ひどくくすんだ赤のレビュー・感想・評価
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戦隊ヒーローのその後
戦隊ヒーローはあくまでも映像の中が前提だが、今作は実際に怪人?から守っていた戦隊ヒーローのその後が描かれている
設定は非常に興味深いと思い鑑賞
1時間弱の作品なので、全てを描くには時間が少なかったという印象だが、ヒーローの悲哀と苦悩がこういう見せ方になるのか?と面白かった。
2時間バージョンも出たら見てみたい。
鑑賞後扉の先に主演の松澤さんがいてビックリ。
それだけでも見た甲斐があった。
暴走の果て
グリーンのお墓参りから始まると、現在の元レッドにおける状態へと場面が変わる。
かつては戦隊ヒーローのレッドとして、そして史上最強の戦隊とも呼ばれていたが、自ら犯した愚行により全てを台無しにしてしまう。
考え方が単細胞的で、自らの感情の赴くままに行動し、自制を制御できずに暴れ回る姿は、格闘技が強いだけでリーダーのレッドに選ばれたようなもの。だが、しかし自己陶酔に陥ると周りが見えなくなり、一度手が出ると止め処なく暴走して周りが入っても、制御ボタンのオンオフがないために暴れ続けてしまう。
そりゃ、半年で終わるのも納得。
しかしもっと呆れるのが60を前にしてまだ何も自らの悪い部分と向き合わず、改善の兆しがいっさい見受けられないことだろう。
そんな元レッドが、仕事先でふらつき事故を起こしてしまったことにより立場が危うくなり、自宅での療養を余儀なくされた際にふと脳裏に浮かんだのが、かつての共に青春時代に苦労を分かち合った戦隊ヒーローの仲間だった。
ふと思い立ち、会いに行くも、会いに行く理由がまさかの自らの人生が奈落の底に落ちたも同然の凋落ぶりを人のせいにしている。反省のはの字もなければ、レイプしたピンクに対して図々しくも近付き殺そうと企んだ時点で良識を疑う。襲えないとわかると今度はその際に身籠った息子にまで手を出し殺そうとする。
何もかも人のせい、俺は悪くない、だって才能あるもん。失敗から学習することすら学ばず、自己の精神をコントロールすることも、感情のまま、思うがまま行動することだけをモットーにした最期はマットレスの上で只管顔面を真っ赤に染まるまで殴り続けることだった。
まさしくひどくくすんだ赤らしい内容だった。
本部とは
美しい夢をみて救われた気になってんじゃねえよ、とひどく胸糞わるい話ではあるけれど、切り口は斬新だなあとおもう。
切り口は斬新だとおもうけど、でもやっぱり胸糞悪さが勝る。
勝手な感想だけれども、出演していた子役のみなさんには大人になるまで完成映画をみせないようにしてくれるといいなあとおもった。
それにしても『本部』なるものが無能すぎ!
なぜ何十年もいろいろ放置していたのだろうか・・・
“赤”に憧れた全ての者たちへ
幼い頃、画面越しに見る“赤”は、いつも強くそしてどの色よりも輝いて見えた。自分もいつかは“赤”の様になりたい!でも、社会はそんなに単純じゃない。悪の組織も助けてくれるヒーローもいないのに、いつも困難にぶち当たる。ならいっそ…自分の好きにやってみたらどうだろう
正直言って、本作の主人公 吉田は自分勝手な男。金も目的もなく、過去に縛られて生きている。唯一の強みは、“強い”こと。他の誰にも負けない力強さを持ち、そして支えてくれる仲間がいた。しかし吉田は、結果的に彼らを裏切った上に、トラウマを植え付けた。本作ではその“罪滅ぼし”が描かれるが、その内容も自分勝手である。
ただ、昨今何かとアイデア競争に走る戦隊に対し、吉田は純粋な強さと欲望を持つ“赤”の象徴であった。特に、吉田の最期は誰よりも“真”に赤いヒーローだった。
あと、赤は“不滅”だよね?
続編?期待してます!
斬新な表現手法
予告編は興味をそそられるものになっているが、本編を観てみると細部設定の粗雑さやレッドのダメさ加減に不快感を覚える。
この期待外れ感は、ヒーロー戦隊のリーダーに選ばれ、自分の人生が有意義なものになると考えていたレッドの今の心境にも似ているのかもしれない。
下半身付随になったピンクが襲われた際にかつての得意技であるキックを繰り出そうとするシーンや、敢えてチープに描かれた怪人との戦闘シーン、レッドが血で赤くくすんだマットレスの上に横たわるシーンなど、観ていて嫌な気分になる場面が多数描かれる。
全編を通して続く不快な演出に視聴者が耐えられなくことを見越してか、ヒーロー戦隊としてのお約束の設定や世界観の説明を省き、1時間足らずの短い作品となっている。
不快な演出は主人公の心境を表現する斬新な手法である。短編作品にすることで視聴者の負担軽減を図っていることも伝わる。それらを踏まえたとしても、観るんじゃなかったと思わされるような後味の悪さが残る作品だった。
短編であるが故に
短編であるが故に
レッドの行動理由や世界設定が見えて来ない
何故今になって行動を起こそうとしたのかとかこの世界における怪人やヒーローの立位置なんかを長編作品にしてもっと掘り下げて欲しいと思った
でも久しぶりに邦画で「演技」というモノを観た気がする
いろんなタイプの弱者、マイノリティが出て来るのに
ヒーロー含めて誰も救われない辺りは
この国の現実を皮肉ってるんだろうな
ひっどい映画…いやただの映像、ひどくどす黒い赤
まぁ、自主映画、インディーズだし、40分ぐらいだし
タイトルの『ひどくくすんだ赤』という色を映像で表現したらこんな風になりました。
というだけ
正直ただのキ○ガイ(笑)
グリーンの死墓参りから始まり、過去の精算として元メンバーに会いに行く話
あらすじで書いてあった
レッドが過去にしたやらかしの精算
というのをてっきり私は
一般人を怪我させてしまったとか仲間を死なせたとか、そういうのだと思っていた
ら、最初から適性のないレッド
暴走して怪人を必要異常に殴り殺す。
止めに入ったブルーを突飛ばし大怪我(植物人間)
突き飛ばしたあとピンクの尻見て欲情しレイプ
そんな過去だった
で精算というのも
自分達は幼いころから薬投与などで作られた戦士で普通には死ねない。
から、【自分が殺してあげて俺も死ぬ】
まぁ、ここ譲って
この理論を描きたかったのか?と受け入れましょう
が、
ヒーローにする必要あったの?
真に受ける人もいないだろうし、この監督の作品を見る人は皮肉とわかってるだろうが
『これがリアル戦隊ヒーロー映画だ』
というキャッチコピーは取り下げてほしい
ヒーロー好きな人は、意図がわかっていても腹立たしくなる一文💢
パンフ記載の監督のコメント
『今の日本の環境と凋落していくヒーロー物語を重ねて描くことで、現代日本を表現しながら大人が楽しめるヒーロー物語ができりのではないか、そこで誕生したのがこの映画です』
いやだいぶ闇よ、そのコメントでこの内容なら
『ひどくどす黒い赤』だわ
描写がどれもテキトーすぎ整合性がない
子供時代から隔離され投薬と訓練による戦士
上層部や研究などの出てくるのに
なのに暴走や感情をコントロールすることもない。
改心して働いてる怪人の元に訪れたレッド→
旦那をレッドに殺されたので自分も殺されると思い抵抗→
一方的に殴られるレッド→仲裁に入り怪人をボコる一般人→それを止めようと一般人を半殺しにするレッド
怪人→なんか回収隊員みたいなの来て捕獲、殺処分
レッド逃亡
組織に属してたし一般人に顔も名前も知られているのに一般人ボコったのはお咎め無しなのは何で?
主人公に共感するとかしないとか
監督の主張がどうとか
いやいや、こんなんクスリやってるやつが見たり
実際にやっちゃうやつやん
で、全く知らんかったけど上映後監督と俳優さん舞台あいさつ→パンフ購入者にサイン会
なんかファンのかたとにこやかに談笑してたしドヤ顔で…
なんか映研仲間が1本つくったから見に行こーぜ的な超内輪雰囲気
あーごめんなさい
場違い勘違いな私が来てすみませんでした。
レッドに嫌悪感を抱けば抱くほど監督の思惑通り
Youtubeの広告を見て鑑賞。まず主人公のレッドには全く共感を抱かない。生活を立て直そうとか人並みなことには無気力だけどクズがクズなりに考えた最終手段は道連れにかつての仲間を葬ること。これだけでもクズ度は増して行くが、戦隊発祥時の子役たちの芝居と画面が素晴らしい過ぎて、現在のレッドの置かれている状況と今のクズさを際立たせている。願わくは少年期のエピソードとか、ちゃんとした戦隊の活躍を見たかったが、このボリュームで描ききったと思う。作品について細かく設定とか考察すると主人公の年齢とか突っ込みたくなるが主人公のインパクトで消し飛びます。
余談ですが、公開日にテアトル梅田で観ましたが出演されていた金谷真由美さんが宣伝されていて『主人公にまったく共感できません』と語っておられたがその通りでした。
前情報無しで電撃鑑賞した結果
友人に誘ってもらっての鑑賞。
なんの映画かも知らずに干渉することになり、
にわか映画好き(メジャー映画を月に約20本ほど視聴)の自分がこの手の映画を評価してもいいのかとも思ったが、にわか映画好きの意見としてレビュー
面白いとは思えなかった。
いい映画なのかもしれないけど、素人には理解できない世界。
映画を通して何かメッセージ性があるんだろうなとゆう印象。
パッと思い浮かんだキーワードは
性癖、差別、懐古厨
文章化するのが大変なのでここまでにします。
未熟者が大変失礼しました。
自己満足、自己陶酔
嘗て最強と言われた戦隊ヒーローのレッドが過去のやらかしの精算をする為に、昔の仲間を訪ねる話。
戦隊ヒーローが実在する世界で、解散して40年以上経ちいまだに歴代最強と言われる「稲妻戦隊サンダーファイブ」のリーダー、サンダーレッドが過去を振り返りつつ行動していくストーリー。
乾杯戦士アフターVやエアーズロックの様なオフザケヒーローだけど、コミカルさを排除して、シリアスな悲哀に全振りした感じで、強いて言うならやり過ぎ感がブラックなコメディという感じ?
もうちょい笑いを入れてくれたら最高なのに…。
個人的にはこの汚い世界の間違えたヒーローとか、落ちぶれた感じやどこまで行っても自分勝手な感じはなかなか好みだったけれど、ちゃんとヒーロー好きな人にはムリでしょうね。
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