃんが娘だった、だったらよかったな。年齢合わないけど。
演劇やってる熊沢の娘がラスト入ってくると期待しちゃった〜〜。欲張りすぎか。
庶民が平和に生きる為
実直な税務署員・熊沢二郎を内野聖陽さんが熱演。家族の洗濯物を畳んだり、お風呂掃除に励む姿がユーモラス。
クールでスマートな詐欺師・氷室マコトを演じた岡田将生さんがハマり役。こんな岡田将生さんを見たかった!高畑充希さんとのご結婚おめでとうございます ㊗️
何事にも一生懸命な熊沢の部下を演じた川栄李奈さん、吹越満さん、小澤征悦さん、皆川猿時さん、他皆さん適役でした。
神野三鈴さん、もう素敵過ぎる!
エンドロールにボランティアエキストラの皆さんのお名前も。
ラスト迄引き込まれた。
ー スリは詐欺の基本
ー なんの話ですか?
映画館での鑑賞
良かった!
冴えない公務員の主人公が詐欺師と協力して詐欺をして脱税分の税金を払わせる話
•詐欺の方法を聞いた時は大丈夫か?と思ったが、結末がいい裏切りで結構好みだったし、ここが伏線になるのかと言う驚きもあって良かった!
•相手の顧問弁護士めっちゃ嫌いだなーと思ってたら、どんでん返し!すっかり騙された、、悔しい!
•正直ラストの流血はいるか?と思ってしまった、、それくらい恨んでるけど、、ということか?
鑑賞動機:あらすじ9割、この数年の岡田将生1割
若干勢い任せなところもあるが、まあ、思いっきり騙されたし、とても楽しかったので。
この間の葛飾北斎(『八犬伝』)と同一人物とは思えない内野聖陽はすごいね。原作ドラマは観ていないが、マ・ドンソクにとらわれずにやったのがよかったのでは。そして岡田将生は相変わらず絶好調。軽薄だけど頭の切れる詐欺師役からの…うん、お見事です。
内野聖陽はさすがすぎた。面白かったです
よく考えればおかしな点は多数あるものの、それを無視できるほど面白かった。
内容は二転三転して緊張感が続くのもいい。ところどころ笑いがあるものいい(ただし、近くの席のオッサンが大声で笑うのは困りました。)
「公務員と7人の詐欺師」のはずなのに、詐欺師6人しかいないじゃんと思ってました。
そして最後、分捕った金で納税して手打ちにしたのが自分好み。これで全員の面目が保たれ、脱税も癒着も詐欺も無かったことにして日常に戻るということなのだろう。
それにしても、内野聖陽という人は、どんな役でも本当にそう見える。川栄李奈、小澤征悦もよかった。
脚本のうまさに震える
上田慎一郎監督は脚本がめちゃくちゃうまいんだよね。
《カメ止め》は「実は……」の構造で注目されたけど、登場人物の動きが自然さとか家族愛を入れてくるところが効いてると思うの。
この作品もめちゃくちゃうまいね。
気弱な主人公がどうやって脱税王と戦う気になるかなんだけど、頭からワインかけられても耐えて、部下に見限られても耐えて、でも、かつて自分が見殺しにした同期が軽んじられていたところで気持ちが変わる。
普通はどれか一つで気持ち変えちゃうんだよね。三つやられて、しかも自分がバカにされるのは耐えられるけど、友だちだと耐えられないっていうつくりがすごいの。
部下に見限られるところもすごいね。罵声を浴びるわけでもなく、淡々と『しょうがないですよね』って感じで見限られんの。怒鳴ってくれよ、その方が気持ち楽だよってとこだね。
ただこれ韓国原作なんだね。そこのうまさもきてるかもしれない。
さてやるぞとなったら、後は色んな人物の思惑が絡まりつつ動いて、「実は!」「実は!」でやっていくのは上田慎一郎監督のまさに自家薬籠中の物。
安心して最後まで観ていられるね。
安心しすぎて「絶対に最後勝つよな」と思ってしまうのが敢えて言えば弱点かな。
「すげえなあ」っていう脚本なんだけど、それだけにツッコミたいところも出てくるね。
7人でチーム組んでるけど、五十嵐薫(鈴木聖奈)の出番がほぼないでしょ。原作は連ドラらしいから、映画の尺にしたときに出番なくなったと思うんだけど。
上田慎一郎監督は役者の見せ場を必ず作る監督だから、余計に違和感あったな。
他のメンバーもそんなに活躍しなくて、活躍すんのほぼ熊沢(内野聖陽)と丸(上川周作)なんだよね。チームの意味がちょっと薄い。尺が短いからしょうがない。
実は神野三鈴が大活躍してましたって最期に明かされるけど、「ええ!」っていうより、「そこ、なくてもいけたんじゃね」って感じはあったな。写真の試験は情報ないと突破できそうになかったけど。
『偽の警察に通報しました』も丸がハックして警察への電話を偽警察につないだのかなと思ってた。
内野聖陽は冴えない税務署職員の役なんだけど、オーダーメイドのスーツがいきなり似合っちゃうんだよね。俳優だからしょうがない。でも、そんな税務署職員いないと思う。
神野三鈴は最期にバイクで駆けつけてTシャツ姿になるんだけど、下着の線がいっさい出ないんだよね。どんな着方してるんだと気になっちゃった。
ラストの小澤主税をボコボコにする妄想シーンは必要だったかな。あれは格が逆転したって表してんのかな。小澤主税はもうこんな役しかやらせてもらえないのかな。
上田慎一郎監督はここ数作「ん?」ってのがあったんだけど、発注側のオーダー内容がおかしかったんだろうな。ある程度、自由に作ってもらったら凄いの作るなと思ったよ。
最初から最期まで抜かりなく面白いから、必見だね。
原作は韓国ドラマだそうです。税務署職員と天才詐欺師集団が手を組む荒唐無稽なストーリー
真面目な税務署員熊沢二郎は、詐欺に引っかかり金を騙し取られてしまうが、刑事である親友の助けで詐欺師を探し出す。
ところが、その詐欺師は熊沢が追っている脱税王を逆に詐欺にはめ、脱税した10億円を徴収してやる代わりに自分を見逃して欲しいと言い出す。
熊沢はその脱税王がかつて自分の親友を罠にはめて自殺に追い込んだことを知り、詐欺師の仲間達とアングリースクワッドを結成し復讐と税金徴収ミッションに挑む。
個性的な俳優達のコミカルな演技は笑えます。最後のタネ明かしにご期待下さい。
タイトルなし(ネタバレ)
地面師やオーシャンズを観てると新鮮さが薄れるかも。
大物俳優がちょいちょい出てたのに画面が地味で時々学芸会を観てる感覚になった。映画よりドラマの方が向いてたのではと思ってしまう。もう一度2,000円出して映画館で観たいとは思えなかった。
これはオススメ!面白かったです。伏線回収が心地良い~
そろそろ11月も終わり。
毎週入れ替わる様に新作ラッシュで。
劇場は大忙しの模様ですね。
ここに来て 全く期待度ゼロでしたが
本日観た「アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師」これはオススメかも。
元は韓国テレビドラマからのリメイク映画の様ですが。
観ていて この緻密な詰め方、韓国ものでしたか。
でしょうね~と途中で気付きましたけども。
基本詐欺師の話なんですが、脱税で逃れている悪い奴から
なんとか追徴課税を払わせたい税務署の真面目な男。
ここの 詐欺集団への加わり方への流れと、脱税企業のガ-ドと、税務署の堕落と本音。この辺りが絶妙なサジ加減で笑えて納得します。
コンフィデンスマンJP~じゃんと言う声も有りそうですが
人物背景等が確りしている点が大きく違いますかね。
元の話が長いので、映画にした場合かなり詰め込み過ぎな感じはしましたが、内容的に深く決して飽きさせない作りに成ってます。
特に最後まで観て、伏線がキッチリと回収されていく辺り
流石ですね。
最後の熊沢の決めセリフ、ここも税務署員らしいキメ方。
俳優陣は皆さん個性派揃い。
とっても良かったと思います。
監督:上田慎一郎さんなんですね。”カメ止め”で一躍有名に成って多分いっぱい儲かった?それで税務署来たのかな?
だからこんな作品を手がけたのでしょうかね。
まるで一時期の伊丹監督のようですね。
”お葬式”で大ヒットして、税務署やって来て。その時の想い発想から”マルサの女”を製作されましたからね。
今作もその流れを感じますねw
どの役者さんも活き活きしてて、非常に面白く楽しかったです。
これは結構ヒットしそうに感じました。
ご興味ある方は
家族、友人誘って
是非 劇場へ!!
名前を忘れたままのあの日の鼓動
上田監督久々の新作という事で楽しみにしながら鑑賞。
オリジナル元のドラマは未視聴です。
いやー痛快爽快な快作でした。
フラストレーションの溜まる展開も後半への布石として面白さに繋がっていましたし、詐欺師と公務員が手を組むといった独自的な展開も相まってワクワクドキドキしっぱなしでした。
タイトルが途中でバーン!と入る演出も今作のプロローグからオープニングに繋げていくって感じの演出でオッシャレ〜ってなりました。
正義感の強い部下を止めようとして権力者に目をつけられた挙句、詐欺師の手口にまんまと引っかかってお金まで取られた公務員のおじさんの真っ直ぐで真面目な復讐劇なんて難しい要素満載なのにコミカルさとシリアスを良いバランスで盛り込んでくれて見応えありありでした。
権力者も底の無いクズってのも最高で、小澤さんの飄々とした演技も相まって憎さ満載だったのも物語にスパイスを与えていましたし、コイツには痛い目に遭って貰わないと気が済まない…という気分を詐欺師たちと共有できたのもデカかったです。
地面師というものがスッと入って来たのもあって不動産と土地所有者の駆け引きなんかもスリルがありました。
土地の写真を見せて自分の土地なら分かるでしょう?という無理難題を押し付けてみたり、現金そのままでの減額の交渉だったり、実際に起こっているんだろうなと思うところもあって考えさせられる場面もありました。
窮地に陥ってからの展開の捻り方は唸るものがありました。
目論見がバレてハンコを押すと同時に部下が突入してくるという流れをどうやって潜り抜けるのかといったところで、盗むためのお札は紙幣カウンターと下の階を繋げてそこから偽札と入れ替えて段ボールに詰め詰めして運搬といった流れでかなり原始的だけど、そこを繋げるのかと1本取られました。
警察も友人が手伝ってくれて事なきを得て、橘の元へ潜入していた秘書が最後の7人目、そして氷室の母とトントン拍子で分かって点と点がバシッと繋がってスッキリしました。
ラストシーンは中々に衝撃的なもので、橘の元へ向かった熊沢がそれはもうフルボッコにしてビリヤード玉を口の中に捩じ込んでボコボコにする狂気的な面を見せてくるので怖かったですが、胸ぐらを掴まれた橘の脳裏によぎったもので一安心しましたし、徴収の報告で済ませた熊沢に男らしさと優しさを感じられるラストでホッとしました。
キャラクター的には当たり屋と釘お姉さんは持て余した感はありましたが、当たり屋が機転を効かせて熊沢たちを助けたところはナイス!と心の中でガッツポーズしていました。
印刷のテクニックを用いてなんでもやっちゃう丸さんだったり色んな人物に憑依しまくりな白石だったりと出番多めの詐欺師たちはキャラ立ちしていて良かったです。
やっぱりワクワクする映画って良いなと思いました。
細かな伏線回収の気持ち良さだったり、役者陣の演技だったり濃厚なものを一つ一つ体験できました。
上田監督の次回作も楽しみですし、今作もリピートしたい1本です。
鑑賞日 11/23
鑑賞時間 10:50〜13:05
座席 D-2
止まったままの腕時計をつけ続けるのもよいものですね。
ある作品を見たことがなければ満点でした。改めて、その作品の凄さを実感。
内野さんは魅力的な役者さんですね。(「八犬伝」も合わせて)
まったく別件で、kawasakiのGPz400Fと思われるバイクが出てきて嬉しかった。
先に似たような作品があったのがかなり残念
「地面師たち」の後の公開というのが残念でしたな。あとサブタイトルが半ネタバレになっている。何故にそんなサブタイトル入れた?わざと入れて、視聴者に推理を張り巡らして欲しかったと言う意図があったのか?面白い作品ではあるのに、先のように新鮮味に残念ながら欠けてしまったのが、ホント残念。
爽快感や感情を優先し過ぎた結末が残念。
物語の最後に主人公熊沢は同期の仇である脱税悪徳社長から詐欺師軍団と協力して金を騙しとり、彼と癒着していた税務署の所長の悪事もあばいて彼らに社会的制裁を下したまではスッキリ爽快なんですけど・・・エンディングの後のこと考えたらとてもじゃないけど大成功とはいえないのでは、と不安になりました。
確かに脱税で社長が捕まるだろうことは明白なんですけど社長が仮に実刑受けたとしても「巨額詐欺事件が無かったことにはならない」のですよね。
悪徳社長は脱税容疑者ですが、真っ当な商取引における詐欺被害者でもあるわけです。詐欺に関しては被害届を提出されて、おそらく重要参考人として熊沢に捜査の手が届くと思います。
天才詐欺師の氷室が熊沢が詐欺師の仲間ではないというアリバイやシナリオまで用意してたら話は別。しかし違法ビリヤードで沢山の目撃者が居る中、社長を騙す気満々で、架空の設定のかなり不審な人物を演じちゃった熊沢・・・捜査が順当にすすめば彼が「詐欺師達とは無関係です」ということを証明することはほぼ不可能でしょう。
いっそのこと熊沢が今の仕事を辞めて詐欺師になり身を隠す・・というのも彼には家族が居るから現実的ではありません。
彼はこれからどう真っ当な社会生活を営んでいくのか・・・どうやったって想像できません。
あと、タイミング的に14億の盗んだお金から10億が追徴課税で支払われたみたいですけど、制度的にもそんなのあり得ないんじゃ(笑)。
爽快感や感情優先で結末を作って、結果として辻褄合わなくなっちゃうという悪い例だと思います。
エンディング以外は本当に良く出来てたのに・・・なんとも詰めが甘いですね。
貧しくちゃエンタメも楽しめない
もう言わずもがな「カメ止め」の監督作品。
めちゃくちゃなプレッシャーの中、頑張ったんだろうなぁ。
と、思っただけで、なんか感極まります。
しっかり内容が練られていて良かったです。
今年旬な地面師の話も入ってきて
分かりやすくエンタメ。
フィクションとはいえ
リアルの線を微妙〜〜にバランス保っていたかなと思いました。
しかし、最近は103万の壁だなんだで揉めてるところ
そら脱税もしたくなるよってなもんで
小澤征悦は悪いやつは悪いやつなんだけど
もっと悪いやつ、居るじゃん!!!
って思ったりしちゃいました……。
貧困はエンタメを楽しむ心の余裕も奪う。
国の偉い人たちにはぜひ、頑張ってもらって
小澤征悦を心の底から憎めるようにして欲しいところです。
ここからちょいネタバレ
↓↓↓↓
なんとなく、「韓国っぽいなぁ」というテイストも感じましたが
やはり後から調べたら原作はそちらのようで。
韓国なら、ラストあの人に仕返し妄想シーンも、もうちょいハードに撮るのでしょうけど、そこは抑えめでしたね。
気軽に楽しめるが、期待してたより普通。
「裏の裏の裏……そのまた裏を見破れ!」なんて言うキャッチコピーでハードル上げすぎ。
「上田監督なので」、もっとすごいどんでん返しの展開を期待していたのだが、全然普通。
そうでもないのは、原作ものだからか?
上田監督ならではという色を感じなかったのは、インディーズの躍動感が無いメジャー作品だからか?
そもそも地面師詐欺も既視感アリアリで良くある感じ。
しかもNetflixで決定版が出た後だから新鮮味がなくて。
出演俳優さんたちの演技も通常運転のようで同じく新鮮味が少なくて。
確かにトリックもあるし、最初の中古車売買の車の故障から仕組まれていたのは面白かったけれど、きづいたときに大きな驚きもなくサラッと済んでしまう。
他のトリックとかでもケレン味?がなくて、痛快、爽快、驚きを感じないのは、純粋に「演出」のせいでしょうか。
上田監督は、ストーリーやアイディア重視だけれど実は、演出は今一つなのかも?
ところでハンマー娘は何かやってましたっけ?
目新しさはないが終始楽しい
地面師たち、Oceans11、コンフィデンスマン、全体的にどこかでみたネタやトリックが多くあまりびっくり!はない、けど粗探しせずに素直に見てたらずっと楽しめる。
最近重そうな映画多くて映画館から足が遠のいてたから久々ちょうどよい気晴らしできました!
とにかく内野聖陽さんがいい!
昼間に若手の下手なキョどり演技の映画を見てがっかりした後だったから、このいかにも自然なきょどったおじさんの演技、素晴らしい!プールバーでのイケオジ演技も含めてあの役の違和感が全くなかった。スピード違反すら許さない堅物がここまで変わるか?との疑問はあるものの、弱気と内なる強気の移り変わりも自然だった。
そして岡田将生くん、いつも美しすぎるのが気になってたけど、それが詐欺師の胡散臭さにすごくあってて、素直にかっこいい!とおもってみれた。ダー子並みに安心して見られる天才詐欺師っぷりが伝わった。
小澤さんの悪役っぷりもさすが。
久々見た真矢みきも美しかった。
最初の車詐欺のばらし方が良かった。
青い車の持ち主は本当に無関係の人だったのかな。
にしても公務員以上に弁護士が詐欺師やるってどうなのか。。
タイトルの付け方に失敗しているとしか思えない
脱税をしている者に、何の証拠も示さずに「脱税してるでしょ!」と詰め寄る税務署員は、いくら何でもいないだろうが、クセの強い「如何にも」なキャラクター達は、分かりやすいし、見ているだけで楽しめる。
事なかれ主義で気弱な主人公が、詐欺という犯罪行為に手を染める過程にしても、「友の敵討ち」ということで納得がいくし、それが、天才詐欺師の計略の一部だったという事実も、同じく「復讐」のためであることが分かって、すんなりと受け入れることができた。
権力と癒着し、「庶民が平穏に生きる秘訣は怒らないこと」と説く脱税王に、復讐の「怒り」に燃えた2人が立ち向かっていく様子は痛快なのだが、「地面師詐欺」の手口が余りにもお粗末に見えてしまうところは気になってしまう。
案の定、詐欺であることが呆気なく見破られたところで、最後に逆転劇があることが容易に予想できてしまうし、天才詐欺師の母親の消息がなかなか明らかにならないことで、逆転の鍵を握るであろう「7人目」の詐欺師が誰なのかも察しがついてしまうところは残念だ。
詐欺師が7人いると分からなかったら、ラストのどんでん返しに、もっと驚くことができただろうから、「7人の詐欺師」というタイトルの付け方は、明らかに失敗だったと思えてならない。
さらに、「7人目」の詐欺師のおかげで裏帳簿が手に入ったのなら、わざわざ詐欺を働かなくても、正規の手続きで脱税王を起訴して、制裁を下すことができたのではないかとも思えてしまう。
また、いくら相手が脱税王でも、14億円をだまし取ったという罪が消えることはないと思うのだが、ラストを見ると、契約書を回収したことによる証拠不十分で、不起訴になったという解釈で良いのだろうか?
と、突っ込みどころは多々あるものの、それを言い出したらエンターテイメントとして成り立たなくなるので、ここは、だまし、だまされの「コン・ゲーム」を楽しむのが正解なのだろうし、実際、そこのところは、十分に楽しむことができた。
最後のシーン
最後の橘の口の中にビリヤードの玉を無理やり入れ殴り殺す勢いで痛め付けてた所はかなり暴力的で見た時はかなり驚いたがそれは現実ではなく熊沢の本当は橘をこうしてやりたい復讐心の妄想、それを押し殺し淡々と報告だけし去っていく言わば一線を越えない姿は熊沢が今までしてきた大人しい人間味が溢れていてとても良かった。
復讐心で一線を超えてしまう怒りを表に出さないからこそのラストはとてもスカッとした。
あと最初のメインタイトルの入り方がカッコよすぎて最高でした
全93件中、61~80件目を表示















