春の香りのレビュー・感想・評価
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想いや願いを伝えるよりも……。
病気や家族それぞれの姿を事細かく描いてくれて………ちょっとね、つらいね。
男やからお父さんの辛さや立場がズンてきたし、お母さんやお姉ちゃんの事も理解出来るしもどかしさも伝わってくるし。
やっぱ日本人やな。桜に生き死にや可憐や儚さだったり切なさを重ね合わせる辺りやね。
劇場に今作の事を色々紹介したパネルを観るまでは実話だったり撮影秘話だったりは知らなかったので余計に思いが伝わってきました。
いくら技術が進歩したとしても難しい事はいくらでもあります。
なかなか上手くは行かないのが人生です。
はやく病気で親より死んでしまうのが無くなればよいのですが…………。
こういう作品を観ると五体満足無事健康に生まれ育ててきた事に感謝してしまいますが当たり前ではない事に気付かされます。
だからこそ余計に若い命が無事に育っていくことを切に願います。
じじいは辛いねん。若いのが苦しんでいるのを観るのは。
娯楽作品ではないけれど…
青春映画
悲しい
脳腫瘍と闘いながら漫画家を目指していた高校生・坂野春香さんの実話をもとにしたフィクション。
小学生の時に脳腫瘍を発症し、手術を受けたが、それ以来学校生活は送れなくなり、何年か後に通信制の高校に転入した。漫画家を夢見ていたハルカは、自作漫画の主人公と同じ名前の男子生徒タクミと出会い、彼に恋してしまった。しかし、ハルカの脳腫瘍が再発してしまった。再手術の後、右半身麻痺のために漫画を描けなくなり、学校にも通えなくなった彼女は、理由を話さず一方的にタクミに別れを告げた。そして家族に支えられて闘病生活を続け・・・そんな話。
ハルカ役の美咲姫はしまねこの時に舞台挨拶で福山に来られた事があり、目の前の本人はめっちゃ可愛かった記憶がある。
本作でもオーディションを勝ち抜いただけあって、演技も素晴らしく引き込まれた。
タクミ役の佐藤新も良かったし、両親役の櫻井淳子と松田一輝とも娘を心から愛してて良かった。
悲しい実話がベースで面白いと言ったら不謹慎かも知れないが、良かった。
じわじわと迫る
ちょっと厳しめに書きますが
とある女子、若くして脳腫瘍を患ってしまい、学校にも行けなくなり、 ...
ジャニオタリピ客層狙い?
吉祥寺のめちゃ小さな劇場で見ました。上映館が少ないです。
話は漫画家志望少女が脳腫瘍になるリアルネタに無くてもいい無理矢理恋要素を追加したような。。と思ったらジャニ映画だった。配給が客増やす為の大人の事情戦略が見えて良さは半減。
目論み通り自分たち以外リピファンしかいなかったです。
実物のお父さんが語るドキュメントの方が泣けるかも。演技はお母さん役以外は。。。そこがリアルっぽく見えるともいえるし、単館系邦画っぽい。涙活するには劇場が人の家くらいの狭さで無理。お父さんが自殺を防ぐために何時間も手で押さえて家族の葛藤も描かれているがそこまでリアル描写はない。これならドキュメントでも良かったかなあというのが正直な感想。
終始軽いタッチだけど見終わると皆、本人を知りたくなると思う。私も帰りに本人の絵本購入しました。ほぼフィクションだから話はいいね〜っていうのもなんだか違うし。これきっかけで、ご本人のお父さんの高校部活のバッサーくんの話とかも良いですよ。
恋愛要素要員でアイドル登用は上手い使い方だなあとおもったけど、この人目当て客に向けてる戦略が見え過ぎて星④はいけないなあというのが正直な感想。客はジャニヲタリピのみ4人でしたが、やってる劇場がアングラ過ぎて噛み合ってないような。。。客層と劇場があってない。
現実はもっと酷く辛いだろうけど重くなり過ぎない加減が良さでもあり、、、。
出来たらこういう映画は本人が生きてるうちに届けてあげたいというのが個人的な感想。ジャニヲタじゃない人だと、学校で無理やり鑑賞させられる映画みたいだけど、鶴瓶さんのものよりこちらをオススメしたいです。
ありふれた日常が幸せだと感じることができる映画です。
「普通のことがしたい」「生きたい」というハルカさんの強い想いと、ハルカさんを想うご家族の愛が溢れる素敵な映画でした。
その中で、ハルカさんと巧くんがかわいくてかわいくて。バナナフィッシュが好きなところも、唐揚げを美味しそうな表情で頬張る笑顔も、真剣な表情でスマホで撮り合ったあとのキラッキラの笑顔も…そりゃ好きになっちゃうよ。
書きかけの「タクミくん」を、巧くんに似せて前髪を変えたり、涙ぼくろつけたりするところ、めっちゃわかる!
闘病シーンはきれいごとでは済まされないご家族の葛藤も描かれているので、いろいろなことを考えさせられました。だからこそ、何気ない日常も当たり前じゃないんだ、かけがえのない日々を大切にしないとな、と痛感しました。
観終わったあと、家族を含めてまわりの人に感謝し、大切に思える、そんな映画です。
もっと多くの方に観てほしいな…。
鑑賞後 日常を幸せだと感じる映画
春が来るたびに想い出す、そんな作品です
ある少女と家族の闘病を描いた作品ですが、監督と脚本家が辛いだけのノンフィクションとせず、闘病の少女に初恋をプレゼントしたいとあえてノンフィクションの部分を入れたとのことでした。
初恋の部分があることで、観る側も、彼女に少しでも楽しくキラキラした想いがあったのではと期待する気持ちをもちつつ、病気と向き合い闘う姿を目を逸らさずに観ることができました。主役の美咲姫さんを筆頭に、ご家族の力強い演技と、初恋相手の佐藤新さんの反した屈託のない柔らかい演技に引き込まれてました。
アーティストとして見ていた佐藤新さんの演技が素晴らしく、セリフのないシーンでもその場面に込める唇や腕の力強さでの表現に圧倒されました。
3回観ましたが、もう一度観に行こうと思っています。
今生きている奇跡
2度鑑賞しました。
主演の美咲姫さんの若々しい清らかな演技に引き込まれ、ご家族の葛藤や心情を思うと自然と涙が溢れました。登場する人それぞれに感情移入して胸が苦しくなりました。
[春香さんに恋をプレゼントしよう]との思いでキャスティングされた巧君役の佐藤新さんは、柔らかい声色や仕草の中にも凛とした力強さ、少し儚さを感じる笑顔でフィクションとノンフィクションの間を紡ぎ、ハルカさんの「生きる希望」としてこの映画に抜群の彩りを添えていると思います。
多分ノンフィクションでは辛過ぎて何度も観る事は無かったと思いますが、あえて恋をフィクションとして入れる事で苦しい闘病の描写も見守る事が出来ました。
日々の忙しない生活の中で忘れがちな[今生きている奇跡]を改めて思い出しました。そして家族に会いたくなりました。
佐藤新さんから貰ったこの映画との縁に感謝し、巧君との恋のプレゼントが春香さんへ届きますように。またこの映画がより多くの方に観ていただける事を願っています。
#映画春の香りを全国へ
タイトルなし(ネタバレ)
原作を読んで、映画鑑賞。
春香さん、ご家族の方々、
急に襲ってくる不安な気持ちや、
監督さんが春香さんにプレゼントしたかったというフィクションの部分と、
悲しいお話ではあるけど、春香さんに届くといいなと思った。
若い方に見ていただきたいなと思える作品でした。
タクミ役 佐藤新くんの存在感が圧倒的だった
人生で1番泣いた映画でした。
この映画を通して、生きていることの素晴らしさ、普通のことができる幸せ、好きなことを自由にできる喜び、改めて感じました。
また、病気と闘っている方がたくさんいることも当たり前のことですが改めて感じさせられました。
ご本人の病気へのつらさや家族への思い、家族の葛藤や大変さもとてもリアルに描かれていました。
佐藤新くんが出ていることがきっかけで見させていただきましたが、この先もずっと色んな意味で私の心に残る映画だと思います。
素敵な言葉でレビューしたいのですが、言葉で言い表せない思いでいっぱいです。
自分が健康なことに感謝し、家族や周りの人にたくさん感謝しながら希望を持って生きていかなければならないと感じました。
キャスト、スタッフの皆さん、素敵な映画を作っていただきありがとうございました。
涙が出るけど、温かい気持ちになれる映画
主人公が亡くなることは映画を観る前からわかっていることだが、希望を持てるラストが待っている。
初恋の描写はフィクションだが、脳腫瘍に関するノンフィクションのエピソードを描くために必要なパートになっていると感じた。
モデルとなった春香さんは、18歳で逝去された。人生の春を迎える時期、もっともっとやりたいことがたくさんあったと思う。「生きたい」と強く願ったことが、「恋」というわかりやすい題材を通じて伝わってきた。美しい映像に心が洗われた。
一方で、病に関する描写は実話に基づいており、綺麗事だけではない現実に心が締め付けられた。本人だけではなく、彼女を支えた家族の葛藤も丁寧に描かれており、誰の立場に立つかで物の見え方が変わってくる。
共通しているのは、彼女も家族も懸命に闘い、強く生き抜いたということ。生きていることの幸せを再認識させてくれる作品だと思う。
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