春の香りのレビュー・感想・評価
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ちょっと厳しめに書きますが
とある女子、若くして脳腫瘍を患ってしまい、学校にも行けなくなり、 ...
ジャニオタリピ客層狙い?
吉祥寺のめちゃ小さな劇場で見ました。上映館が少ないです。
話は漫画家志望少女が脳腫瘍になるリアルネタに無くてもいい無理矢理恋要素を追加したような。。と思ったらジャニ映画だった。配給が客増やす為の大人の事情戦略が見えて良さは半減。
目論み通り自分たち以外リピファンしかいなかったです。
実物のお父さんが語るドキュメントの方が泣けるかも。演技はお母さん役以外は。。。そこがリアルっぽく見えるともいえるし、単館系邦画っぽい。涙活するには劇場が人の家くらいの狭さで無理。お父さんが自殺を防ぐために何時間も手で押さえて家族の葛藤も描かれているがそこまでリアル描写はない。これならドキュメントでも良かったかなあというのが正直な感想。
終始軽いタッチだけど見終わると皆、本人を知りたくなると思う。私も帰りに本人の絵本購入しました。ほぼフィクションだから話はいいね〜っていうのもなんだか違うし。これきっかけで、ご本人のお父さんの高校部活のバッサーくんの話とかも良いですよ。
恋愛要素要員でアイドル登用は上手い使い方だなあとおもったけど、この人目当て客に向けてる戦略が見え過ぎて星④はいけないなあというのが正直な感想。客はジャニヲタリピのみ4人でしたが、やってる劇場がアングラ過ぎて噛み合ってないような。。。客層と劇場があってない。
現実はもっと酷く辛いだろうけど重くなり過ぎない加減が良さでもあり、、、。
出来たらこういう映画は本人が生きてるうちに届けてあげたいというのが個人的な感想。ジャニヲタじゃない人だと、学校で無理やり鑑賞させられる映画みたいだけど、鶴瓶さんのものよりこちらをオススメしたいです。
ありふれた日常が幸せだと感じることができる映画です。
「普通のことがしたい」「生きたい」というハルカさんの強い想いと、ハルカさんを想うご家族の愛が溢れる素敵な映画でした。
その中で、ハルカさんと巧くんがかわいくてかわいくて。バナナフィッシュが好きなところも、唐揚げを美味しそうな表情で頬張る笑顔も、真剣な表情でスマホで撮り合ったあとのキラッキラの笑顔も…そりゃ好きになっちゃうよ。
書きかけの「タクミくん」を、巧くんに似せて前髪を変えたり、涙ぼくろつけたりするところ、めっちゃわかる!
闘病シーンはきれいごとでは済まされないご家族の葛藤も描かれているので、いろいろなことを考えさせられました。だからこそ、何気ない日常も当たり前じゃないんだ、かけがえのない日々を大切にしないとな、と痛感しました。
観終わったあと、家族を含めてまわりの人に感謝し、大切に思える、そんな映画です。
もっと多くの方に観てほしいな…。
鑑賞後 日常を幸せだと感じる映画
春が来るたびに想い出す、そんな作品です
ある少女と家族の闘病を描いた作品ですが、監督と脚本家が辛いだけのノンフィクションとせず、闘病の少女に初恋をプレゼントしたいとあえてノンフィクションの部分を入れたとのことでした。
初恋の部分があることで、観る側も、彼女に少しでも楽しくキラキラした想いがあったのではと期待する気持ちをもちつつ、病気と向き合い闘う姿を目を逸らさずに観ることができました。主役の美咲姫さんを筆頭に、ご家族の力強い演技と、初恋相手の佐藤新さんの反した屈託のない柔らかい演技に引き込まれてました。
アーティストとして見ていた佐藤新さんの演技が素晴らしく、セリフのないシーンでもその場面に込める唇や腕の力強さでの表現に圧倒されました。
3回観ましたが、もう一度観に行こうと思っています。
今生きている奇跡
2度鑑賞しました。
主演の美咲姫さんの若々しい清らかな演技に引き込まれ、ご家族の葛藤や心情を思うと自然と涙が溢れました。登場する人それぞれに感情移入して胸が苦しくなりました。
[春香さんに恋をプレゼントしよう]との思いでキャスティングされた巧君役の佐藤新さんは、柔らかい声色や仕草の中にも凛とした力強さ、少し儚さを感じる笑顔でフィクションとノンフィクションの間を紡ぎ、ハルカさんの「生きる希望」としてこの映画に抜群の彩りを添えていると思います。
多分ノンフィクションでは辛過ぎて何度も観る事は無かったと思いますが、あえて恋をフィクションとして入れる事で苦しい闘病の描写も見守る事が出来ました。
日々の忙しない生活の中で忘れがちな[今生きている奇跡]を改めて思い出しました。そして家族に会いたくなりました。
佐藤新さんから貰ったこの映画との縁に感謝し、巧君との恋のプレゼントが春香さんへ届きますように。またこの映画がより多くの方に観ていただける事を願っています。
#映画春の香りを全国へ
タイトルなし(ネタバレ)
原作を読んで、映画鑑賞。
春香さん、ご家族の方々、
急に襲ってくる不安な気持ちや、
監督さんが春香さんにプレゼントしたかったというフィクションの部分と、
悲しいお話ではあるけど、春香さんに届くといいなと思った。
若い方に見ていただきたいなと思える作品でした。
タクミ役 佐藤新くんの存在感が圧倒的だった
人生で1番泣いた映画でした。
この映画を通して、生きていることの素晴らしさ、普通のことができる幸せ、好きなことを自由にできる喜び、改めて感じました。
また、病気と闘っている方がたくさんいることも当たり前のことですが改めて感じさせられました。
ご本人の病気へのつらさや家族への思い、家族の葛藤や大変さもとてもリアルに描かれていました。
佐藤新くんが出ていることがきっかけで見させていただきましたが、この先もずっと色んな意味で私の心に残る映画だと思います。
素敵な言葉でレビューしたいのですが、言葉で言い表せない思いでいっぱいです。
自分が健康なことに感謝し、家族や周りの人にたくさん感謝しながら希望を持って生きていかなければならないと感じました。
キャスト、スタッフの皆さん、素敵な映画を作っていただきありがとうございました。
涙が出るけど、温かい気持ちになれる映画
主人公が亡くなることは映画を観る前からわかっていることだが、希望を持てるラストが待っている。
初恋の描写はフィクションだが、脳腫瘍に関するノンフィクションのエピソードを描くために必要なパートになっていると感じた。
モデルとなった春香さんは、18歳で逝去された。人生の春を迎える時期、もっともっとやりたいことがたくさんあったと思う。「生きたい」と強く願ったことが、「恋」というわかりやすい題材を通じて伝わってきた。美しい映像に心が洗われた。
一方で、病に関する描写は実話に基づいており、綺麗事だけではない現実に心が締め付けられた。本人だけではなく、彼女を支えた家族の葛藤も丁寧に描かれており、誰の立場に立つかで物の見え方が変わってくる。
共通しているのは、彼女も家族も懸命に闘い、強く生き抜いたということ。生きていることの幸せを再認識させてくれる作品だと思う。
涙腺弱いけど、泣くまでは…周りは号泣
桜が咲くたびに思い出して欲しいのは、恋に輝く彼女の笑顔だったと思う
2025.3.19 アップリンク京都
2025年の日本映画(102分、G)
原案は坂野貴宏&坂野和歌子著作の闘病記『春の香り』
膠芽腫と戦った高校生を描いたヒューマンドラマ
監督は丹野雅仁
脚本はカマチ
物語の舞台は、愛知県江南市
小学校の頃に膠芽腫と診断され、摘出手術を受けた藤森ハルカ(美咲姫)は、治療の効果もあって、通信高校に通うことができるまでに回復していた
ハルカの趣味は漫画を描くことで、特に少女漫画のような王子様展開を好んでいて、そのキャラクターにタクミという名前をつけていた
父・孝之(松田一輝)は高校で体育教師をし、母・美佐子(櫻井淳子)は付きっきりでハルカの面倒を見ている
ハルカには少し年上の姉・ユウカ(篠崎彩奈)がいて、高校の先輩の川上(平松賢人)と付き合いだしたとはしゃいでいた
物語は、ハルカが通信高校に通い、そこでクラスメイトの杉山巧(佐藤新)と出会うところから動き出す
自分の王子様と同じ名前を持つ巧はイケメンの高校生で、胸の病気に罹ったのではないかと勘違いするほどだった
母が父と自分の弁当を取り違えたことがきっかけで接点ができたのだが、その後も二人は学校の屋上で秘密の時間を過ごしていく
巧が電車通学をしていると知ると同じように通いたいと言い出し、彼がバイトをしていると知ると、バイトをしたいと言い出してしまう
回復の兆しと捉えていた家族たちだったが、ある日のバイト中にハルカは意識を失って倒れてしまった
主治医の小早川先生(光徳瞬)によると、膠芽腫の再発ということで、新しい手術にて「可能な限り腫瘍を摘出すること」になった
手術中に覚醒させて、会話をしながら脳の機能を確認するというもので、手術は何とか成功を収める
だが、副作用としての精神的な反応、手の痺れや視界不良などが起こり、ハルカは筆を左手に持ち替えて、漫画を描き続けようと試みた
映画は、実話ベースのフィクションということで、どの部分がフィクションなのかは原作にあたる闘病日記を読めばわかる
主題としては、思い出してもらうことの幸せというものを念頭に置いていて、ハルカの人生はこんなにも困難だけど素晴らしかったというところを記録として残しているような作品になっている
実際の闘病生活はもっと大変で鬼気迫るものだったと思うが、映画ではかなりオブラートに包んでいると思う
それでも、自分の意思とは関係なく起こる自傷を認知しているし、「自分が何をしても、生きたいと思っていることは忘れないでほしい」というハルカの言葉は真に迫るものがあった
いずれにせよ、完全虚構だと、ハルカの描いた自分の漫画(実際には描けない思う)を読んだ母親が巧の存在を知って探す、みたいな展開がありそうだが、現実的な路線に着地していたように思えた
ハルカがあんなに楽しそうだったのは何故かということが家族に伝わる内容になっていて、彼女は月1回の出席で恋をしていたことがわかる
彼女は普通のことをしたいと思っていて、その一部が叶っているとも言えるので、母親としてはそれがわかっただけでも良かったのかもしれない
病気はいつ何時自分の身に降りかかるのかはわからないが、何があっても生きたいと願い、生きていることに感謝をするのはとても大事なことだろう
公式HPには「もう一つの物語」と題されるショート動画(両親による語り)もあるので、そちらも重ねて視聴することをオススメしたい
生きていることは奇跡
既に親目線
実在した一人の女の子の願いが託された作品
生きることを諦めなかった女の子の願いが継がれている。
実話を基にした作品だが、敢えてフィクションに近いかたちになっている。
それは製作された方々の贈り物でもあること。
この作品を観ていて気が付いたのは、観ている自分を登場する誰の目線で観るかで世界が変わること。
悪性脳腫瘍の膠芽腫の症状、同時に精神を患った描写が繊細だった。
現実との境界線の曖昧さに吸い込まれる。
完全にフィクションとして観れば恐らくありきたりと感じるだろう。
観たあとに無性にからあげやシュークリームが食べたくなるだけになるかもしれない。
作品のHPで少し予習をしてぜひ観て貰いたい。
当たり前に慣れきった今には必要な作品だと思う。
久方ぶりに気に入った作品だが、残念な事に上映している劇場や回数が少ないのだ。
観れる場所が増えてくれたら嬉しい。
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