チャチャのレビュー・感想・評価
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解説によると「人目を気にせず、好きなように生きる」がモットーの野良猫系女子・チャチャの恋と成長を描くだけど
正直なところ、タイトルや広告のメインヴィジュアルから、軽~いフワフワ感というかポップ寄りだなと思ってしまい、かわいい仕草や過剰ファッションで自己アピールする不思議ちゃんってどうなんだろうと少し距離を置きながら、と同時に観る側って作り手の苦労なんてこれぽっちも考えたりしない点について気にしながら観た。その結果、映画に入り込めなくてモヤモヤした感じだけが残ってしまった。
確かにモノローグは多かった。恋愛に関してのちょっとした意見表明みたいな感もつきまとい、なにかを説明したいんだなと思ったが、そのなにかがいまひとつ見えてこなかった。ただ最初のほうのシーンで、主人公の女の子が、仕事場であるレストランでお皿落とすという男の子のやらかしをじっと見つめていたところから、ドジも踏むイケメンが好きらしいということだけはわかった???
結局は、自分らしさ映画なんだろうけど、徹底した唯我独尊な主人公でもないし、どこが成長したの?と思ってしまい、周囲の人間や周囲の状況の影響をバンバン受けて自分らしさが変わってしまう主人公のほうが好きかもしれないなと考えた。そんなこと言うと、チャチャさん?から「周囲の人間の目を気にしすぎて、生きたいように生きていないな」とか言われそうだけど、自分らしさがあくまでも不動な映画の主人公には、どうしても感情移入ができなく、こんな女の子のこんな話があってもいいんじゃないの?にはなれませんでした。
これはもう伊藤万理華さん‼︎
人の目を気にせず、人の目を盗む
「美しい彼 eternal」「夜が明けたら、いちばんに君に会いに行く」そして「恋を知らない僕たちは」とここ2年で大傑作を連発し続ける、恋愛映画の申し子こと突如現れし鬼才・酒井麻衣監督の最新作は、これまた密かに日本映画界を盛り上げる、ファッショナブルでありながらミステリアスな女優・伊藤万理華を主演に迎えた一風変わったラブストーリー。
予告、ポスター、何よりもその安心と信頼のキャストに大きな期待を寄せていたのだけど、ちょっとこれは...やりすぎじゃないのか??笑 いくらなんでも浮世離れしすぎじゃない??
マイペースでひとりよがり。ぶりっ子で不思議ちゃん。まるで野良猫のようなチャチャの頭の中をそのまんま映像化したような作品。こんなクセの塊のようなキャラクターを難なくこなせる伊藤万理華の演技力はやはり只者じゃないし、今回もまた惹き込まれ、見とれてしまった。「サマーフィルムにのって」で大好きになって早3年。彼女の躍進はまだまだ止まらない。来月公開の「オアシス」の期待がさらに高まった。
伊藤万理華の大好きなところが詰まった作品だけど、その一方で彼女に依存するがあまり、物語として成立していないのを随所に感じる。キャラクター性だけで押し切っているストーリーであるため、結構グチャグチャでまとまりが悪く、しかもそんなキャラにしてはそこまで意外性はなく、ガラリと物語の色が変わる後半も面白くなりきれていないように思えた。
ゆっくりと走っていたのに急にアクセルをベタ踏みして、そのまま加速し続けると思いきや、次は思いっきりブレーキを踏んでまたゆっくりと走る、そんな感じの展開。だから面白くなれなかったじまい、あと一歩のところで終わらせている感じがどうももどかしい。中川大志演じる樂もかなり面白い人物で、チャチャとの似ているようで全く違う、野良猫と野良犬のような関係性に見入ってしまったんだけど、彼もまた作品の色作りの犠牲になっているようで、一連の流れを通しての終着点を見失っていた。
色合い、雰囲気、空気感、音楽に絵にファッション。好きな要素は山ほどあるし、劇映画としてではなく、映像作品として見ればとてもよくできた作品。酒井監督のこれまでの作品は、本作同様どれも面白く見応えがあって、映像もとにかく綺麗だったのだけど、漫画や小説など原作があるものからの映画化であったため、良くも悪くも優等生的な作りだった。
だけど本作はオリジナル脚本ということで、監督の色がそのまんま反映されており、こんなにも不思議なことを考えている人なんだ!と驚きながら、唯一無二の非常に作家性のある人だと気づいたため、ストーリーとしてはそこまで好きになれなかったけど、酒井麻衣監督のことはまた一層好きになった。
頼りすぎている感じは否めないけど、この2人にしか出せない魅力と役柄だったし、野良猫が野良犬を愛し、愛されたいと思うその感情はとっても可愛らしくて面白かった。もう1回この感じで映画撮って欲しい。と、思えるくらい好きな2人と好きな雰囲気。だからより、ハマれなかったことが悔しい。
NHKぽさと勘違い、気に入ったことは分かるけどさすがにやり過ぎかな...。凛さんの見せ方と、凛さんの見る光景の見せ方が下手...。別に興味無いんだけど、と思わせちゃったらおしまいだよね。
人の目を気にしない生き方。言い換えれば協調性がないということかもしれないけど、自分のしたいことを真っ直ぐ突き進んで行う姿は、やっぱりどんな形であれかっこいいと思うし憧れる。「リトル・ダンサー」「HAPPY END」に続き、心がとても豊かになった気がします。
すごく良かった伊藤万理華と中川大志ですけど、差し押さえて一際輝いていたのは藤井隆。いるだけで面白い人ってやっぱりずるい。
日本版❗️アメリ❓ホラーをプラスした感じ
ムチムチの
樂あれば苦あり 御戸木の国のアリス
2024年映画館鑑賞99作品目
10月20日(日)イオンシネマ新利府
6ミタ0円
監督と脚本は『はらはらなのか。』『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』の酒井麻衣
脚本協力に『鯨の骨』『ドライブ・マイ・カー』の大江崇允
一応ラブコメディーかな
粗筋
同じビルの一階がレストラン
二階がデザイン事務所
三階が英会話教室
デザイン事務所で働くイラストレーターのチャチャとレストランの店員の樂が付き合い始める
しかし樂には他に好きな女性がいた
英会話教室講師のピオニーだ
けれども彼女には護という名前の彼氏がいて同棲中な熱々カップル
そんな護はバイトを始めてはすぐに辞めるを繰り返す殆どヒモ状態にも関わらず浮気をしていた
それが許せない樂は護を誘拐し監禁してしまう
そんな護を不憫に思ったチャチャは助けようとするが樂に見つかり一緒に捕まってしまい拘束され軽トラ移動
郊外の山林で樂に殺されそうになるチャチャと護
どちらかといえば嫌いじゃないジャンル
とはいえ欠点は多い
さまざまな登場人物の視点で話は進む
人だけじゃなく鼻とかポストとか電柱も
ほんわかとしたゆるい展開も終盤はグロい展開
プーさんとかアリスとかシンデレラとか最近ディズニー系の話がグロいホラーに変貌しているのが海外で流行っているようだがそれに触発されたのか
チャチャや社長の少々奇抜な小洒落た感
東京ではあまり見たことがない
どこにいるんだろうか
原宿で変な格好している中学生くらいの女の子は見かけたことがあるがどうみても地元の人ではなさそうでお上りさん丸出しだった
わりと東京の人たちって大多数が地味に生きている
日中の山手線の客層って極端な話だがゴジラ第1作で「また疎開か」と愚痴をこぼす成人男性と雰囲気はあまり変わらない
最先端とか程遠い情景
藤間爽子を演じる凛が尾行する際にホームズっぽい服装をしているところが好き
逆に目立つじゃん
何を持って自由気ままなのかよくわからない
酒井麻衣なりの答えがこれなんだろう
特に自由気ままとは感じなかった
星5とか4はあり得ないが星1や2じゃ厳しすぎ
星3が妥当
配役
Edgeデザイン事務所で働くイラストレーター血を舐めるのがチャチャに伊藤万理華
チャチャの事務所と同じビル1階の「ビストロBAU」で働く青年で動物の水晶体を集めるのが趣味の樂に中川大志
Edgeデザイン事務所のデザイナー兼営業で社長に恋するも妻子がいるので諦めている凛に藤間爽子
チャチャをスカウトしたEdgeデザイン事務所の陽気な性格の社長の藤井隆
チャチャの同僚でディレクターの大下に落合モトキ
チャチャの同僚でデザイナーのマミに佐々木史帆
チャチャの同僚でデザイナーのカナに中島侑香
チャチャの同僚でアシスタントディレクターの青木に小林亮太
ピオニーの恋人でバイトを始めてもすぐに辞めるその繰り返しでヒモに近い護に塩野瑛久
チャチャの事務所と同じビル上階の「向日葵ENGLISH教室」で勤務するピオニーにステファニー・アリアン
樂が働くレストランの店長の山田に福山翔大
ポストさんの声に原菜乃華
ひまわりさんの声に原菜乃華
電柱さんの声に檀鼓太郎
黄色いお花さんのこえに梶裕貴
飲食店Aの店員に川瀬陽太
飲食店Bの店員に松井玲奈
飲食店Cの店員に池田大
劇場鑑賞必須!とは言わないが……
伊藤万理華ちゃん目当てで行ったらぶち当たったすっごく好きなタイプの映画。
若い時に感じがちだった『恋愛至上主義』的時間(いや、もっと言うと気持ち押し付け気味のありがた迷惑恋愛かw)が共感できる一方で、相手によっては真逆に相手のめちゃめちゃのめり込んでくる感じについていけず自分は至って冷静なため及び腰になりがちって時にも共感。
なんか懐かしいなぁ〜微笑ましいなぁ〜なんて感じながら観ておりました☺
✨伊藤万理華ワールド全開✨
他の役は正直誰か他のキャストさんが担っててもまぁイケるけど、伊藤万理華だけはアカン。彼女の持つ独特の世界観がドンピシャドハマりな役『チャチャ』だったー。
不思議ちゃん感とか野良猫らしさありながらも、後半にはシッカリした感じも出ていてとにかくチャチャ見ていて飽きない!
サイコな樂も良き。
情けない一条天皇も良き。
終わりがスッキリしたよぉなしてないよぉな感じなのも好き💜
若い頃っておかしなこと考えるよなー。
あなたの血を舐めたい、はなかったけど彼氏の眼球舐めてた友達居たなー(しみじみww)
好きな人の血をなめてみたい。
前半に展開される、可愛いと思われたい欲求を隠しきれない女と、スカしているのがイケてると勘違いしてるとしか見えない男の、どうでもいい恋愛ストーリーを我慢できれば、とりあえず後半は楽しめる。伊藤万理華と中山大志が好きな役者でもなければおそらく途中で脱落してた。ふたりにこんなベタな演技させて、何を見せられているんだろうという気持ちだった。自宅の小道具が凝りすぎて非日常感すぎるし、冷蔵庫からレモンスライスを仕込んだ水を出してきた時点で急激に冷めた。マモル、こいつ一条天皇じゃん!ってちょっとテンションがあがったくらいだった。
でも、そのマモルが出てきたあたりから、状況一変。おや?これは恋愛ものではないのか?と不思議がっているうちにあれよあれよの展開。そして軽トラの架空ナンバー「御戸木」を見つけた時、あれ、まさかいままで恋愛ものだと思って観てたの?とちょっとからかわれた気分だった。たぶんこれは御戸木=おとぎ話、のメッセージだ。ちょいグロ系の絵本の実写版だとおもうとなんだか許せる気分になっていた。ただ、その気分にさせてくれるのが遅すぎるな。
料理がおいしそう
登場人物みんな、絵、料理、花等々、自分のお気に入りなものの
共有を通じて意中の相手を深く知りたい、距離を縮めたいけれど
妄想が膨らむ一方で気持ちがまったく通じてない様がコミカルに描かれる。
そんな中でチャチャは、
自分と同じ(世間一般的には)普通じゃない何かを直感的に感じたのか樂に近づき、
そして後半に徐々にその正体を察していくが、
外見とは裏腹にそれに向き合おうとする覚悟、決意をもった
ときおり見せる強い表情や声のトーンがとても印象的。
そんな主人公ふたりの、普通じゃない、異質な部分が
パステルカラーの画面や、ちょっと不思議な音楽、
様々なアイテムを媒介して照らし出されていて、
ちょっとサイコな部分も不思議と美しく、爽やかな気持ちでみることができた。
タバコ吸うやつろくなやついねぇな!
俺は好き
万理華様の魅力を前面に押し出した映画。菜乃華様は声だけの出演
新しい時代を感じた傑作。ぜひ劇場で。
テンポが良く、最後のエンディング含めて完璧にスクリーンの世界に引きずり込まれた。
エンディング曲が流れるエンドロール
身動きできなかった。
こういう体験はなかなかできない。
演技がどうとか、細かいことは知らんけど
この作品が当たりなのは間違いない。
新時代は来た。来ていた。
意味や動機?ストーリー?
今までの常識に当てはめて観る人は振り落とされる。
それで良い。
低評価だろうがなんだろうが最初は
ついていけない、ついていかない老人に絡まれる、見下されるかもしれない。
そんな他人の目はどうだって良い。
監督たちは新時代を突き進んで欲しい。
チャチャのようにね。
オリジナル脚本の邦画では今年一番くらいのお気に入りになった。
エンディング曲はさっそくダウンロードして帰りの車中で聞いた。
歌詞もいい。
もっと世に知られるべき作品。
みんなに見てほしい。
自分には全くハマらなかった。
可愛らしいおとぎ話のようで、、サイコ
メリハリ効いてます。
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