アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師のレビュー・感想・評価
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もっと出来そう ◎○○◎○
見やすさ◎
ストーリー○
キャラクター○
没入感◎
個人的好み○
タイミングが悪かった
内容は面白いけど、ネタが地面師だし、トリックも見たことある感がある
全体的に弱い
個人的今年ナンバーワン作品!
個人的に岡田将生さんの演技が大好きなのと、しかも彼のすごさが引き出されそうなダークヒーロー役だったので絶対に見ようと決めていた作品でした。そして見始めると事前情報を入れないまま観ていたのでさらにびっくりしたのが森川葵さんも出演していたこと。森川葵さんも個人的に演技力がとんでもない化け物だなと思う役者さんだったので、この2人が冒頭に出てきた時にこれはヤバいなーとテンション上がっちゃいました。
やはり岡田将生さんは間違いない最高の演じっぷりでした!内野さんのキャラもさすがだったし岡田さんと内野さんとの掛け合いも良かったなー、敵のボス役小澤征悦さんもさすがのお得意の偉そうなやつの役で文句なしでした!
そんでもって脇を固める役者さんたちも間違いない方々で演技は本当に安定安心の素晴らしさ!
ストーリーに関しても本作は昨今の裏をついためんどくさい考察とかもなく何というか爽快で痛快でわかりやすくダークヒーローが悪をやっつける構図な感じで見ていて本当に気持ちのいいものでした。
こういったベタなわかりやすい作品ってのは最近ではありそうであまりないのかなと思いますし、だからこそ今すごく見ていて「いいなあー」と思えました!
借金取りの親子がなぜにあんなにすんなり詐欺軍団に加担するのかとか、あんなに最初怖めだった借金取りの娘がちょっとだんだん茶目っ気あるかわいい感じに見えてきたり、その辺は突っ込みたいところでしたがそんなことも別にどうだっていいじゃない!って感じるほどに演者の方々の演技が吹き飛ばしてくれますし、作品全体としてとにかく面白かったです!最後に実はあの人がお母さんで加担していたとこなんてもう最高に気持ちよすぎました!
主題歌が銀杏BOYZ峯田和伸が歌っていたのも最高でしたし良い曲でした!
やっぱりこういったぶっちぎっていく爽快な映画は見ていて気持ちがいいものです。
ひねりがなくありがちでつまらないと見る人によっては思うかもですが
個人的には大好きすぎる役者さんが2人とも出ていたこともあり、今年の映画の中ではぶっちぎりで一位の作品になりました!
マジでおすすめです!
大事なことは怒りを持たぬこと
平凡な税務署員である熊沢は、軽自動車を購入しようとしたところ詐欺にあう。この詐欺の犯人は天才詐欺師の氷室であることが分かる。勘づかれたことにすぐに気付いた氷室は熊沢に詐欺により得た金を返金し、示談を持ちかける。そこで、氷室の提案により巨額脱税者を騙して納税させようと話を持ちかける。仕事に情熱的な真面目な部下や過去にその脱税者の関係者により自殺した同僚の想いを胸に熊沢はその話に乗るのであった…。
まず、一言言わわせてほしい。私は元徴税吏員であるが、所長絡みの数億円の脱税などはまず存在しない。公衆の面前で税金の話を持ちかけることなどもっての他である。税務署員側も未収納金のノルマは実際には地区別であったり、種類別であったりする。税金を舐めてはいけない。納めなければ、機械的に金から物品まで差し押さえて終了である。本当に恐ろしいのは警察じゃない、税務署である。
とまあ、この話はここまでにして。本作はこんなことを気にせず楽しむジェットコースタータイプの映画である。
序盤の詐欺にかけられるシーンから詐欺集団の形成、チームの協力まで、時々詐欺がバレてしまうのではというハラハラ感があることでストーリーがだれることがない。詐欺集団のキャラもカメ止め同様ひとりひとり立っているし、最後のトリックも鮮やかである。このトリックには矛盾点はなくスムーズに受け入れられるものとなっている。
熊沢が抱えるストレスや立場にはひどく同情する。この負の感情を正攻法ではないが、滞納者と戦うエネルギーとして爆発させている。なにより公務員として無気力で仕事をしていた彼が詐欺に加担するようになってからイキイキとする様は愉快である。7人目のスクワッドを最後に回収するところもまた見事であった。
怒れ、怒れ、消え行く光に
韓国ドラマは視ないけども原作料理だと安心出来る上田慎一郎監督作品。しかもコンゲームな物語なので得意(?)分野なのかしらね。面白く観られました。邦画特有のモヤッとする間はあったものの展開スピードは早めなので気持ち良く身を任せられると思います。新旧合わせた芸達者祭りを堪能するだけでもありかな?
コメディでもなくシリアスでもない
「カメラを止めるな!」の上田慎一郎監督の作品という事で期待して見てきました。 2016年の韓国ドラマ「元カレは天才詐欺師 38師機動隊」が原作とのことで、確かに韓国作品のにおいは感じました。 詐欺師が主役となると名作「スティング」を連想しますがラストにどんでん返しが続くところは似ています。 日本が舞台で詐欺集団のドラマは最近「地面師」もあり、比較するとリアル感がかなり弱い。 楽しめましたがおススメ度は普通です。上田慎一郎監督の次回作に期待しましょう。
シナリオの詰めが甘い
とりあえず、痛快で面白い、観て損はない一本。 なんだけど、設定シナリオに違和感を感じてしまう点多数。 まず主人公二人の動機についての描写が中途半端に少ない。 主人公の怒りがいまいち伝わらない。 悪人の協力者も動機が不明。全体的に、人物像が不明瞭に感じられました。 最後の話も、そこまでの準備についても納得できる説明が無い。 と、全体に薄味な感じだけど、楽しめました。
怒りの積み上げ
前半の怒りが積みあがっていくシーンに説得力があり、過去の出来事と相まって動機としてすんなり納得できた。そんなアホなーというトリックもあったけど、よくできたエンタメ作品として楽しめた。きれいに伏線も回収できてたのでスッキリ。上田監督はさすがといった感じで、俳優陣の演技も素晴らしかった。
巨悪をコテンパンに懲らしめて!
『カメラを止めるな!』が面白かったので期待して観ました。まあまあ、楽しめた映画でした。主役の内野聖陽は最初から強そうで気弱な公務員に見えないなのでミスキャストかなと思います。詐欺映画の傑作として『スティング』が思い出されます。最近の世界の世相として、どんなに悪いことをしていてもあくまでも無罪を主張したり、何も悪いことをしていないと言い張って立件されなかったり、裁判になっても示談や取り下げになったり、また、敏腕弁護士によって無罪になったり、そしてすぐに政界や芸能界やスポーツ界に復帰する人が多いように思います。せめて映画の世界では、巨悪をコテンパンに懲らしめる痛快な作品が観たいものです。
してやったり!
スクリプトが面白い! 上田監督の狙い通りに、ヒヤヒヤ・ドキドキ・笑わせられているようでした。 豪華キャストがそれぞれ嵌っていて見応えありの幸せな映画でした。 不動産詐欺ってこんなに手が混んでて賢い方々の知恵がつまっていることも勉強になりました。
痛快!!上田監督
上田監督は伏線の作り方が上手く見終わったあとにスッキリする 詐欺師の作品だが、映像で騙されたわたしこそが上田監督から詐欺を受けたと思うくらい痛快 読めるか読めないか?と聞かれたら読めないことはないが、それは陳腐ではなく万人向けに敢えて分かりやすく作ったからだと推測する 岡田さんは本当にうまい 内野さんのワインを浴びた際の悔しそうな顔も忘れられない
面白かった!
映画館内でみんな笑ってて、エンタメ映画って感じでよかった。内野聖陽さん凄まじい演技力!優しく真面目で内気な役なんて今までたくさんしてきてるのに、本当に声から何から全然違う。本物のカメレオン俳優さんなんだと思う。そして岡田将生さんもっと悪くもイケるはずなのに軽く演じててそれがまた良い感じ。森川葵さんも良かった。 最初のハニトラに騙されない岡田将生カッコ良すぎた。 多分記憶にずっと残る作品ではないんだけど、内容が悪人と詐欺だからこのくらい軽めな部分もあって良かったしハラハラドキドキしたし最後もえー!ってなったしこれぞ映画って感じ。
スカッと
悪い奴が打ちのめされる映画は面白い🎬
詐欺師って天才だよなぁ
家族に詐欺バレそうになってしまうシーン面白い
最後見終わった後に、神野さんに息子である岡田君をイケメンねーって言ってたのが、後々ツボでした笑
お母さんだったんかい笑
楽しめたが消化不要
評価の高さと騙しあいバトルということで観てきました
ストーリーや展開など押さえるとこは押さえてる感じで、それが高評価につながってるのは納得できたのですがスマートさが無い感じで私はイマイチでした
まずサブタイトルである7人の詐欺師
人数書いてたら最後だれか出てくるんだろうなってのわかっちゃいますよね
あと天才詐欺師とかプロ集団的な設定ですが素人感ありまくりで違和感を感じました
主人公→いきなり電話番号から身元が割れる
変装の達人の女の子→ただ服装を変えてるだけ
当たり屋→ただの力仕事役
印刷屋→これはちゃんと機能してた
闇金女社長→詐欺師じゃなくてスポンサーですよね?
闇金金づち女→なにかしてましたっけ?
主人公の母→ここが最大のだましポイントだけどありがちな展開
それぞれが肩書だけでなくもっと個性を出さないと7人いる意味がなかったなと
ビリヤードで不正がばれそうになった時や娘に現場を見られた時、そして爆滅で現場から逃げるシーン
ハラハラさせたいんだと思うんですが素人感出まくりの対応で詐欺師集団とは思えなかったです
あとモヤモヤする点がいくつかあって
まず写真が全部本物だと変装の女の子が答えた件
これ当てずっぽうなのか主人公の母から事前情報もらってたのか
主人公の母の存在は最後まで隠してたはずなので当てずっぽうで当てた節が濃厚ですがそれもなんだかなーと
次に捕まえに来た警察が偽物だった件
主人公の母のネタ晴らし前に警察が偽物だった件を他の詐欺師達は知ってた風でしたがそれだと辻褄が合わないなと
母親が警察を呼んだ時点では7人目の存在はわかってなかったはずなので母親の携帯に細工するなりしないと他の詐欺師達はどうやって偽物の警察を呼んだか疑問に思いますよね
映画の中では無かったけど車の中でネタ晴らしがあったのかもしれませんが観てる側はモヤモヤします
この辺りは視聴者がどうなるんだろうと色々想像しながら結果を期待してるポイントなのでしっかりとした納得できる答えを映画の中で提示して欲しいです
私の見落としや理解できてなかっただけならすみません
そして一番納得できなかったのが最後の殴る妄想シーン
これやるなら友人の嵌めて自殺に追い込んだ真実を聞いた時にやって映画終わりですよね
今まで苦労してお金を騙し取って一泡吹かせてやったのが台無しです
妄想であれ暴力で解決は求めてるものと違いと思います
どうせならワインを頭から掛けて
「税務署に目を付けられない方法を知ってるか?怒りを持たないことだよ、笑って顔を上げれるか?」みたいな感じのやり返しをするぐらいでよかった気がします
綺麗さっぱりどんでん返し!
序盤の絶望的状況から最後の大どんでん返しの種明かしまで、隙間なく楽しめる作品だった!
それでいてギャグですよ〜どんでん返し系ですよ〜的な邦画のわざとらしさが無いのが単純にスカッとする理由にもなっていると思う。
序盤、真面目に働いてきた公務員が何もかもうまくいかず1人の人として人格を踏み躙られていく様は見てて気が気でない。人が怒られている状況に耐えられない私としては、本当に胸が痛くてたまらなかった。
ていうか後輩の女の子のせいだよね?!
熊沢さんが超真面目で優しすぎるのもあるけど、一言「私がでしゃばったせいで熊沢さんが、、、」くらいあってもいいんじゃない?!と思ってしまった笑
脱税の闇にツッコむこと自体が悪いのではなく、タイミングってもんがあるだろー!と思った。
中盤、詐欺師たちと組んで作戦を立て、ちょっとずつ引っ掛けていくシーンはやはりワクワクする。
そこからの地面師シーンも、詐欺師集団一人一人キャラが立っていて面白い。
最後の契約の場面、圧倒的不利な詐欺師たちの状況にまんまと騙され、こりゃもう終わりだ〜〜!と思わされたのも束の間、見事なトリックと種明かしに感激した。
いや、熊沢と詐欺師たちが復讐に成功するのは分かりきってはいるものの、緩急にやられ完璧に圧倒されてしまった。
ネトフリの地面師以上に、家族や仲間、上司など、周りの人との交流も丁寧に描かれているためか、単なる詐欺の話でなくあくまで熊沢さんの人生に起きた絶望や憎しみ、そこから掻き立てられる行動などを描いたヒューマンドラマになっていると感じた。
痛快・爽快・愉快…
ドタバタコメディ好きな私には2時間があっという間の最高のエンタメ映画でした。
「カメラを止めるな」が私的に星★1つだったので迷ってましたが映画館まで行って本当に良かったです。
最後の最後まで見逃せない詐欺集団。
完全にバイクの女には騙されて
たな〜!
1人黙々と真面目に働く公務員の川栄さんの自然な演技も見どころありました。
大変面白く観ました!
(完全ネタバレなので必ず鑑賞後にお読み下さい!)
今作を大変面白く観ました。
この映画『アングリースクワッド』は、主人公・熊沢二郎(内野聖陽さん)が、多額の10億円の脱税をしている橘(小澤征悦さん)から、詐欺師の氷室マコト(岡田将生さん)らと協力しながら納税のためのお金を奪い取るという物語です。
その橘からお金を奪い取るやり方や、主人公・熊沢二郎と詐欺師・氷室マコトとの出会いやビリヤードのトリックなど、今作は作品全体でどこかコミカルでポップな仕上がりになっていたと思われます。
その上で、主人公・熊沢二郎は、橘の脱税に関して元同僚で同期の岡本(矢柴俊博さん)を自殺で失っており、また詐欺師・氷室マコトは、父親が橘の捜査で逆に罪を着せられて逮捕されており、この映画には一方でシビアな根底が流れています。
このことは、今作の上田慎一郎 監督が、経験からも来る現実のシビアさを十分に体感的に知っている一方で、それでもそれだからこそ周りの人を信じている(信じたい)前向きな想いを持っている、ところから来ていると思われ、今作がコミカルとシビアさがしっかりと構成された映画になっている理由だと思われました。
そして、これまでの作品での重厚さを無くして気弱な主人公・熊沢二郎を演じた内野聖陽さんや、特に怪しい人物を演じさせたら光る詐欺師・氷室マコトを演じた岡田将生さんや、今回、本当は巨悪なのに作品に合ったどこか幅と軽快さと深みある人物造形として橘を演じた小澤征悦さんを初めとして、コミカルとシビアさの上田慎一郎 監督に応えた、それぞれの俳優陣の優れた演技があったと思われます。
そんな優れた俳優陣の演技の中で、特に(主人公・熊沢二郎の部下の)税務署職員・望月さくらを演じた川栄李奈さんが素晴らしいと、思われました。
川栄李奈さんが演じた税務署職員・望月さくらは、(主人公・熊沢二郎の家族を除けば)唯一と言って良い作中の私達に近い(少し勝気の面もありますが)普通の人物だったと思われます。
その普通の人物である税務署職員・望月さくらの、特に屋上での国税への移動が無くなった想いの吐露のリアリティある川栄李奈さんの演技は、今作の全体のリアリティを深める素晴らしさだったと思われました。
映画作品としての惜しむらくは、最後の地面師的な展開で、多くの私含めた観客がNetflixのドラマ「地面師たち」を見ているだろうで、リアリティの点でほんの少しだけの物足りなさを感じたのと、「コンフィデンスマンJP」的なラストの切り抜け方の既視感は、マイナスとしてはあったと思われます。
ただ、詐欺師・氷室マコトと父親との映画最後の面会場面や、主人公・熊沢二郎と橘との妄想含めた最後のやり取りの着地の納得感含めて、マイナス面を差し引いたとしても、俳優陣の演技の確かさと物語構成の分厚さ含めて十分面白く、上田慎一郎 監督のメジャー作品として次回も期待させる素晴らしさある作品になっていると、僭越思われました。
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