僕らは人生で一回だけ魔法が使えるのレビュー・感想・評価
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20歳前の男子があんな年寄りのような欲望を持つだろうか?
緑の山、田園、花畑、そして美しい海にも面した小さな村には、ある秘密があった。村の男の子は18歳から20歳になるまでの2年間に、人生で一度だけ魔法を使えるが、命に関わることには使用を禁じられていた。ある年、もうすぐ18歳になる、ハルヒ、ナツキ、アキト、ユキオの4人の少年たちは、村の長老からその魔法の話を聴いた。最初は魔法など信じなかったが、彼らの父親たちもかつて魔法を使ったことがあると知り、魔法の使い方を考える会議を開き、どうするか話し合いを始めた。さて、4人は何の魔法を使ったのか、そんな話。
春夏秋冬の名前が何かストーリーに関係あるのかと思っていたが、ほとんど関係なく、何なんだ、って思った。
そして、些細な欲望の話し合いが続き、冗長で退屈だった。
これまでの魔法?希望?が書かれた記録帳の内容が最後に紹介されるが、何とも年寄りくさい、枯れたような、村や小さな子供たちのことを思うような内容が続き、20歳前の男子があんな事を思うものか?と疑問に感じた。
それと、小さな村、という設定なのに山に登ると、そこから見えるのは密集した市街地のような景色で、田畑は?と思ったし、海の有る村にダムが有るか? どれだけ短い川なんだ? そして、単線ながら鉄道も走り駅もある。小さな村に駅を作るか? いったいどんな設定の村なのか、色々と詰め込みすぎで、村の設定が破綻してると感じた。
八木勇征、井上祐貴、櫻井海音、椿泰我の4人のファン向け。
満開の桜と青い空は美しかったが、それだけ。全く面白くなかった。
ピュアな男子高校生の友情物語、ハンカチお忘れなく。
CG使ってますよね?と思わず確認したくなるくらい、ナチュラルで美しい映像です。
メインの4人も、無邪気でかわいくて、小さい頃からずっと一緒で、思い出ほぼ共有している友情を羨ましく感じました。
アキトは、幼児の頃にお母さんを亡くしているのに、ホントいい子で、妖精かな?
ハルヒにとって、アキトは世界を変えた人なんでしょうね。
アキトが進学のため、見送りに来たハルヒと駅で別れるシーンは泣けました。
ベストシーンです。
この魔法の言い伝えって、結局、子どもと大人の分岐点である18歳で、「自分の望みが何か考えなさい」という通過儀礼なのでしょう。
だから、禁忌を犯した罰なんてない。
そろそろ、男の子だけでなく、18歳の女の子にも広げて欲しいセレモニーです。
心に沁みたのは、ユキオの父親がダム工事を請け負った事情を聴いた時です。
ダム建設に当たり、決まっていた東京の建設業者に任せたくなくて、ボランティアでその業務を自社で請け負い、社員皆で泣きながら森の伐採したとのこと。
ダムにより、村も含め近辺も治水が進んだはず。
それでも、父親は、「金に目がくらんでダム建設を請け負った裏切り者」のように一部の人に今でも言われていて、これは村社会の負の側面ですね。
父親の純粋な想いが、ちゃんと伝わるといいな。
主演八木勇征、主題歌ファンタで、めちゃめちゃ嬉しいし、すごくマッチしていました。
ほんわかあたたかい気持ちになるこの映画、おススメです。
内容のよさがわからなかった
八木勇征さんのファンなので舞台挨拶中継目当てで観ました。
お話の展開が予想を超えてくることがなく、ここで感動してねと示されているように感じて冷静になってしまいました。4人とも洗練されていて、高校生にはみえないです。
病弱な子があんな状態になったら母親は片時も離れないはずなのに友達だけが病室にいるとか謎です。
ファンタジー要素のある映画だとしても、リアリティがないと冷めてしまいます。
振り子時計止まってます?
日本のとある小さな村を舞台に、その村でその年に18歳になった男の子は20歳の誕生日までに1度だけ魔法が使えるというお話。
この村でその年18歳になる男の子4人が集められ、魔法のことが告げられて巻き起こっていくストーリーで、命に纏わることに使うと村に不幸が起こるから禁忌という縛りはあるけれど…。
退屈な舞台劇みたいな魔法会議をたらたらみせらるし、ダムは悪?みんな環境活動家ですか?
自分の人生が成功する様に願うのはずるなんですか?
例えば、世界中を感動させられる音を奏でられるピアニストとか、感動させられるプレイを魅せられるサッカー選手とかはどうなのよ?
造園業の父親の告白も引っ張らないともたない程度の話しなのか?という印象で後半に入ったけれど…この村には居られないと思ったけれど、一人前になって戻ろうと…は言っていることおかしくない?
主人公たち含めこんな能天気なムダ使いみたいな魔法しか使わないとか、自分を含む誰かの人生に影響を与えることは出来ないぐらいの縛りじゃないと納得いかないし、なんなら禁忌を犯してまでぐらいの展開を期待してしまったんだけどね…。
ということで、クライマックスのリメンバーとかはもう冗長過ぎてびっくり。
自分にはこれっぽっちも良さがわからなかった。
まあ、キャスト目当ての方用の作品という感じですかね。
「こんな自然がある」
優しい魔法をありがとう
優しい気持ちになれる映画です
思い込み
誰もがあたたかい。
ファンタジー要素がいっぱいで、人のことのみによっては陳腐に見えるかもしれないけど個人的にはめちゃくちゃ泣いてしまいました。ちょっと映画館で恥ずかしかった。方向性によってはツッコミどころがあったり、高校生には見えんだろう!と思ったり(笑)なにかと偽善に見えてしまいがちな内容ではありますが、きちんと自然体ですべての登場人物たちがいい人でした(私の記憶が確かなら)誰かのためが、皆のためになる。そんな幸せの連鎖がずっと村に届いていたのですね。温かい気持ちになりました。映像も綺麗でずっと優しい風が吹いていた気がします。また俳優人たちの演技が素晴らしかった。八木くん見たさで行きましたが、他の方たちの演技力にもびっくり。櫻井さんも上手かったですね。これからが楽しみです。万人におススメできます。
ちょっと心が疲れているかも、と言うときに観ると号泣してしまうかもしれません
2025.2.24 イオンシネマ京都桂川
2025年の日本映画(110分、G)
原作は鈴木おさむの朗読劇『僕らは人生で一回だけ魔法を使える』
ある秘密のある村で育った幼馴染4人を描いた青春映画
監督は木村真人
脚本は鈴木おさむ
物語の舞台は、日本のどこかにある自然豊かな村(ロケ地は千葉県南房総市)
その村には、18歳になった男は「人生で一回だけ魔法が使える」という秘密があり、18歳を迎える年に村の重鎮・テツ爺(笹野高史)から教えられることになっていた
その村で今年18歳を迎えた男子は、ピアニストになりたいアキト(八木勇征、幼少期:髙木波瑠)、サッカー選手を断念したナツキ(櫻井海音、幼少期:中村龍太郎)、病気がちなハルヒ(井上祐貴、幼少期:白鳥廉)、手先が器用な工作部員・ユキオ(椿泰我、幼少期:松野晃士)の4人だけだった
その魔法は「命にまつわることには使えない」という禁忌があり、それを行うと村に不幸が訪れる、という
また、魔法を使った者は、すぐに魔法の書という本にそれを記す必要があり、この伝統はかなり古くから続いていたことがわかる
物語は、4人で話し合いながら「何に使うかを考える」というシークエンスがあり、自分のために使いたいナツキは、自分の人生をリセットしたいと考えていた
それは、彼の父・カズオ(阿部亮平)がくも膜下出血によって仕事ができなくなり、サッカー選手になる夢を諦めざるを得なくなっていたからだった
だが、ハルヒは誰かが幸せになるために使ったほうが良いと考えていて、半ばケンカのようになってしまうのである
禁忌としての「命にまつわるものには使えない」というものがあって、それによってハルヒが使える魔法は限られていた
自分が生き残ることで村に不幸が訪れることは耐え難いことで、それならば誰かを幸せにする方が良いと考えていた
それが彼の決断であり、多くの村人たちがこれまでに同じような願いをしてきたことがわかる
唯一、自然を壊すことになったダム事業も、地元の建設会社の社長であるユキオの父・エイジ(カンニング竹山)が「他人に無茶苦茶にされるぐらいなら自分たちでやる」という覚悟があったものだった
なので、それが他の町で良からぬ噂になっていても、村人はそれを理解しているので強く生きていける
映画は、涙腺崩壊系の作品で、彼らの健気で純粋な想いには心が洗われる感じがした
「魔法を使って後悔しない」という先にあるのは、自分にまつわることには使わないというところに通じていて、アキトはそれが感覚的にわかっていたのだと思う
魔法を使ってズルをしたところで、未来永劫その魔法が続くとは限らないし、仮に世界的なピアニストになって認められたとしても虚しさが募ることは目に見えていた
自分の実力でどこまで行けるかを見届けるためには、その道でもがくしかなく、それを他人がどうこう言う資格はないと思う
だが、外因的なもので夢を諦めざるを得ないナツキとしては、その環境が与えられているだけで自分の人生は詰んでいると考えてしまうのである
映画のラストには、魔法を使ったものだけが読むことができる魔法の書が登場し、そこにはこれまでに同じような魔法を使った人々の言葉が掲載されていた
アキトは犯人探しをしないキャラだが、誰かしらはナツキの父が書き込んだ禁忌というものを見たのかもしれない
だが、アキトの言うように、不幸とは思い込みのようなもので、それが本当に魔法によって起こったのかは立証できない
それでも、禁忌を犯したことは本人だけは知っている(この場合は妻もかもしれない)ので、それを背負って一生生きていくことも辛いように思う
ある種のテツ爺による言葉の縛りの類だと思うものの、それを確かめることもできないので、起こったことをどのように捉えるかで、村民の心意気と言うものも試されているのかな、と感じた
いずれにせよ、ハートフルな作品で、ところどころ涙腺を刺激するシーンは多かったと思う
設定上、18歳になった男子のみと言うものがあったが、ここを深掘りする人がいてもおかしくないのかなと思う
また、ハルヒの父が魔法を使ったのが18〜20歳の時だとして、その時点でハルヒを身籠っていると言うことになるので、随分と早いゴールインだったんだなあ、とか余計なことを考えてしまった
基本的に、利己と利他の物語なのだが、もし魔法が使えても、自分のために使うと不幸になるように思える
それは、魔法と言う特権がもたらす恩恵に満足できる人はいないからであり、とても些細だけど、価値があると思える瞬間的なものに魔法を使う方が良いと思う
この答えに村民のほとんどが辿り着くと言うのはファンタジーなのだが、やはりこれもテツ爺における思想誘導のように思えるのは心が荒んでいるからなのかもしれません
優しい気持ちになれる映画でした
70年生きてきて、大切な人との別れが何度も何度もありました。辛過ぎて生きるのが辛い時もありましたが、「どんな事にも意味がある」ですね。日頃、そう思いたいのですが、なかなかできずにいました。でも、映画を見て救われる思いでした。そして、4人の友情に胸が熱くなり優しい気持ちになりました。4人の関係がとっても素敵でした。
ありがとうございました。
勇征くんを知って、この映画に出会い、私のこれからは何だか桜色のように穏やかです。
勇征くんをアキト君に抜擢してくださった関係者の皆さんありがとうございます。
次は小学生の孫たちとも観に行きます。
この映画が、多くの人に届きますように願っています。
切ないけど温かい友情物語
映像も物語も美しい
18〜20歳という大きな決断を迫られる時期に魔法が使えるなら人生に影響することを願いそうだけど結局は皆小さい願い事を選ぶのですね。
でも、あの魔法之書に願い事を書かなければならず他の人も見れるのであればナツキ父が命にまつわる願い事書いたこともバレますよね?そんな掟破りのことしたらとっくに村中に広まって村八分にされるかと思うのですが。ユキオ父のダム参加よりよっぽど噂になりませんか?
誰も書いてないけどこれブロマンスですよね。ハルヒが一方的にかと思ったらアキトも同じように特別な感情を抱いてそう。同じ自転車二人乗りの八木勇征でも「美しい彼」では後ろ側、「ぼくまほ」では前側という。友達以上の特別な存在ということは匂わせながらも直接的な表現はないのが美しくてよかった。病室でのベッドでのシーンはヒヤヒヤしましたが(笑)
気になったのが、魔法って18歳にならないと使えないのですよね?高3で大学受験に使いたい場合、誕生日が3月中旬だったらもう受験期間終わってて可哀想。まあこの村の人たちはみんな自力で頑張りそうだけど。
4人の若手俳優の演技もよかった。八木勇征は魔法会議の時のお茶目な感じが自然でよかったし、井上祐貴は虎に翼の強気なキャラとは反対の優しいキャラが合ってたし、櫻井海音はダントツで演技上手いし、椿泰我は明るくて優しいキャラがそのものだったしナイスキャスティングでした。アキトの幼少期役の子もよかった。
見間違いかもしれませんが鈴木おさむ出演してましたか?道歩いてませんでした?
この映画を観た人がみんな幸福になりますように‼️❓
風にのせて届けるから。
東京からさほど遠くない、とある小さな村の秘密、その村に住む18歳になる少年は“人生で1度だけ魔法を使える”と知らされる…、ちょうどその年その村で18歳になるアキト、ハルヒ、ナツキ、ユキオの話。
ある朝8時、近所のテツ爺に呼び出され知らされた4人、その1度だけ使える魔法を何に使おうと考えるが…、音大を目指すアキト、心臓が弱いハルヒ、サッカーの道へ進みたいナツキ、工作部の彼女orオヤジの会社を継ぎたいユキオで見せてく。
冒頭から村の自然の景色と雰囲気、BGMで心掴まれ何かいいよ~と思うものの、魔法を何に使おうかの“4人の会議”からのおふざけな感じになってしまった展開で、ちょっと冒頭からの雰囲気とは印象変わってしまったかなって感じ。
ストーリーは進み終盤、症状悪化のハルヒ、そこへ居なくなってたナツキが駆け付け、その病気の原因は…と説明、そこまで良かったけど、アキト母の死、ユキオの親父の仕事の事までの謝罪には何で?!と、“たられば”的なセリフ回しと、序盤会議のおふざけ演出が何か個人的いらなかったというワガママ!
作品の雰囲気は良かったんだけどな~
観なきゃ損 人生に響くギフトみたいな物語
全58件中、21~40件目を表示