「歌うだけがゴスペルじゃないとは分かるようで分からないけど分からないでもない」雨ニモマケズ コビトカバさんの映画レビュー(感想・評価)
歌うだけがゴスペルじゃないとは分かるようで分からないけど分からないでもない
『銀幕の友』『ドライブ・イン・マンハッタン』『綺麗な、悪』と、登場人物の少ない作品ばかりの日のラストに群像劇。
前半のワンカットでの人間模様は、好き嫌いはあれどキャラクターはみな面白い。
アフロおばちゃんズやらマネージャーやらゴスペル協会やら、なんだか感じ悪い人が多い印象だけどその分、ステージ上でも“お母さん”呼びのタツヤのピュアな雰囲気が際立って良い。
ゴスペルって言葉は知ってても、定義ってなんだろう?劇中ではだいぶ幅が広いなぁと感じた。
あゆみが言ってた、信仰心がないのにゴスペルとは如何なものかというのはよく分かる。ほぼ無宗教な日本人には、ジャンルのひとつくらいの感覚かなぁ。
タイトル出てからのコンサートシーンは、演者も観客も楽しそうでとても良かったし、もっとたっぷり聴きたかった。
なんとなく気になったから観てみたら、かなり好みの作品。
手ブレ酔いが無ければもっと良かった。
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