「福本莉子のうまさ」お嬢と番犬くん Scottさんの映画レビュー(感想・評価)
福本莉子のうまさ
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これたぶん原作すごいね。
「こんな奴が近くにいたら普通の学園生活が送れない。イヤだ、イヤだと思ってたはずなのに、あれ?」っていう展開を予想してたんだけど、オープニングから両片思いだね。
いきなりそれを提示して話に入っていくのスゴイ。
キャラ設定がしっかりしてる。
福本莉子は組長の孫だったから普通の学園生活の経験がないんだよね。
だから、男の人に声かけられたり、同級生に声かけられたりすると、普通じゃない反応すんの。
でも、組長の孫だから礼儀はしっかりしてたり、肝はすわっていたり。
ジェシーは、ジェシーで、身体の関係はまあ分かるけど恋を知らないんだよね。
だから福本莉子に対する感情がなんなのか分かんない設定も良かった。
同級生もいいね。
ジェシーが若頭だってことを知らないから、普通に同級生に接するようにいく。
一応ライバルらしきヤバい奴が出て、ジェシーが窮地を救って大団円だね。
お約束のロミジュリもいい。
ストーリーは「身分違いの恋」なんだよね。
いま階級みたいなのがなくなっちゃって、身分違いの恋を描きづらいんだけど、組長の娘と若頭だとうまくいくね。
あと女子高生にとって、友達ってすごく大事なんだなと思った。
福本莉子がカフェで同級生にジェシーのことが好きって相談するんだけど「はじめて他人に言えた」って。
高校のグループはたいした理由もなく決まってて、その人じゃなきゃダメってこともないと思うんだけど、色々と積み重なるとそうでもなくなるね。
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