「不穏さと希望が交錯する神話的ドラマ」男神 レイチェルリークックさんの映画レビュー(感想・評価)
不穏さと希望が交錯する神話的ドラマ
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冒頭の「根の国」の言い伝えから一気に引き込まれ、不穏な物語の予感にドキドキしました。妻がなぜ自らの子を差し出してまで儀式に執着するのか、母親として強い疑問を抱きつつも、もし続編があるならその理由を深掘りして描いてほしいと感じました。
一方で、対照的に描かれる男性陣は目の前の幸せや人生を生きることに重きを置いており、その姿が観終わった後に明るい気持ちを残してくれる大きな要因になっています。劇中の子どもに関する台詞には、同じ年代の子を持つ親として胸を突かれ、監督自身の視点が反映されているように思えました。
世界観の奥行きを感じさせる設定や儀式の描写も多く、観終えた後も「この先どうなるのだろう」と考えさせられる余韻が残る作品でした。
おすすめポイント
・親子の絆や選択をめぐるテーマ性
・神話や儀式をモチーフにした独特の世界観
・暗さと対比するような「生きること」への明るいメッセージ
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