アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師のレビュー・感想・評価
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トリックが巧みなコンゲーム
復讐物・詐欺物の弱点は、成功する大団円が最初から予想できる事。その点本作は、予定調和を巧く回避できた気がする。肝となるトリックも見事。原理的には単純だが、伏線の提示がさりげなく、種が明かされるまで気付けない。
熊沢の小市民ぶりを体現した内野聖陽が素晴らしい。「風林火山」や「臨場」の迫力を封印した演技は白眉。マコト(岡田将生)は終始軽やかだが、熊沢の一家団欒を羨む表情の愁いが印象的。強がって話す出まかせに、自身の生い立ちを忍ばす様に家族への想いを感じた。
配役が良かった
庶民が平和に生きる為
実直な税務署員・熊沢二郎を内野聖陽さんが熱演。家族の洗濯物を畳んだり、お風呂掃除に励む姿がユーモラス。
クールでスマートな詐欺師・氷室マコトを演じた岡田将生さんがハマり役。こんな岡田将生さんを見たかった!高畑充希さんとのご結婚おめでとうございます ㊗️
何事にも一生懸命な熊沢の部下を演じた川栄李奈さん、吹越満さん、小澤征悦さん、皆川猿時さん、他皆さん適役でした。
神野三鈴さん、もう素敵過ぎる!
エンドロールにボランティアエキストラの皆さんのお名前も。
ラスト迄引き込まれた。
ー スリは詐欺の基本
ー なんの話ですか?
映画館での鑑賞
終盤での二転三転する騙しあいはいいんですが・・・
公務員と詐欺師っていうのが面白い!
良かった!
冴えない公務員の主人公が詐欺師と協力して詐欺をして脱税分の税金を払わせる話
•詐欺の方法を聞いた時は大丈夫か?と思ったが、結末がいい裏切りで結構好みだったし、ここが伏線になるのかと言う驚きもあって良かった!
•相手の顧問弁護士めっちゃ嫌いだなーと思ってたら、どんでん返し!すっかり騙された、、悔しい!
•正直ラストの流血はいるか?と思ってしまった、、それくらい恨んでるけど、、ということか?
なかなか爽快…⭐︎
「カメ止め」の上田慎一郎監督の作品だけど、「カメ止め」よりずっとお金もかかって凝った映画。
役者さんも充実していて楽しめる。
内野聖陽演じる公務員が岡田将生演じる天才詐欺師に騙され、許す代わりに小沢征悦演じる橘から
10億円の脱税分を詐欺で取り上げるのを計画すること話し。
役者陣がすごくピッタリの配役。
内野聖陽は情け無い顔をする時、つい「何食べ」のケンジを思い出してしまうのだけど上に強く
言えない公務員に良い感じだし、岡田将生はNHKの「昭和元禄落語心中」の頃から注目していたけど
ホント今、旬の俳優さん。
何を演じても雰囲気がある。
真矢ミキや吹越満など一癖ありそうな役もしっかりしていて、映画の流れを固めている。
コンゲームのジャンルに合った筋運びで二転三転。
テンポも良くて、その度にワクワクしながら観ることが出来た。
それに氷室(岡田将生)の家族の話しや熊沢(内野聖陽)の同僚の自殺の一件を
絡ませて、物語を膨らませているのもお見事。
詐欺師が終盤まで、6人しか居ずに??だったけどそれもそうか!!と納得。
詐欺の映画が正直 後味の悪くなるものもあるけどこの作品はそれもなくて、
素直に楽しく良いエンディングで良かった。
7人の詐欺師
鑑賞動機:あらすじ9割、この数年の岡田将生1割
若干勢い任せなところもあるが、まあ、思いっきり騙されたし、とても楽しかったので。
この間の葛飾北斎(『八犬伝』)と同一人物とは思えない内野聖陽はすごいね。原作ドラマは観ていないが、マ・ドンソクにとらわれずにやったのがよかったのでは。そして岡田将生は相変わらず絶好調。軽薄だけど頭の切れる詐欺師役からの…うん、お見事です。
#22 めちゃくちゃ韓国っぽい
詐欺がテーマなだけですでに韓国っぽい。
しかも色々仕込みがあったり家族愛や同僚愛に溢れているところがさらに韓国っぽいと思ってたら、やっぱり韓国原作ものだったのね。
岡田将生は昔からイケメンだったけど、最近劇中でも堂々とイケメンと呼ばれるようになったみたい。
イケメンも良いけど3枚目な役も見たいなあ。
GIMENCY
なかなかスカッとするよね
上田監督がオリジナルでなく韓国でヒットした作品(ドラマかな?)のリメイクをした作品。監督が作りたいと思うほどの内容だったからか、観ていて面白かった。
主演の二人が出てくる作品はどれも面白いです。
内野聖陽さんは「八犬伝」で葛飾北斎の破天荒キャラと全く違う税務署の真面目公務員キャラが良かったし、岡田将生さんは最近見た作品のどれもが危ないキャラばかりですけど皆しっかりこなしていて、出てくると楽しませてくれるから面白い役者の1人に私の中ではなっています。
7人の詐欺師の7人めは?と最初の頃思って観ていたのですが、最後に7人めが現れてびっくり。しかもそのキャラの設定にまたびっくり。
もちろん後で復讐に来ないか心配もあるけど、ラストがスカッとするので非常に良い出来に感じました。
社会風刺もあるから痛快
アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師(映画の記憶2024/11/25)
内野と岡田の名タッグに拍手!
やっぱり上田監督の作品は面白い!カメラを止めるな!を観た時と同じような「やられた!」感がとても強くて、しばし呆然と余韻に浸っていました。悪党であるやり手の経営者(小澤)との攻防戦で、大ピンチに追い込まれたかと思った状況が、全部ひっくり返ったので「してやったり!見事!」と膝を叩きました。ということで、全く眠気が襲わず最後まで疾走拝見しました。脇で固める川栄と森川、私的には二人とも地味な女優と思っていたのですが、この映画ではめちゃくちゃ可愛く綺麗に見えたので、作品のイメージによって違うんだなと思いました。内野(公務員の役を見事に演じていたので100点満点です!)と岡田が組んで小澤から14億円を奪取するというのが粗筋ですが、内野の心の中にあった愛する同僚を失ったことに対する復讐心と、岡田の中にあった獄に繋がれた父親の仇討ちのエネルギーが爆発した大成功の詐欺に、我を忘れて応援していました(犯罪をしてる感の部分も多いのですが、警察や税務署のトップの癒着を考えると帳消し?)。先日テレビで積水ハウスが地面師にまんまと騙された話を観ていたので、この手の詐欺はすぐに理解できたので、予習が必要なくめちゃくちゃ楽しめました。現実生活においては絶対に詐欺にはひっかかりたくはないのですが、映画として観る分は罪はないと考え、これから映画館に出かける人は大いに楽しんで観ていただきたいです。最後に岡田と高畑のめでたい結婚に、幸あれと祝福したくなりました。
追記 みなさま、どうぞ詐欺にはひっからないで楽しい人生を送ってください。
全体的に良く出来ている。
あまり現実味のない無茶なストーリーながらそれなりに上手く構成されており、さすが上田監督と言うべきか。真面目な税務署員だった熊沢が大きな詐欺事件に巻き込まれて行く様がもちろん強引な展開なんだが、一人の人間としての感情の動き自体は自然で無理がないため意外にすんなり受け入れられた。
それにしても内野聖陽さん、上手過ぎるでしょ。内野さんの演技の緩急が実に素晴らしく、特にこの映画の肝である「怒り」の表現が見事だった。おそらくこの演技力があってこそ成立した物語だったのではないかと思う。もちろん岡田将生君は安定の実力で安心して観てられる。それにしても岡田君の出演作はなぜこんなにも「当たり」ばかりなんだろう?彼が作品を選んでいるのか、彼が作品に選ばれているのか、ぜひ一度本人に聞いてみたいものだ。つい先日もたまたま彼が出演している古い映画「重力ピエロ」を配信で観たが、正直に言うと男の僕が見ても岡田君の佇まいはマジで「気絶しそうなほど美しい」のだ。しかもこの作品では若い頃にしか出ない「特有のフェロモン」が滲み出ていて、彼の魅力にまたしても完全にやられてしまった。
ところでこの作品は全く個人的な問題点があって、実は僕はビリヤード歴30年のベテランプレーヤーなのだ。なので俳優さんのビリヤードのプレーが「ど素人」なのが一瞬で分かってしまい、どうしてもすんなり入り込めなかった。そこが重要なわけじゃないと頭では分かっていても、イカサマを仕掛けるという巧妙な設定だけにあまりにプレーが下手過ぎるとどうしても気が乗らなくなる。またイカサマのやり方にも無理があり過ぎて、ビリヤードテーブルの構造まで知り尽くしているプレーヤーとしてはあれこれ突っ込まざるを得なくなる。まあこればっかりはもう誰が悪いという話でもなく、本当にどうしようもないんだけどね。なまじ専門的に知っているとこういう弊害もあるんだなと痛感させられた。
あと個人的には最後のクライマックスがちょっと一本調子だったかなと感じた。全体的にすごく面白いしテンポも良かったんだけど、結局どのシーンがピークなのかよく分からず、気持ち的にいまいち綺麗にフィニッシュ出来なかったというか、やや不完全燃焼な感じが残ったのがちょっと惜しかった。とは言え多くの人が満足できるであろうエンタメなコンゲーム作品としてまずまず良作と思う。でもやっぱり「カメ止め」の方が好きかな~?
面白かったけど…
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