流麻溝十五号のレビュー・感想・評価
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マジでつまんない映画
台湾で共産党思想にかぶれた政治犯を収容している島での生活を描いているのだが、男女混合で収容されいてプチハーレム状態だし、ダンス発表会があったり、収容者に演劇の発表会をやらせたりと、過酷ではないムショ暮らしで一月くらいなら入所してみたくなります。
日本語で会話もしていたけど、実際そうだったのでしょうか。あんなヘタクソな日本語ならやる意味がなくない?
色々、エピソードはあるけど心底どうでもいい話ばかりで実話を基に製作されたそうだが、何故このエピソードを使ったのか。意図が分からない。
ラストの字幕で、この島で処刑されたのは結構いて殺害を指示したのは一人のお偉いさんだという事が分かるのだが、何故その処刑シーンのエピソードがなくてお偉いさんに声をかける受刑者の、のほほんエピソードがあるのか。
監督が脚本も兼ねているから、誰も止める事が出来なかったのでしょう。監督が暴走したら止めるのがプロデューサーの仕事だろうに。
製作や、製作総指揮の略歴を見るとこの作品が初めてのようなので誰も脚本や監督の演出について口出しできなかったのでしょう。
配信でも見る価値無し。本当につまらないから見なくていいです。貴重な人生の残り時間をこの映画に使うのは無駄。
星をつけないとレビュー出来なかったけど、マイナス100満点をつけたいくらいの気分です。
この映画を見る時間があったら、サユリとデッドストリームとモンキーマン見た方が良いです。
史実に基づくフィクション
映画を鑑賞する上において理解したほうがいい豆知識として、蒋介石率いる民主主義を主導する中華民国の政府が共産主義を主導する毛沢東に負け追われる形となり行き着いた先が台湾だった。
蒋介石は台湾が戦時中に日本の植民地下において非常に強い影響を受けていた背景から、民主主義を基本とした国ができるのではないかと目論み中華民国を建国するに至るのだが、当然ながら台湾にいる全ての住民が民主主義の考えではない。
中には共産主義の思考を持つ者もいる。
中国民国としては、許すべき政治思考ではあるが民主主義を統一させたい思惑から火焼島=現緑島に政治犯を収容させるための教育施設から監獄を設置し、自らの考えを決して曲げず最後まで思考を貫いた者は連れて行かれ、拷問の末殺された。
映画では、女性3人を中心に火焼島に連行されるまでの経緯が描写されているが、実際は女性ではなく男性(エンドロールに写真が出てくる)。
映画を通して、政治犯として収容された人間に対する人権無視は勿論だが、虐殺があったことを決して忘れてはいけないと思う。
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