「気軽に楽しめる」お嬢と番犬くん aiさんの映画レビュー(感想・評価)
気軽に楽しめる
クリックして本文を読む
基本的には原作に沿ったお話で、きゅんポイントも再現度高く描かれていて、ストーリー展開もテンポの良い軽妙さがあって楽しかった。個人的に良かったのは、一咲の幼少期の描写が無かったこと。(幼い頃から一咲の親代わりとなっていた啓弥が、一咲を異性として見ていたりキス以上の事をしたがるのが、幼児の保護者としてはどうしても共感できなくて、作品の世界に入り込めるかという懸念があったから)
高校生となり家から遠く離れた学校へ通い、これまで自分の置かれた環境にただ嘆くことをやめて社会的に成長していく一咲は、健気で可愛らしいけれど迷っても必ず一歩前へと踏み出す姿が逞しかった。あと福本莉子さんのコミック的表現も良かった。漫画でバレーボールを鬼の形相で蹴り上げるところや、気がぬけて"ぺたり..."と倒れ込む感じを自然に再現していて、顔の表情だけでなくコメディエンヌとしての身体表現も優れているなという印象。
原作でもどこか掴みどころのない啓弥は、大人としてのクールな面、狂犬のような怖い面、一咲への愛情と恋情を抱えたワンコな面がコロコロと変わって、ある意味素直すぎるとこが可愛らしかった。原作でコミカルにデフォルメして表現されたその感情の激しさをジェシーさんは目で見事に表現されていた。愛しさ、恋しさ、寂しさ、驚き、怒りを表したわかりやすいけれど決してオーバーではない繊細な目の演技が素晴らしかった。また、長い手足でキレの良いアクションは圧巻。ジェシーさんの恵まれ過ぎてる体躯とそれを美しく動かせるスキルは、もし今後もアクション映画等に出られるのなら絶対に見たいなと思った。
コメントする