劇場公開日 2024年8月3日

マミーのレビュー・感想・評価

全40件中、21~40件目を表示

3.0人間はミクロにしか物を見ることができない。

2024年8月17日
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鑑賞方法:映画館

カレー事件の真相と林一家に押された悪のレッテルをしっかり分けようとして構成されているのは評価できると思うが、逆にこの映画を観て林死刑囚に対して全く同情できない自分を再認識させられる映画でもあった。そう、真面目に生きてる日の当たらない人間にとって、林一家の数々の所業は到底考えられない絶対悪であるからだ。どうやらこの映画の監督は林真須美が無実だったらどうする?この一点のみに興味があって制作したように思える。あまりにも流れがアンチ林一家なのであるが、そいつには手を加えず、一切お構いなしなのだから。正直、途中で、林健治さんの語る件に飽きてきて、もうええわ、いつまでだらだら話が続くんだよと思えてきた。まあ、こんなに真相なんかどっちでもええわと思わせる映画も珍しい。

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ちゆう

4.0客観的な真の真須美被告像が見えてこない

2024年8月17日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

「和歌山毒物カレー事件」。もうとっくに解決済の事件だと思っていた。
 当時のマスコミの過熱報道が印象的だった。林真須美容疑者の報道陣へホースで水を撒く映像で、誰しも、この女性は自分のあやまちの上塗りをしているにすぎないと感じたであろう。
 脳裏の片隅にも残っていなかった事件が呼び起こされたのは、日経新聞の一面の片隅に載っていたコラムだった。
「林家にあったヒ素と現場から検出されたヒ素が同じ鑑定結果を導き、最先端の技術(SPring-8)が事件解決の糸口をもたらした」と書かれている。だがよく読むと、ある科学者がその結論に異を唱え、本来は複数の施設で同類の実験をしなければ真偽は見定められない、と添えられていた。
 ふーん、科学ってそういうものなんだ?と思ったその日に、なぜか興味本位も手伝って、渋谷の宮益坂を昇り切った、行ったこともない映画館に足が向いていた。

 映画で異を唱えた科学者は言う。本来綿密な数量分析するべきところをパターン分析ですませてしまった。これは常識では考えられない、と。他に知らなかった事実が映像に映し出される。ヒ素混入の目撃証言も、証言した人間の見ていた位置が最初の証言と食い違っていたり、眞須美被告が、カレーの鍋のふたを開けたのはヒ素が入ってなかった鍋だったりとか。

 そして一番の疑問点は、なぜ鍋にヒ素を混入したのかという動機が見えてこないこと。
 真須美被告は周囲の人間にどう思われてたのか。人間関係はどうだったのか。保険金詐欺に加担していた夫婦として疎外されていたのか。仮に疎外されていたとして、真須美被告の恨みは存在していたのか。
 そこが描かれていないがために、動機が不明といっても、なぜか納得感が見出せない。だから、保険金詐欺を働く夫婦なのだから悪い奴にきまっている、というバイアスだけが働いてしまう。

 いくら夫や長男が、保険金詐欺とカレー事件は別ものと主張したところで、周囲の人々の言葉や風評がほとんど聞けない限り、被告側の論理の域を脱することはできない。さわらぬ神にたたりなしに対抗はできない。この周囲とのコミュニケーションが完全に欠如していること、言いかえれば、客観的な真の真須美被告像が見えてこないことが、本作の最大の弱点かな?と思わざるをえない。

 状況証拠のみ。怨恨等の動機なし。鑑定結果も不備。でも死刑確定。事件は未解決のまま、冤罪への希求は続く。その行方をただじっと静観するしかないことのもどかしさ。その思いが真須美被告の長男の語りでリフレインされ、事実は死刑判決のままだが、なぜか心情は底なしの迷宮へと誘われていく。

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ジョー

3.5そう遠くない昔の事件なのに、 状況証拠だけで死刑になるとはいかがな...

2024年8月16日
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そう遠くない昔の事件なのに、
状況証拠だけで死刑になるとはいかがなものか的なコラムを
当時読んだ覚えがあります

罪を犯した人は罰せられなければいけないし、
冤罪も許されない

私がその辺をとやかく言うのは気が引けるが、
ただひとつ、感想を述べるとしたら、
息子さん、よくこんなにきちんと育ちましたね
それだけでなんだか尊敬に値します

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jung

3.5人間の弱さ

2024年8月15日
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ムラの怖さだなあ。出てくる人みな合理的な非合理という感じ。かっこよさげな英単語を出してヘラヘラっと逃げる新聞記者が一番嫌だった。

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ouosou

3.5ヤったかヤってないかは…

2024年8月14日
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知的

実際にヒ素を混入させたかどうかは別として
「死刑」と判決を出すのであれば
明確な「証拠」というものを
出さなければならないと思います

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H1DE!

4.5「眞須美は、金にならん事せんよ。」

2024年8月12日
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悲しい

難しい

いつ何で見たか忘れたけど

林眞須美さんの夫、健治さんのこの言葉を聞いて以来、

私も、犯人は林眞須美さんじゃ無いのではと思っている。

連日報道で流れる林眞須美さんの様子や

ものすごい件数の保険金詐欺をしていた事もあり

印象が良いとは言えないし

林眞須美さんが犯人であれば

警察としても都合が良いのは分かる。

でも、証言の曖昧さや、決め手に欠ける証拠の数々

そして、やはり“金にならない”という事が

どうしてもこの事件を起こす動機と結び付かない。

林眞須美さんが

犯人では無いかもしれない

という事は

今もなおどこかに

犯人が居るかもしれない

という事でもある

それで良いんだろうか。

67人が中毒症状、4人が死亡してる大事件

本当に林眞須美さんをこのまま犯人として死刑にして良いのだろうか?

三連休最終日

イメージフォーラムでは

どの回も満員御礼で売り切れ。

冤罪系のドラマなんかも増えてきたけど

まだまだこういった事例はあると思われる

そういったことも含めて

改めてこの映画を見る必要がある気がした。

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BAMBi

3.5タブーとされる話。

2024年8月12日
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鑑賞方法:映画館

1998年7月25日に起きた和歌山カレー事件のドキュメンタリー。

場内は満席⁈かと思うほどの盛況ぶり。

保険金詐欺の事をスラスラと話してしまう林容疑者の夫は、実験台になったのが自分だからか罪の意識は全くないように感じました。当たり前のようにヒ素を使って保険金をもらうという感覚に言葉を失います。

本作を見たからといって本当の事は分かりません。ドキュメンタリーなので重いと感じる場面もありました。

当時の事件の捜査等に関わった人達の歯切れの悪さも目立って、無実を訴える親族や周りの方々の願い(再審)が叶う日が来る事を願わずにはいられません。

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Yum

4.0さり気なく強烈な制作意図

2024年8月11日
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怖い

興奮

林健治氏が事件のヒントになる友人を尋ねる場面にじっくりカメラが向けられるのだけど、これこそ監督の「さり気なく強烈な制作意図」ではないだろうか。それがこれまでのドキュメンタリーの名監督との違いでもある。巧妙な自己主張を織り込むことで作品を高める方を多く見てきたが、二村真弘監督のこの作品では、自らが右往左往するシークエンスはエピローグに過ぎず、この林健治氏の姿こそが強烈なメッセージだと感じた。詰まるところ、罪と悪の話なのだろう。

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flushingmainst

4.0公開に伴い得られると成功な成果は?

2024年8月11日
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悲しい

興奮

知的

僕が監督に舞台挨拶後の直接質問で投げかけた言葉

である。

それに対して監督は

言葉を選びながら、こう返答してくれた。

公開を受けて、各メディアが持っている事件関係資料の

見直しと再検証を進めてくれれば。

この答えを受け。僕はこう返答している。

それは本映画の主題以外も含めての話ですね。



我が国に限らず、世界中の至る所で公権力の暴走が

止まらない。

そして止める筈のメディアが止めようともしない。

これが今最大の問題だと僕は感じている。

だからこその本作であり各種冤罪の再審査だと◎

どこかの首長が自身を暴走老人と仰ってたが

あの方の暴走には愛があった。

だが、公権力の暴走には愛が見られない。

そう言うことだと

僕は本作の感想として書き残したい!

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tomokuni0714

3.0カレー事件の行方

2024年8月9日
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この間鑑賞した正義の行方と似たようなドキュメンタリー しかし地元の方たちにとってはトラウマ事件なのかインタビューに応えてくれる人の少ないこと!
当時の馬鹿デッカイ施設、鑑定マシンにはワオ!となったけど、またしても結果に反証が...
保険金詐欺って楽にお金になるので繰り返すと聞いたことがある しかし自分も地家が多い所に住んでいるのでよく分かるが、町民による炊出しのお祭り 何の得にもならないので動機が確かに謎だと思った 事件とはそういうものかもしれないが、子供や関係ない被害者が気の毒だった
しかし監督自身のアレには驚く そして正義の行方同様死刑確定後の再審は余程の新事実が出て来ない限り無理だろうと思う

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ゆう

3.5謎解きドキュメンタリー

2024年8月9日
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ヒ素を入れたのは誰か?犯人は死刑囚だが冤罪ではの構成が上手く、謎を解くための話になっている。司法制度に一石を投じるって感じではなく、始終エンターテイメントに仕上げている事が評価に繋がる。
裁判の判決が覆ることはまずないだろう。
袴田事件などと比較にならないぐらい、対象の人間が世間的に悪である。駅前で言い争うシーンが全てではないか?
誰かに責任を押し付けないと収まらない警察や検察、そして世論。そこに悪がいれば押し付けたくなる。人間の悲しい、やるせない部分を見せつけられた映画。

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ルイ

2.0で?

2024年8月9日
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冤罪か?との問題提起は出来ている。
終盤に漸く触れる対象家庭の異様と闇は興味深い。
当時の私達の下世話な群集心理が
報道と司法をも巻き込んで、
冤罪を呼び込んだのかな。
私達が好む心地良い大手紙のスッパ抜きや
冷静沈着に見える科学的根拠こそが寧ろ怪しいのね。
気を付けます。で?

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きねまっきい

4.0常に冷静さを忘れないこと

2024年8月9日
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1998年7月に起こった和歌山毒物カレー事件の検証をしたドキュメンタリーでした。地元の夏祭りで出されたカレーを食べた人たちがヒ素中毒を起こし、4人の方が亡くなったのをはじめ、多くの方が中毒になった衝撃的な事件であり、恐らく40代以上の人の多くは、今でも鮮明に記憶しているのではないかと思います。特にカレーに毒を入れたとして逮捕され、その後死刑判決が確定した林眞須美死刑囚は、連日のようにテレビや新聞、週刊誌に取り上げられました。彼女が世間の耳目を集めたのは、4人の方が亡くなり、何十人もがヒ素中毒になるという事件そのものの重大性もさることながら、自宅に取材で押し掛けた報道陣にホースで水を掛けた映像が非常に印象的だったことや、夫をはじめ複数の周囲の人にヒ素を飲ませ、保険金を詐取していたことが報道されたことが大いに影響していると思われます。

で、26年の時を経てこの事件を振り返り、裁判記録を検証したのが本作だった訳ですが、実に衝撃的な内容で、驚いてしまいました。まずは死刑判決が出た根拠となる証拠に、かなり重大な疑義が複数あるということ。

一つ目の疑義は、目撃証言がかなり曖昧で、当初隣家の1階部分から林眞須美死刑囚がカレーの鍋の蓋を開けた姿を目撃したという証言が、途中から2階から目撃したことに変わっていたこと。しかもカレーの鍋はヒ素が入っていたものと入っていないものの2つあったものの、蓋を開けていたのは毒が入っていない方の鍋だったというのだから、これが証拠として採用されること自体極めて不自然と思われました。

二つ目の疑義は、ヒ素の鑑定について。ヒ素はその産地により様々な成分が混入しているそうですが、犯行に使われたヒ素が、林家に保管されていた農薬用のヒ素と一致したという鑑定が、実は全く科学的ではないのではないかという専門家の証言が出て来ました。”SPring-8”という当時最先端の大型機器を用いて分析したヒ素でしたが、一つには産地が同じだったとしても、その類いのヒ素は汎用品であり、唯一無二のものではないとのことで、傍証になら使えるかも知れませんが、決定的な証拠として採用するには弱いのではないかと感じられました。

また、決定的に疑問なのが、死刑判決まで出た裁判でありながら、結局犯行動機が解明されなかったことも実に奇妙な点。林眞須美死刑囚の夫である林健治氏が主導して、保険金詐欺を働いていたことは、本作中でも健治氏自身が話をしていました。保険金詐欺は当然犯罪ではありますが、それがカレーにヒ素を入れる動機にはなり得ません。何せ亡くなった方に保険を掛けている訳ではないのですから。

以上、改めて本作を通じてこの歴史に残るほどの重大事件及びその裁判を振り返ってみると、林眞須美死刑囚は実は冤罪なのではないか、少なくとも裁判手続きとして、極めて問題があるのではないかと感じたところです。

全体の流れとしては、「正義の行方」と軌を一にする部分が多く、衝撃的な事件発生と、その後のセンセーショナルな報道、最新の”科学的鑑定”(「正義の行方」の時はDNA鑑定でした)による”決定的証拠”の存在など、驚くほどに両者には共通項がありました。

この2作品から得られるものがあるとすれば、センセーショナルな報道や言説を鵜呑みにせず、一定程度の理性を持って物事を見つめる冷静さを常に持つべきだろうということでしょうか。いずれにしても、非常に興味深い作品でした。

そんな訳で、本作の評価は★4とします。

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鶏

3.5監督の熱い思いは伝わるが、生々しい証言は逆効果かも?

2024年8月9日
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知的

別の再審請求事件を扱った「正義の行方」を思い起こさせる映画だ。もしかしたらテレビで放送されていたものを監督が見て、影響を受けているのかもしれない。ドローンを使った映像、ジャーナリストがスツールに座ってインタビューに答えるところなど、類似点がいくつかあった。
ただ、「正義の行方」が当時捜査に当たった警察官総出演といった趣でインタビューに成功しているのに対し、「マミー」ではそれは成功していない。きちんとインタビューに答えているのは検察側の鑑定を担った大学教授くらい。
一方で林真須美死刑囚の夫と息子に密着し、ふたりから生々しい言葉を引き出している。それがこの映画の功績と言えるところであろう。特に夫・健治氏がヒ素を使った保険金詐欺について赤裸々に語る様子は、事件の進展をリアルタイムで見ていた者としては驚愕のシーンであった。
こうした林一家に加えて弁護士、弁護側の鑑定人が次々登場するために、結果として映画は「林真須美は冤罪ではないか」という監督の疑問を追求する展開になっていく。そこが「正義の行方」と比べて踏み込んだところではある。
映画を見終えて、「冤罪」説をどう思うかは人それぞれだろう。ただ自分は、この映画を見たからこそ思ったことがある。それは…林家ではヒ素を使った犯罪(保険金詐欺)がこれほどあっけらかんと共有されていたのか、ということ。子どもたちも多少なりともそこに巻き込まれていたのだ。
その中で、この一家の実質的な中心に座っていたはずの真須美死刑囚が、犯罪から距離を置いていたということがあり得るだろうか。そして、そのような「ヒ素を使った犯罪」を企てる人が、たまたま同じ時期に、同じ地域に別に存在するということがあり得るだろうか。
これはあくまで個人の感想だが、映画を見て、そう受け取る人も少なくないだろうなと思った。それほど健治氏の証言は衝撃的だったのである。

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たけ

3.5キンブラのキャップと父と息子

2024年8月7日
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「マミー」新たな事実で告発ということはなく、今まで世間に届いてなかった冤罪を唱える側の主張と当時のメディアスクラムの異常性を伝えることがメインのドキュメンタリー。林健治氏が保険金詐欺について語る後半が出色のできで、全く退屈しない優れた映画になっていました。

個人的に印象的だったのは、長男が父親にキンブラのキャップを被せるシーンでしたね。

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ピンボール

2.5冤罪かどうか判断できない

2024年8月7日
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一つの映画の中の登場人物として親子が元舎弟の家に訪ねて行くシーン 口数少ななったなぁ また来やすくなったわ 一度闇と関わった人は一生つきまとわりつかれるんやなぁオヤジも長男も金があった日々を今もキラキラと語るのですね 感想をここに書くのも少し気を使うサイコパス的ホラーのようでした

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たん

3.5I への突撃シーンからなにから、夫・健治のある種の屈託のなさがその...

2024年8月6日
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I への突撃シーンからなにから、夫・健治のある種の屈託のなさがそのまま出ているのは興味深い。Iにはぜひ健治となにか話してほしかった。
それにしても平日午前とは思えぬ客入り。みんな関心はあるのだろうか。今後の行方を注視せねば。

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ghostdog_tbs

4.0お上の都合

2024年8月4日
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検察が、司法が、メディアが、大衆が、空気により冤罪を作る。他人事なので無関心。この国には「推定無罪」はない。

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xa

4.0証拠の捏造?冤罪事件??

2024年8月4日
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鑑賞方法:映画館

映画館は1日に2回ある上映が両方とも立ち見が出来るほど大盛況だった。

映画の内容はネットで知り得る事が多かった印象だったので、個人的には映画から受けるインパクトはそれほど大きくなかったが、和歌山カレー事件についてよく知らない人で、このトピックについて興味があるならお勧めできるかな。

この手の映画を観るたびに冤罪が無くなって欲しいと心の底から思う。言われなき罪によって被疑者や家族の人生が滅茶苦茶に壊されるなんて余りにも悲しすぎる。

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はなてん

4.0この国の司法

2024年8月3日
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本作は和歌山毒カレー事件の加害者とされた側に入り込んで、裁判でも充分に検討されなかった物証の証拠能力を徹底的に検討していく。
証言も裁判で採用されなかった加害者側のものを充分に検討している。
当時は世間もマスコミもおそらく司法も、保険金詐欺をしていたからカレー事件においても犯人だろう、と雪崩を打って死刑という結論に向かったわけだが、果たしてそれは正しかったのか?少なくとも根拠となった物証の証拠能力にはおおいに疑問が残ることが分かった。
面白いのは、旦那の方は保険金詐欺について認めてペラペラ喋っていること。当時一緒に詐欺をはたらいた共犯者で、捜査において被害者とされた舎弟みたいなやつにも本人達が突撃しているのは笑った。
そして保険金詐欺事件群と毒カレー事件の最大の違いは『動機』。動機が無いと分かりながら、ストーリーだけは検察の描いたとおりに進んでゆき、死刑判決にまで至る。
アベ政権の「内閣人事局」の頃から司法が狂ったような気がしていたが、よく考えたら全然違うな。この国の司法はずっと独立もしていなければ、国民の方を向いていたこともないんだった。あらためてそれを思い知らされた。
そういう意味でも良作。

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ぱんちょ