アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師のレビュー・感想・評価
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真面目な税務署員と天才詐欺師の異色タッグ
税務署員の熊沢(内野聖陽)はいかにも公務員と言った感じの人物で職務を真面目にこなしつつも後輩が納税者と揉めそうになると事を穏便に済ませようとフォローして無難な日々を過ごしていた。
だが、正義感の強い後輩の望月(川栄李奈)が巨額脱税をしていると噂の実業家の橘(小澤征悦)の所に乗り込んで騒ぎを起こしてしまい、熊沢ともども処分を受けてしまう。
処分の撤回を求めて橘に謝罪して事が収まったかに思えたが、晴れぬ思いを抱き続ける中で偶然にも天才詐欺師の氷室(岡田将生)と知り合い、彼と組んで脱税分のお金を詐欺で奪い盗る計画に加わることに――
生真面目な公務員が正義のためとはいえ、詐欺に加担していく様がコミカル。
相手の実業家も権力者とつながっており一筋縄では行かない相手で、綱渡りのようなスリルに終始ハラハラさせられました。
やや現実離れした滑稽な部分もあるけど、詐欺のための下準備やタネ明かしがよく出来ていてなかなか楽しめました♪
近頃感じ悪い役どころが多い小澤氏
まあ普通に良い
オジサンも詐欺師
個人的には「カメラを止めるな!」(18)以来の上田監督作品でした。あの種明かしの衝撃が潜在意識の中でハードルを上げてたかもしれませんが、幕が開けるとたちまち引き込まれてました。主人公の冴えない公務員・熊沢二郎役が誰なのか、タイトルバックが出てくるまで内野聖陽とは気付きませんでしたが…(汗;)。ほとんど登場しないものの、矢柴俊博扮する岡本の笑顔(写真)も刺さりました。細切れに散りばめられたエピソードが巧みな編集で1つに集約されていくところは、ワンカットで魅せる「カメ止め」と手法は対照的でしたが、似たような快感がありました。小澤征悦もさすがですね。9ボールのシーンはドキドキでした。緩急の演出もいいですよね。岡田将生もよかったです。120分間、存分に楽しめるエンタメ映画でした。おまけにエンドロールで流れる「名前を忘れたままのあの日の鼓動」が作品の世界観にピッタリでじんわり余韻に浸れました!
面白い
6人しかいない
サブタイトルには7人って書いてあるのに…
あー、やっぱりね
そんなことだろうと思った
あの偽警察の人たちはバイト???
いろいろと疑問点はあるけど、いい流れのストーリー展開でおもしろかった
ストーリー展開がオモロ〰️
もっと出来そう ◎○○◎○
見やすさ◎
ストーリー○
キャラクター○
没入感◎
個人的好み○
タイミングが悪かった
内容は面白いけど、ネタが地面師だし、トリックも見たことある感がある
全体的に弱い
個人的今年ナンバーワン作品!
個人的に岡田将生さんの演技が大好きなのと、しかも彼のすごさが引き出されそうなダークヒーロー役だったので絶対に見ようと決めていた作品でした。そして見始めると事前情報を入れないまま観ていたのでさらにびっくりしたのが森川葵さんも出演していたこと。森川葵さんも個人的に演技力がとんでもない化け物だなと思う役者さんだったので、この2人が冒頭に出てきた時にこれはヤバいなーとテンション上がっちゃいました。
やはり岡田将生さんは間違いない最高の演じっぷりでした!内野さんのキャラもさすがだったし岡田さんと内野さんとの掛け合いも良かったなー、敵のボス役小澤征悦さんもさすがのお得意の偉そうなやつの役で文句なしでした!
そんでもって脇を固める役者さんたちも間違いない方々で演技は本当に安定安心の素晴らしさ!
ストーリーに関しても本作は昨今の裏をついためんどくさい考察とかもなく何というか爽快で痛快でわかりやすくダークヒーローが悪をやっつける構図な感じで見ていて本当に気持ちのいいものでした。
こういったベタなわかりやすい作品ってのは最近ではありそうであまりないのかなと思いますし、だからこそ今すごく見ていて「いいなあー」と思えました!
借金取りの親子がなぜにあんなにすんなり詐欺軍団に加担するのかとか、あんなに最初怖めだった借金取りの娘がちょっとだんだん茶目っ気あるかわいい感じに見えてきたり、その辺は突っ込みたいところでしたがそんなことも別にどうだっていいじゃない!って感じるほどに演者の方々の演技が吹き飛ばしてくれますし、作品全体としてとにかく面白かったです!最後に実はあの人がお母さんで加担していたとこなんてもう最高に気持ちよすぎました!
主題歌が銀杏BOYZ峯田和伸が歌っていたのも最高でしたし良い曲でした!
やっぱりこういったぶっちぎっていく爽快な映画は見ていて気持ちがいいものです。
ひねりがなくありがちでつまらないと見る人によっては思うかもですが
個人的には大好きすぎる役者さんが2人とも出ていたこともあり、今年の映画の中ではぶっちぎりで一位の作品になりました!
マジでおすすめです!
大事なことは怒りを持たぬこと
平凡な税務署員である熊沢は、軽自動車を購入しようとしたところ詐欺にあう。この詐欺の犯人は天才詐欺師の氷室であることが分かる。勘づかれたことにすぐに気付いた氷室は熊沢に詐欺により得た金を返金し、示談を持ちかける。さらに氷室は巨額脱税者を騙して納税させようという話を持ちかける。仕事に情熱的な真面目な部下や過去にその脱税者の関係者により自殺した同僚の想いを胸に熊沢はその話に乗るのであった…。
まず、一言言わわせてほしい。私は元徴税吏員であるが、所長絡みの数億円の脱税などはまず存在しない。公衆の面前で税金の話を持ちかけることなどもっての他である。収納されなければ、機械的に金から物品まで差し押さえるまでである。税金を舐めてはいけない。本当に恐ろしいのは警察じゃない、税務署である。
とまあ、この話はここまでにして。本作はこんなことを気にせず楽しむジェットコースタータイプの映画である。
序盤の詐欺にかけられるシーンから詐欺集団の形成、チームの協力まで、時々詐欺がバレてしまうのではというハラハラ感があることでストーリーがだれることがない。詐欺集団のキャラもカメ止め同様ひとりひとり立っているし、最後のトリックも鮮やかである。このトリックには矛盾点はなくスムーズに受け入れられるものとなっている。
熊沢が抱えるストレスや立場にはひどく同情する。この負の感情を正攻法ではないが、滞納者と戦うエネルギーとして爆発させている。なにより公務員として無気力で仕事をしていた彼が詐欺に加担するようになってからイキイキとする様は愉快である。7人目のスクワッドを最後に回収するところもまた見事であった。
怒れ、怒れ、消え行く光に
コメディでもなくシリアスでもない
シナリオの詰めが甘い
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