アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師のレビュー・感想・評価
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俳優陣は良かったけど、物語は粗削りな部分も?
「カメラを止めるな!」の上田慎一郎監督の最新作ということで期待して観に行きました。まず題名ですが、”アングリー”は”怒り”ということで直ぐに分かるのですが、”スクワッド”という単語は初めてお目に掛かりました。で、調べると”分隊”という意味のよう。つまり、題名を直訳すると、”怒りの分隊”ということになるようですが、これは物語が進んで行くと意味が分かりました。
ところで上田監督が脚本も担当した「カメ止め」とは違い、本作は韓国ドラマが原作だったようですが、構造的には「カメ止め」路線と軌を一にする作品でした。前半ではラストに向かっての伏線を張り続け、終盤でそれらをひとつひとつ回収していくとともに、大どんでん返しの連続という構造は、期待した通りの展開であり、一定の満足感を得られました。
ただ、「カメ止め」と同一路線であったが故に、同作を観た時に感じた斬新感はあまりなく、その点はちょっと残念ではありました。
俳優陣では、主役の税務署員・熊沢を演じた内野聖陽が、「八犬伝」に引き続いて彼らしくシブい演技を見せてくれました。また詐欺師役の岡田将生は、「ゴールド・ボーイ」の時も思いましたが、やっぱり悪党が良く似合うことを示してくれました。この2人に対峙した脱税王を演じた小澤征悦も、ヒールとしての役割を存分に発揮して非常に良かったです。つまり、俳優陣は満点と言って良いのではと感じたところです。
ただ物語としては、中盤以降の流れはそれなりに面白かったものの、初っ端に川栄李奈演ずる若い税務署員が脱税王に食って掛かって大失敗に繋がった出来事や、熊沢の奥さんが易々と中古車販売を巡る詐欺に引っ掛かってしまう下りなどは、いくら何でも強引だったと思いました。これは最終盤、脱税王から14億円を奪う仕掛についても同様で、物語世界だとしてもかなり無理があるように感じました。まあ総合的には面白かったですが、もう少し設定を練った方が良かったんじゃないかなとも思いました。
そんな訳で、本作の評価は★4とします。
良かった〜!
上田監督といえばあのシアター感満載の映像、
いい意味でそれを残しつつ、新しさも入っていてよかった。
特にタイトル入るところ、めちゃくちゃ良い〜!この映画で1番好きな部分かも。地味な演出から、切り替わる感じとっても痺れた!
ちょっとアレ?となるところが数カ所あったけど、
それをひっくるめてもとても面白かった!
他作品で申し訳ないですが、コンフィデンスマンと地面師好きな私には大興奮な映画でした!!!
(いつ撮ったのか分からないけど屋敷や持ち主の雰囲気とか地面師にめちゃくちゃ被ってて笑っちゃった。)
笑えるし、泣けるし、良い映画でした!
トンカチ娘が不要だったのと、
自殺した同期の妻子にも伝えたかった、
てか実は葵ちゃんが娘だった、だったらよかったな。年齢合わないけど。
演劇やってる熊沢の娘がラスト入ってくると期待しちゃった〜〜。欲張りすぎか。
待ってました、上田監督
サブタイはちょっと蛇足
2024年劇場鑑賞307本目。
大企業の社長の脱税を告発しようとした部下に巻き込まれ、謹慎処分を受けそうになるも、その時のやり取りで怒りが抑えきれず、自分を詐欺にハメた詐欺師の力を借りて脱税分(プラス手数料)を徴収しようという話。
このダブル主役の内野聖陽と岡田将生って個人的に嫌いじゃないけどそこまで好きな俳優さんじゃないという感じで、敵役はこの前アクマゲームでも敵だったばかりの小澤征爾だし、キャスト的にはそこまでテンション上がらなかったです。
ただ演技力は高い役者がそろっていたのでそういう意味では安心。ただ詐欺の方法がちょっと鮮やかな手口というより無理やり感が多くそういう意味でハラハラさせたら駄目だと思うのですが。
サブタイでもう7人と出ているのにずっと6人なので7人目が出てきた時そこまで驚かなかったのがちょっともったいなかったです。
トリックが巧みなコンゲーム
復讐物・詐欺物の弱点は、成功する大団円が最初から予想できる事。その点本作は、予定調和を巧く回避できた気がする。肝となるトリックも見事。原理的には単純だが、伏線の提示がさりげなく、種が明かされるまで気付けない。
熊沢の小市民ぶりを体現した内野聖陽が素晴らしい。「風林火山」や「臨場」の迫力を封印した演技は白眉。マコト(岡田将生)は終始軽やかだが、熊沢の一家団欒を羨む表情の愁いが印象的。強がって話す出まかせに、自身の生い立ちを忍ばす様に家族への想いを感じた。
配役が良かった
庶民が平和に生きる為
実直な税務署員・熊沢二郎を内野聖陽さんが熱演。家族の洗濯物を畳んだり、お風呂掃除に励む姿がユーモラス。
クールでスマートな詐欺師・氷室マコトを演じた岡田将生さんがハマり役。こんな岡田将生さんを見たかった!高畑充希さんとのご結婚おめでとうございます ㊗️
何事にも一生懸命な熊沢の部下を演じた川栄李奈さん、吹越満さん、小澤征悦さん、皆川猿時さん、他皆さん適役でした。
神野三鈴さん、もう素敵過ぎる!
エンドロールにボランティアエキストラの皆さんのお名前も。
ラスト迄引き込まれた。
ー スリは詐欺の基本
ー なんの話ですか?
映画館での鑑賞
終盤での二転三転する騙しあいはいいんですが・・・
公務員と詐欺師っていうのが面白い!
良かった!
冴えない公務員の主人公が詐欺師と協力して詐欺をして脱税分の税金を払わせる話
•詐欺の方法を聞いた時は大丈夫か?と思ったが、結末がいい裏切りで結構好みだったし、ここが伏線になるのかと言う驚きもあって良かった!
•相手の顧問弁護士めっちゃ嫌いだなーと思ってたら、どんでん返し!すっかり騙された、、悔しい!
•正直ラストの流血はいるか?と思ってしまった、、それくらい恨んでるけど、、ということか?
なかなか爽快…⭐︎
「カメ止め」の上田慎一郎監督の作品だけど、「カメ止め」よりずっとお金もかかって凝った映画。
役者さんも充実していて楽しめる。
内野聖陽演じる公務員が岡田将生演じる天才詐欺師に騙され、許す代わりに小沢征悦演じる橘から
10億円の脱税分を詐欺で取り上げるのを計画すること話し。
役者陣がすごくピッタリの配役。
内野聖陽は情け無い顔をする時、つい「何食べ」のケンジを思い出してしまうのだけど上に強く
言えない公務員に良い感じだし、岡田将生はNHKの「昭和元禄落語心中」の頃から注目していたけど
ホント今、旬の俳優さん。
何を演じても雰囲気がある。
真矢ミキや吹越満など一癖ありそうな役もしっかりしていて、映画の流れを固めている。
コンゲームのジャンルに合った筋運びで二転三転。
テンポも良くて、その度にワクワクしながら観ることが出来た。
それに氷室(岡田将生)の家族の話しや熊沢(内野聖陽)の同僚の自殺の一件を
絡ませて、物語を膨らませているのもお見事。
詐欺師が終盤まで、6人しか居ずに??だったけどそれもそうか!!と納得。
詐欺の映画が正直 後味の悪くなるものもあるけどこの作品はそれもなくて、
素直に楽しく良いエンディングで良かった。
7人の詐欺師
鑑賞動機:あらすじ9割、この数年の岡田将生1割
若干勢い任せなところもあるが、まあ、思いっきり騙されたし、とても楽しかったので。
この間の葛飾北斎(『八犬伝』)と同一人物とは思えない内野聖陽はすごいね。原作ドラマは観ていないが、マ・ドンソクにとらわれずにやったのがよかったのでは。そして岡田将生は相変わらず絶好調。軽薄だけど頭の切れる詐欺師役からの…うん、お見事です。
#22 めちゃくちゃ韓国っぽい
詐欺がテーマなだけですでに韓国っぽい。
しかも色々仕込みがあったり家族愛や同僚愛に溢れているところがさらに韓国っぽいと思ってたら、やっぱり韓国原作ものだったのね。
岡田将生は昔からイケメンだったけど、最近劇中でも堂々とイケメンと呼ばれるようになったみたい。
イケメンも良いけど3枚目な役も見たいなあ。
GIMENCY
なかなかスカッとするよね
上田監督がオリジナルでなく韓国でヒットした作品(ドラマかな?)のリメイクをした作品。監督が作りたいと思うほどの内容だったからか、観ていて面白かった。
主演の二人が出てくる作品はどれも面白いです。
内野聖陽さんは「八犬伝」で葛飾北斎の破天荒キャラと全く違う税務署の真面目公務員キャラが良かったし、岡田将生さんは最近見た作品のどれもが危ないキャラばかりですけど皆しっかりこなしていて、出てくると楽しませてくれるから面白い役者の1人に私の中ではなっています。
7人の詐欺師の7人めは?と最初の頃思って観ていたのですが、最後に7人めが現れてびっくり。しかもそのキャラの設定にまたびっくり。
もちろん後で復讐に来ないか心配もあるけど、ラストがスカッとするので非常に良い出来に感じました。
社会風刺もあるから痛快
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