ライオン・キング ムファサのレビュー・感想・評価
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タイトルなし(ネタバレ)
安定のディズニークオリティ
発達した嗅覚が活かされない終盤や、親近くにいたのに気づかない親探しなのはツッコミどころだけどそれ以外はずっと集中してみてた
どうすればタカは幸せになれたのか……
やはりもう1匹メスがいたらなという…。
最初に主人公を助けてくれたおかげで良いイメージがタカにあったのでなんか切ない
勇気振り絞ったけどもう遅かった感がつらい
主人公が水への恐怖を乗り越えるのは安定したハリウッド的ストーリーでワクワクハラハラ感情移入してみれた
良い‼︎
王として父にも母にも、そして恋人にも認めてもらえなかったタカ。
王として皆から認められたムファサにはタカが持っていなかった勇敢さがなく、それに嫉妬してしまっていたのかも。
裏切ってしまったタカだけど、最後は兄弟としての絆を思い出し、ムファサを助けた。
最後にムファサがタカに許しを与えなかったのは王としての決断だったのかも。
実写版ライオンキングと上手く繋げられている作品でした。
今作の敵であるキロスがとても良いキャラでした。
仲間から虐げられたキロス。
同じように仲間から虐げられたラフィキが言っていた苦しみが大きすぎて全てを憎んでしまう、というセリフと相まって良いキャラクターでした。
最後に明かされたムファサのお父さんが亡くなってしまったこと。
洪水の時にもう亡くなっていたら、それはとても悲しいけれどそれをあえて言わなかったお母さんはとても優しいなと思いました。
映像は前作に引き続き、素晴らしいです。
特に水の表現が凄かったです。
ラフィキが仲間から離れて木から降りるときの表情がとても悲しさが伝わってきて良かったです。
あとはラストのキロス達との戦いのシーンで地面が崩れるシーンのカメラワークは迫力がとてもあり、お気に入りのシーンになりました。
ラストも空の上から見守っているというのも家族の絆を表したライオンキングという作品に相応しい展開だったと思います‼︎
タカ・・・💧
タカがダークサイドへ落ちていく理由が明かされるという事でそこに期待しすぎてしまった😣
どんな深い絶望があるのかと思っていたら、これだと失恋⁈が一番の原因⁈両親との別れも自分で覚悟して選んだ道だよね⁈
ただただムファサがいい奴でカッコいい奴だった。
だが映像は素晴らしく、象の大群や蜂の巣を使ってキロス達から逃げるシーンは大迫力で面白かった❗️
子ライオン達も可愛い❗️
器
たかちゃんは2度も主人公の命救ったのによ。
一度の裏切りを許せないキングの器。
ドラゴンボールやワンピースの裏切り許して敵が仲間になるパターンをみてきた日本人からすると違和感。
スカーの闇堕ちの理由を描く作品なので、ちょっと違うという声もわからなくはないかも
2024.12.31 字幕 TOHOシネマズ二条 IMAX
2024年のアメリカ映画(120分、G)
超実写『ライオン・キング』の続編にて、前日譚を描いた動物映画
監督はバリー・ジェンキンス
脚本はジェフ・ナサンソン
原題は『Mufasa:The Lion King』で、「Mufasa」はケニアのマンサ語で「王」「リーダー」という意味
物語の舞台は、タンザニアにあるプライド・ランド
そこには、かつてはぐれライオンの子どもだったムファサ(アーロン・ピエール、幼少期:ブレイキン・ランキンス&ブレイリー・ランキンス)がいて、ある事故によって両親と逸れてしまっていた
そんな彼を助けたのがのちにスカーと呼ばれるようになるタカ(ケルヴィン・ハリソン、幼少期:セオ・ソモル)で、ムファサはタカの両親に育てられることになった
映画は、このムファサの幼少期の物語を、のちに友人となるマンドリルのラフィキ(ジョン・カニ、若年期:カギソ・レディガ)が、ムファサの孫キアラ(ブルー・アイヴィー・カーター)に聞かせる、という構成になっている
ムファサは父マセゴ(キース・デヴィッド)と母アフィア(アニカ・ノニ・ローズ)に育てられ、「ミレーレ」と呼ばれる楽園を目指していた
その道中で増水した川で生き別れになり、タカに助けられることになった
タカは一族の王オバシ(レニー・ジェームズ)の息子で、母エシェ(タンディ・ニュートン)は博愛の女性だった
ムファサはタカと競走して勝てばメスの群れに入れてもらえるという条件で戦うが、タカはムファサを助けるためにわざと負ける
オバシはそんなタカの優しさを危ういと思っていて、リーダーの素養を語り続けていく
だが、血筋だけでリーダーにさせようというオバシの目論見は、やがてタカを歪な成人へと育ててしまうことになった
そんな彼らを付け狙う存在がいて、それはホワイトライオンのキロス(マッツ・ミケルセン)が率いる一団だった
キロスは血筋だけで群れのトップに君臨するオバシを嘲笑い、彼の知らぬ間に大規模な軍隊を結成していた
オバシは一族存亡のためにタカとムファサを逃すものの、キロス一派の執拗な追跡に遭ってしまう
その後、雪山に入ってキロス軍団を撒くことに成功する様子が描かれるのだが、その過程ではぐれのメスライオン・サラビ(ティファニー・ブーン)と彼女の偵察隊ザズー(プレストン・ナイマン)と出会うことになった
タカはサラビに惚れ込むものの、サラビは自分よりも強く優秀なオスにしか興味を示さず、彼の恋愛はあっさりと破綻してしまう
だが、ムファサはタカの気持ちを優先して一歩引いていて、それが決定的な諍いの種になってしまう
双方の気持ちを確認し合うところをタカが見てしまい、それによって、タカは闇堕ちして、キロスの配下になってしまうのである
と、こんな感じの物語になっていて、スカー(タカ)はどうして悪者になったのかを描いていると言える
なので、映画の主人公はムファサだが、実質的な主人公はタカに思える
ムファサは優秀で能力があるので王になれるが、血筋だけで何も持っていないタカは何者にもなれない
この構図を好意的に受け止められるかどうかで、映画の評価は変わるように思えた
個人的には字幕一択の人なので、IMAX字幕版を鑑賞したが、本作は吹替版でも良いような気がした
あのビジュアルで人間の声が当てられているというだけで違和感が満載なので、それが英語か日本語かはさほど関係がない
字幕(英語版)にするかどうかは、誰の歌唱を聞きたいかという一点にあると思うので、その辺りを加味して選択しても良いのではないだろうか
いずれにせよ、映像はとても綺麗なので、それに集中するなら字幕のない吹替の方が良いと思う
実写だけどフルCGなので、リアルなアニメを観ているのと変わりはない
動きの多い作品でもあるので、アトラクション系でもOKだろうか
物語としては、三角関係が拗れて友情が破綻したというものなのだが、弱肉強食の世界だとムファサが勝つのは当たり前なので、せめて「戦って負けた」方が良かったのではないだろうか
スターウォーズ ep Ⅰ〜Ⅲ を思い出す
タカ(スカー)の闇落ちは決まっていてそこ至るまでのストーリー。ダース・ベイダーは最期に善の心を取り戻したがスカーは完全な闇落ちの結末がもう一度前作を見直した時にいっそう偲びなく感じる事だろう。
余談だが前作でムファサを演じたジェームズアールジョーンズを偲んでの冒頭は吹替版でも原語で流され感慨深かった。ご存知の方も多いでしょうが彼はダース・ベイダーの声も演じていた。
タカが可哀想すぎる
ムファサは何度も助けてもらったのにお礼を言わない。
タカは一度は裏切ったものの、目に傷を負ってまでムファサを助け最後は謝ったのに、
ムファサは助けられたことにお礼も言わないどころか、ここにいてもいいと上から目線。
もしそこで、「助けてくれてありがとう、俺もサラビ譲れなくてごめん」と言っていたら2人は仲直りできてたかもしれないし、その先(つまり前作)で、ムファサは殺されなくて済んだと思う。
タカは後にスカーと呼ばれるようになるが、
旅の途中に敵に見つかるようわざと岩に傷をつけ、目にも心にも傷を負い、名前の由来の奥が深いと感じた。
この作品を見ると、前作のアニメのスカーは、悪意のある描き方(ふてこい表情など)だなと思う笑
ホントはもっといいヤツなのに!
今回の作品でスカーのファンになった。
どうかスカーが報われてほしい。
スカー主演バージョンも作ってほしい。
根はいい奴
タカの気持ちばかり気になってしまった物語だった。
誰だって嫉妬はあるから。
ムファサはいきなり国王陛下受け入れちゃったのね。タカをムファサは許すべき。それじゃ話は繋がらないですが。
毒親のもとに生まれちゃったタカが不憫でした。
変なところで泣きたくなる
前回のライオンキング(アニメじゃない実写寄り版)は確か酷評が多かったが、私には非常に好評だったのでムファサはとても楽しみだった。
名前と顔を覚える能力が著しく低いため、スカーの名前を忘れ、スカーのことをムファサと思い込んでおり、マレフィセントみたいな悪役セカンドストーリーを見るつもりで挑んだが冒頭で全然違うことに気づくアホがおそらく劇場内で私だけだったでしょう。
前回のライオンキングもだが、ストーリーはもちろんディズニーなのでいいのだが、壮大な圧巻なスケールにいつも泣きそうになる、、、
前回もドローン風にサバンナを遠くから写し出すアングル、途中に多くの動物たちが踊り、最後にムファサ、シンバにフォーカスされるシーンが圧巻過ぎて何故か涙が溢れてしまう。。年齢を重ねるに連れて涙もろくなってるんだが、同じ人います?
アラジンの実写版の王女に会いに行くパレードも圧巻過ぎて涙しました。
タカに対して対応がひどいというレビューもあるが、結果論として全員無傷でミレーレ守ることができたが、あれだけ頑張って逃げ切ってミレーレの動物たちの居場所がなくなるかもしれないという危機のきっかけを作ったのはタカであると考えると私は納得の結果と感じた。
今までムファサがタカに対して尽くしてきた結果こんなことされたらどう思うだろう?許して一緒に暮らしてまた同じようなことをしたら?
大切にしてきた尽くした友人が、不良を連れてこちらに攻撃してきて周りにも危険が及びそうになり、最後には身体をはって助けてくれた状況でしょ?
でもそもそもその危険な原因を作ったのはあなたでは?と自分に置き換えて考えてみると、私は心が小さいからか許せないなと思ってしまう。
せめて相手に危害は与えないが決別しましょう、となると思う。
もちろんタカが逃げたことは納得できるし、父親に会えなくなったことなどは気の毒なことは多いと思う。
ただ自分がムファサだったらと考えたらね。
そして途中からタカがスカーじゃないん?て何度も思ったけど名前違うしなと何度も思っていたら、最後の最後にまさか繋がった!!!!!!!!!!!
これはスッキリ案件過ぎるぞ!!!!!
当たり前に小さい子の心を鷲掴みにし、大人の心にまで何かを刺してくるディズニー。
毎度裏切らないでいてくれてありがとう。
タカ(スカー)が不憫で不憫で
見事なCG、美しい映像にうっとり。
歌はそんなに響かず。
兄弟が欲しかったタカ(後のスカー)とムファサの
物語だと思っていたら、タカに何度も命を救われながらも
勝手にひとりで英雄みたいになっていったムファサ🦁
スカーの左まぶたに出来た傷を思うと何だか
ヴィラン扱いされているのが不憫になってきた次第。
タカの悲しみ
まだ何もできない子どもの頃に命を救われることには、大人になりかけて以降のそれとは意味が異なる“大きな価値”があると思う。
タカがいなければ、ムファサは死んでいた。
サラビを横取りしてしまったことになるのは仕方がない、人も動物も惹かれる心に嘘はつけない。
でもサラビは謝っただろうか。
キロスとの戦いの後の水辺からのタカの救いの手に対して、ムファサもサラビも感謝を示しただろうか。
ムファサに王の素質があるのは分かる。
それは否定しないけど、偏った価値観の育て方をする“王”の息子であったタカに、あまりに過酷なエピソードであまり共感できなかった。
現実社会においても、ムファサは少数派で、多くの人はタカの悲しみを味わうことがあるだろう。
子ども向け作品としての側面もあるのだから、もっとそちら側に寄り添った物語であって欲しかった。
ずっと兄弟でいたかった、と書くのならなおさら。
その想いはむしろ、タカの気持ちだと感じた。
綺麗
CGがめちゃくちゃ綺麗!
そして何よりもタカがめちゃくちゃいい子!
溺れていたムファサを助けたり、最後の方裏切ったけどキロスのムファサへの攻撃を自ら受けて目に傷を負ったり。
でも、タカ(後のスカー)が可哀想に思ってしまいました。タイトルが、「ライオンキングムファサ」だから仕方ないのかもしれませんが、なんか無理矢理タカの運命や未来が奪われているように見えました。タカの両親はキロスに殺されて、元放浪者のムファサにいいとこ取られて、せっかくいい子なのにそりゃ捻くれちゃいますよね、でも、この映画をきっかけにスカーへの印象が変わりました!報われないことがちょっとなって感じです。
タカのお父さんはぐうたらお父さんだったけど…タカのお母さんは良きお母さん!タカの性格はお母さん似ですね!
追伸:ムファサの最後のタカへの言葉「もうその名前では呼べない」は理不尽すぎ(涙)
いやいや、タカ居なかったら貴方キロスに殺されてたよ?何1人だけヒーローぶっちゃってんの?
よくよく思い返すとタカへのお礼も言ってないよね?
まぁ、こういうのも引っ括めて星3です。
残念だけどムファサは推せない
毛並
吹替版を鑑賞。
なぜなら絵に集中できると思うから。
いやまあ、とんでもない。
なんか毛並が絨毯みたいな質感で慄く。
最早、何をどうすればあんなものが描けるのか想像もつかない。CGなのかAIなのか知らんけど、どこまで進化していくのだろうか。
ファーストカットのキリンからたまげる。
実写版だっけ?と、混乱する。
動きも全く違和感なくて…ただただ茫然。
物語はムファサが王になるまでとスカーとの確執が描かれる。孫にあたるキアラに話して聞かせるスタイル。
ほおほお、ふむふむ。
なんとなく辻褄は合ってたような気がする。
さして物語に興味があったわけではない。
「絵」が見たかった。
たぶんコレはタブーなのだと思うけど、ムファサ達の食事のシーンはない。
王になった後、あの王国では何を食うんだろうかとずっと疑問だった。とてもとても矛盾を感じる。
デフォルメされたキャラの時はまだマシだった。けれど、あそこまでリアリズムを追求されたら、描かないにしろ、何を食っていくんだろうと思えてしまう。
それくらい2次元からかけ離れている。
全て描いてるんだと思うと気絶しそうになる。
“キング”に相応しき者
ディズニーアニメ実写映画の世界興収1位に君臨している“超実写・百獣の王”。
アニメ映画では(ビデオ映画として)続編が作られたが、この“超実写版”は昨今のハリウッドの流行り。
プリクエル。時を遡り、現王シンバの父で偉大な前王だったムファサの若き日を描く。
2時間ずっと過去の話ではなく、現在のパート=前作の後日譚も含まれる。
製作側は過去と現在が交錯する『ゴッドファーザーPARTII』のような構成を意識したとか。が、あちらのように両パートがバランス良く描かれるのではなく、断然過去パートの方に比重がある。まあ、本作の現在パートは導入部としては良し。
シンバとナラの娘、キアラ。お転婆で好奇心旺盛。お馴染みティモンとプンヴァが子守り役。
未来の女王だが、まだまだ雷が怖い。そんなんで父や祖父のような偉大な王になれるのか…?
案ずる事はない。話してやろう。
お話の達人、ラフィキが語り出す。
シンバの話は皆知っているが、その昔出会った名もなき一頭の子供ライオンの話…。
後に偉大な王となるムファサだが、幼き頃は王族ではなかった。
両親とサバンナを自由に生きる“平凡”なライオン。
全ての動物たちが平和に生きる理想郷=“ミレーレ”に憧れ、信じていた。
ムファサ~シンバ~キアラ。好奇心旺盛な性格は血筋。
久々の恵みの雨。しかしそれは洪水を引き起こし、飲み込まれたムファサを助けようとして両親は…。
そのままムファサは流されてしまう。
知らぬ遠い地に流れ着く。
川岸で助けを求めるムファサ。
そんなムファサを見つけ、助けたのは…
スカー…じゃなくて、タカ。
…タカって? スカーじゃないの…??
まあ、そんな勿体ぶる事もない。ムファサが川岸にしがみつき、タカが爪を立てて助けようとする。
二頭の出会いが最期となるあのシーンを彷彿させる難い演出。
タカはムファサを群れの元へ。タカは王族ライオンの王子だった。
寛容な母妃、ムファサが勝負事でタカに勝った事により群れの一員に。
が、血筋を何よりとする父王は野良のムファサを邪険にする。
兄弟が欲しかったタカ。“兄弟”が出来て大喜び。
“兄弟”とされていたが、血の繋がりはナシ。性格も陽気。
一体、彼に何があった…?
“タカ”という名も含め、本作のメインの一つである。
危険が迫る。
凶暴なホワイトライオン族と遭遇。
この時、タカが恐れから逃げ出し、母妃がピンチに。ムファサが助ける。
それがタカの負い目に…。
ムファサは群れに危険を訴える。
やがてホワイトライオン族が群れの前に現れる。
リーダーはキロス。全て支配下に収めようとする凶悪なホワイトライオン。
無慈悲な襲撃に父王たちは…。
襲撃の寸前、ムファサとタカを逃がす。
二頭が生き延びている限り、そこが“王国”。血筋が途絶える事はない。
ムファサはかつて命を助けてくれたタカの為に。
二頭の果てしなき旅が始まる…。
ここからが本作のメインと言えよう。
二頭の旅。目指す所。幻の地、ミレーレ。
旅は苦難だが、二頭の掛け合いも絶妙。
ホワイトライオンの追っ手も迫る。怯えるタカを勇気付けるムファサ。崖っぷちに追い詰められた時、タカの思いきった“飛び降り”で危機を脱出。
助け合い。本当にこの二頭に何があった…?
旅は出会いでもある。
別の王族ライオンの生き残りの娘、サラビと出会う。その家臣、ザズー。
異端の存在として仲間から追放されたラフィキ。
ライオン3頭と鳥とマンドリル。種族は別だが、後のプライド・ランドの長たち。ムファサとタカだけではなく、彼らの出会いと始まりの物語でもある。
仲間が増えた事により、旅も愉快に。
導くラフィキ、お喋りなザズー。
ある感情も芽生える。タカはサラビに…。それを知ったムファサは間を取り持とうとする。が…
再びホワイトライオンの襲撃。窮地のサラビをムファサが守るが、タカが守った事にする。
その時気を失っていたサラビだが、無意識の中で聞こえた声は…。
二頭の間にこそ芽生える。
それを知ったタカ。故郷も追われ、王位継承の座も失い、想い寄せた相手までも…。
ムファサがいる限り、自分は…。
己の暗部へ足を一歩踏み入れた。密かにキロスらと接触。
キロスはムファサによって息子を失った。タカは父を失った。互いに失った存在を補え、憎む相手も同じ。
信じていた者の裏切りは、最大の危機を招く…。
追っ手、襲撃、雪山、苦難の旅を乗り越え、遂に辿り着いた。
ミレーレ。
他のライオンたちや多くの動物たちが共存する、動物たちの真の王国。
だが、そこにタカの手引きによってキロスたちが…。
この王国も支配しようとするキロス。
ムファサたちが危機を招いたと動物たちから非難。
ムファサは乞う。助けと共に闘う事を。
この時のムファサのスピーチが良かった。
一頭だけなら非力。が、皆が力を合わせれば…。
現在のディズニーの象徴の多様性ゴリ押しメッセージに聞こえるかもしれないが、動物たちのリアルでもある。
百獣の王と呼ばれるライオンだが、単体ではそんなに強くない。一対一でゾウに勝てる筈がない。キリンやカバやサイにも敵わない。バッファローや時にシマウマにも負けるという。
助けを求めるのは弱さではない。寧ろ自分を認め、知り、相手を信じる勇気と強さだ。
ディズニーアニメの“超実写版”はこれで3作目。
『ジャングル・ブック』に驚き、前作でまたさらに驚き…。
しかし人間というのは罪な者で、見慣れてくると驚きと感動は薄れる。
さすがに前2作ほど目を見張るものはなかったが、それでもやはりフルCGの超リアル描写は圧巻。
序盤、幼きムファサとタカの駆けっこ競争の疾走感。
前作には無かった水や洪水。
特に様々な動物たちが入り乱れるクライマックスの闘いの迫力は前作超え。
作品を彩る音楽は、現ディズニー音楽の“キング”、リン=マニュエル・ミランダ。ハンス・ジマーやエルトン・ジョンのオリジナル音楽をアレンジしつつ、彼ならではの新ナンバーも。軽快なムファサとタカの出会いの歌、ムファサとサラビのしっとりとしたデュエット、妬み憎しみが積もり出すタカの独唱、キロスの“バイバイ”。
キロスが見事な歌声を披露。日本語吹替は渡辺謙。トニー賞候補に上がった実力が思わぬ所で…!
監督も思わぬ人物。バリー・ジェンキンスなのが驚き…! 『ムーンライト』などの作風から一変。
この人が監督を務めた事により、ただアニメ版の話をなぞっただけの前作よりドラマ性はアップ。エンタメも撮れる事を見せ、評価や手腕は賛否あれど、作る必要の無いプリクエルにならなかった。
しっかりと補完や繋ぎの物語にもなっている。
キロスとの決着。奇しくも両親を失った水の中。自身のトラウマを乗り越えたと言えよう。
まさかの再会。ちと蛇足にも感じたが…。
誰もが気になるタカとの決別。キロスとの闘いの中で複雑な感情に押され、ムファサを助ける。その時、顔に傷を…。
また助けてくれた事は嬉しいが、お前の邪心が皆に危険を招いた。もう二度とその名を呼ぶ事はないだろう。
ならば、こう呼べ。“傷(スカー)”と…。
闘いの中で崖が崩れ、地を見渡せる頂が。
出会いと始まりの物語であり、プライド・ランド誕生の瞬間。
皆が言う。我らの王!
ムファサは拒む。自分は王などではない。
皆の声を聞け。皆が望んでいる。
王に成る者は、血筋などではない。相応しい者。
自分は何者か。何者になれるか。
数奇な運命に導かれ、その座に就く事は決まっていた。
雄叫び。
それは代々続く。
“キング”として。
吹替の筈なのに、開幕に英語音声…?
ああ、そうか。追悼ジェームズ・アール・ジョーンズ卿。
Brother
ライオンキングには触れたような触れてないようなくらいの感覚ですが、今作は前日譚扱いの作品なので簡単にキャラクターの関係性を知っておけばいいかなーくらいの感じで鑑賞。
全体的にトントン拍子にうまくいってんなーって感じで圧倒的映像美にやられはしましたがハマるとまではいかなかったです。
比べるのもアレですが日本のなろう系&追放系の作品みたいだなぁとダラっと観てしまいました。
序盤のムファサとの両親との別れやタカとの出会い、群れに合流していき、互いを高め合っていくといった感じの序盤は既視感こそあれど王道で楽しめました。
ムファサがどんどん強くなっていくのを嬉しく思いつつも複雑な思いを抱えるタカにこの時点で強く感情移入してしまいましたし、ムファサが最初から強すぎるというのもどうにも主人公っぽくない感じが引っかかり続けていました。
道中のピンチは大変なことになりつつもムファサとタカで乗り越えようとする中で、ムファサがタカのママを助けてタカが逃げてしまったが故に少しずつ仲が拗れていってしまうのは妙にリアルだなと思いました。
ただタカが闇堕ちしたのが急かつ今時の高校生でも恋愛のいざこざでぶっ殺すまでの感情にいかないはずなのに即刻ムファサを敵認定しだしたところは笑いました。
まぁ自分より強くなった兄弟が可愛い女の子まで持っていかれたら嫉妬はしちゃうかとは思いましたが、そこまでめっちゃ良いやつだったのに急にどうしたんだよとなってしまいました。
威勢よく参戦するぞー!と言ってたキリンがその後全く登場しなかったり、ホワイトライオンvsゾウやらサイやらの総戦力なのもあって緊張感はそこまで感じられなかったです。
ポストの戦いもそこまで迫力なかったですし、求めすぎていたのもありますがもっとテンション上がる戦いを観たかったです。
ムファサを持ち上げるような形でライオンキングになっていく様子が流されていましたが、多分あそこにいる動物の半分くらいはよく分からないけど賛同しているみたいな形になってそうですし、タカが見捨てられる時や名前をスカーと名乗るところもなんだか不憫に感じてしまいました。
楽曲での盛り上げ方はとても良かったですし、印象に残るような曲も多かったのは好きポイントでした。
根本的にリアル動物が人間の声で喋るってのに違和感満載でしたし、アニメの方が感情豊かにいけるのになぁと思いました。
とりあえず本編も触れておこうと思います。
鑑賞日 12/24
鑑賞時間 11:10〜13:25
座席 C-13
タカが可哀想…
タカは全然、悪くない…
なんどもムファサを助けたのに…ラストの仕打ちは酷すぎます。
ムファサもサラビも、「ありがとう」の一言くらいあってもいいんじゃないですか?
あの目のキズだって、ムファサを助けて出来たものなのに…
タカが『スカー』というヴィランになってしまったのは全てムファサのせいだと感じてしまいました。
※元々スカー推しなので、スカー贔屓でゴメンナサイ💦
地平を駆ける獅子を見た
ライオンズファンです。まず映画の内容と全く関係ありませんが今年のライオンズは最低でした。
成績もさることながら中心選手の不倫で報道が終わりです。
すみません、取り乱しました。二作目です。CGの自然は素晴らしく描けてたのではないでしょうか。ただスカーの描き方が少し残念でした。もっと嫌な奴であって欲しかったです。三作目もありそうですね。
王者の貫禄に震えた
なんというエンターテイメント。
これが王者の風格か。
今年最後に凄いの来た。
母を守れず、愛する人も守れず、それでも最後に出した勇気の傷。
号泣した。
最高のクリスマスプレゼントを貰いました。
全てに感謝の気持ちでいっぱいです。
フォーエバーディズニー!
孫ライオンが心に想う 爺ちゃんライオンの勇姿!これぞライオン・キングダム
真っ青な空、燦々と注ぐ太陽の陽ざし
野生の大平原にバオバブの木
そして川に湖に沼地。それらを取り囲む動物達の群れ~
あの 百獣の王 ライオン・キングが
装いも新たに、そして斬新な映像と共に
私達の目の前に 帰って来た!!!
見事な描写、カメラワ-クに素晴らしい背景。
流れる様な 動き展開に息を何度も吞む。
これ程までに美しく仕上がった大自然のCGと
動物達の表情は 観たことが無いかも知れない。
新時代の幕開けに 相応しい作品であると感じます。
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1994年ライオン・キング
1998年ライオン・キング2 シンバズ・プライド
2004年ライオン・キング3 ハクナ・マタタ
2019年CGリメイク版 ライオン・キング
(今回公開)
2024年ライオン・キング:ムファサ
(正確にはこの順番でしょうか。)
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シンバとナラの娘キアラ。彼女が小さい頃に両親は子供を産むため少しの間ムファサの親友ラフィキに娘のキアラを預け住みかをを離れる。
護衛にプンバァ、ティモンも一緒に子守をするが やんちゃ盛り真っ最中のキアラに手をこまねいた。賢いラフィキは広い大平原をを前に親友のムファサの話をキアラに語りかける。そう それはキアラにとって偉大な王であったお爺さんの壮絶な半生であった~。
今作の展開スト-リの創り方や在り方が素晴らしいです。
孫娘と爺さん、良いですね。微笑ましい限り。
この間柄を上手く創って、かつ 全てを語ることが出来る親友の賢いマンドリルであるラフィキの存在。
そして大自然のバオバブの木と、有名なシ-ンを生んだあの高台の岩舞台。
あの岩舞台がどうやって出来たかも 今作で判明してきます。
この辺り 前作展開の前日譚を描きつつも、その後の続編を描くという見事な流れを組んでおり脚本も素晴らしい出来と思います。
ムファサと、タカ(後のスカ-)の切っても切れない兄弟の絆。
そして その儚い運命。
全く人との繋がり想い変化を 同じくしてライオン兄弟に例えて、
その鋼如く兄弟愛の絆と反転する脆さを描いてます。
孫と祖父、義理兄弟、永遠の親友達っていうテ-マでしょうかね。
実の所ずっと、ライオン・キングは 手塚治虫先生の”ジャングル大帝レオ”の引用が多いなと思ってました。(酷く言うとパクリ)
しかし今作を観て、これは 正真正銘の ライオン・キングであると
深く頷く次第です。
この冬観るなら この作品 一押し!
ご家族、ご友人 揃って
是非 劇場へ お越し下さい!!
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