「せっかくのチャンスに、ぶっ飛ばない」聖☆おにいさん THE MOVIE ホーリーメンVS悪魔軍団 Uさんさんの映画レビュー(感想・評価)
せっかくのチャンスに、ぶっ飛ばない
◉シュールな馬鹿騒ぎがない
原作は切れ切れには知っていました。神々が日々の糧を稼いで生きる喜びを感じたり、コンビニや折々の行事でせせこましい欲を見せてしまったりと言う、神と我々のギャップが売りの作品だろうと思っていました。
だから映画になるなら、ヒトならぬ方々がこんなに集まっているのに、やったことは結局これだけかーい! のような脱力感で笑うのだなと言う予想。
ところが、果たして映画にする意味があったのですかね。神仏と天使・悪魔が織りなす闘いをメインにするなら、戦隊ものの延長とかではなくて、メインキャラが消滅と復活を繰り返すとか、神と悪魔が入れ替わるとか、実は一人だけ、本気で地球の終末を計画するキャラがいたとかやって欲しかった。
◉そそくさとした展開
俳優陣が個性的で曲者揃いで、ここは馬鹿騒ぎの可能性を秘めて、だから劇場版を観る気になりました。であるのに、この先はまた次回にて! みたいな浅い地点で(役割的に)演技を終えていた。筋書きにスケール感がないと言うより、最初から考えていない感じ。
窪田正孝には一瞬、怪しげな魅力を感じましたけれど、予告編の藤原竜也の「お前自身だ!」のシーンが一番笑えたと言うのも、良い思い出になるか。
コメントそして共感ありがとうございます。
藤原竜也の出番が少なくて、はい、じゃあそっちへ!
みたいなつなぎ役でがっかりでしたね。
Uさんのかかれている
《筋書きにスケール感がない》
その通りですね。
脚本をしっかりと組み立てて、神、悪魔、天使、聖人とか、
役者は揃ってるのに、学芸会でしたね。
(レビュー数は多かったけれど、評価が2・3、
(観て、なるほどと思いました)
共感ありがとうございます。
新たな走馬灯作りってのは、凄い良いアイデアと思ったんですがね。イイ顔の出来る役者たち(特に松ケン)を揃えたのに堪能出来なかったのも残念でした。