ライオン・キング ムファサのレビュー・感想・評価
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音と映像が素敵なライオンキング
弱肉強食のアマゾンの世界を観れます!
ハラハラしすぎると、ヒヒが小ライオンに語っている物語だというシーンに時々戻され心臓に悪すぎず
丁度良い気持ちで観れました
メスのライオンからしたら、スカーの遺伝子はいまいちだなと思っていたのでしょう
ムファサの子を産みたい!ってのも世界は弱肉強食
現代映像技術を存分に楽しめた
やっぱりディズニー作品は観ておかないと
そう思って観賞。
【物語】
シンバとナラの2番目の子供の出産が迫ったある日、一番目の子供の娘キアラは留守番することに。寂しく不安に過ごすキアラの下にやって来たマンドリルのラフィキはキアラにお祖父さんムファサの若き日のことを語り始める。
幼いときに両親と訪れた川で、激流に呑まれてしまったムファサ。流れ着いたはるか下流のほとりである群れの王の血を引くライオンの子供タカ(後のスカー)に助けられてやっと岸に上がる。 それをきっかけにムファサはその群れの中で成長し、ムファサとタカは強い絆で結ばれていく。
ある日、彼らの群れがキロスが率いるはぐれモノの集団に襲われる。王であるタカの父親は群れ全滅の危機を感じ、血を守るためにタカに群れを離れ、伝説の理想の地に向かうことを命じる。ムファサもタカを支援するために同行するようにを言われる。 しかし、それは彼らの予想をはるかに超えた苦難の旅の始まりだった。
【感想】
前作もそうだった(と思う)が、超実写というやつ。実写の風のCG作品。
やっぱりそれが本作の最大の見どころだと思う。 こんなことが出来てしまう現代の映像技術はやっぱり凄いと感動してしまう。
実写ではないから、自由自在の“カメラアングル”で映された映像の迫力は素晴らしい。
俺は雪山が大好きで、映画で壮大な雪山シーンが出て来るとそれだけでテンションが上がってしまうが、今作ではライオンたちが雪山を疾走してしまう! 実写ではあり得ないこのシーンにも感動してしまった。
今回普通のスクリーンで観たが、もう1回IMAXで観たいとまで思った。
ストーリー的にはあまり新味は無いものの、はるか昔に作られたオリジナル作品の後付けで考えたストーリーであろうから、その割には悪くないと思う。また、ムファサの話を昔の仲間が孫娘に話して聞かせる設定はなかなか上手いと思う。
映画の1つの醍醐味、「実体験できないことを映像体験する」というだけでも、観る価値有りかと。
孫ライオンが心に想う 爺ちゃんライオンの勇姿!これぞライオン・キングダム
真っ青な空、燦々と注ぐ太陽の陽ざし
野生の大平原にバオバブの木
そして川に湖に沼地。それらを取り囲む動物達の群れ~
あの 百獣の王 ライオン・キングが
装いも新たに、そして斬新な映像と共に
私達の目の前に 帰って来た!!!
見事な描写、カメラワ-クに素晴らしい背景。
流れる様な 動き展開に息を何度も吞む。
これ程までに美しく仕上がった大自然のCGと
動物達の表情は 観たことが無いかも知れない。
新時代の幕開けに 相応しい作品であると感じます。
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1994年ライオン・キング
1998年ライオン・キング2 シンバズ・プライド
2004年ライオン・キング3 ハクナ・マタタ
2019年CGリメイク版 ライオン・キング
(今回公開)
2024年ライオン・キング:ムファサ
(正確にはこの順番でしょうか。)
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シンバとナラの娘キアラ。彼女が小さい頃に両親は子供を産むため少しの間ムファサの親友ラフィキに娘のキアラを預け住みかをを離れる。
護衛にプンバァ、ティモンも一緒に子守をするが やんちゃ盛り真っ最中のキアラに手をこまねいた。賢いラフィキは広い大平原をを前に親友のムファサの話をキアラに語りかける。そう それはキアラにとって偉大な王であったお爺さんの壮絶な半生であった~。
今作の展開スト-リの創り方や在り方が素晴らしいです。
孫娘と爺さん、良いですね。微笑ましい限り。
この間柄を上手く創って、かつ 全てを語ることが出来る親友の賢いマンドリルであるラフィキの存在。
そして大自然のバオバブの木と、有名なシ-ンを生んだあの高台の岩舞台。
あの岩舞台がどうやって出来たかも 今作で判明してきます。
この辺り 前作展開の前日譚を描きつつも、その後の続編を描くという見事な流れを組んでおり脚本も素晴らしい出来と思います。
ムファサと、タカ(後のスカ-)の切っても切れない兄弟の絆。
そして その儚い運命。
全く人との繋がり想い変化を 同じくしてライオン兄弟に例えて、
その鋼如く兄弟愛の絆と反転する脆さを描いてます。
孫と祖父、義理兄弟、永遠の親友達っていうテ-マでしょうかね。
実の所ずっと、ライオン・キングは 手塚治虫先生の”ジャングル大帝レオ”の引用が多いなと思ってました。(酷く言うとパクリ)
しかし今作を観て、これは 正真正銘の ライオン・キングであると
深く頷く次第です。
この冬観るなら この作品 一押し!
ご家族、ご友人 揃って
是非 劇場へ お越し下さい!!
すごいけど
超実写。前作の時はただただすごいなぁって感心したけど。なんかきれいすぎて。
血も出ない、よだれも出ない、生殖器もない、排泄物もない、水も澄み切っている、泥も汚れもつかない、違和感しかない。
動物たちは仲良く歌い踊る。花は咲き乱れ蝶になって舞う。
アニメだから許されることってあると思う。
超実写。こんなのを当たり前のように見て育った子どもたち大丈夫かな。実際の動物は臭いもするし土の上で転がったら汚れるよ。杞憂かな。
映像も音楽もあまりにも饒舌で休まるところがない。
ディズニー・アニメーションの実写化も、エマ・ワトソンの美女と野獣、ウィル・スミスのアラジンくらいまではワクワクしてたけど、なんかもうワクワクもドキドキもしなくなってきた。白雪姫やリロの予告なんかもうやめてくれって感じ。
(ディズニーアニメーション作品のレーザーディスクほとんど持ってたのに)
「ジャングル大帝」また観たいなぁ。
スカーに共感!なんか気の毒...。悪者の定義とは
実はライオンキングは見たことがなかった。先日劇団四季の舞台で初めて内容を知りました!
今回はそのシンバの父ムファサとスカーのお話。
正直最初からタカ(のちのスカー)に共感してしまいました。ムファサが洪水で遠い地まで流され、それを助けたのがタカ。そこから兄弟として共に過ごすが...。
タカの実母はムファサを不憫に思い、狩りの仕方等実の息子以上に可愛がっていたように思う。タカの実父も表面上は嫌っていたが、ムファサの実力は認めていた。おそらく実の息子(タカ)よりも...。
そして白ライオン集団に出くわす、ムファサとタカの母。隠れて恐怖で動けなかったタカ。
ここが一つのターニングポイントだったのかも。
その後、白ライオン集団に追われるムファサとタカ。(おそらくタカの両親たちは死亡)
2頭助け合っていたのに...サラビが現れるまでは。正直タカがサラビのこと好きなの知っているのに、ムファサのあの言動はなんなんだろう?絶対拗れるのがわかっているのに、わざとタカを持ち上げるのはイラっとくる。手柄を譲られても全く嬉しくない。タカのプライドが傷つくだけ。サラビが真実を知った時にどうフォローするの?
(手柄を譲ってやった自分に酔ってる感じ)
そしてサラビもうざい。兄弟で仲良くやっていたのに変にムファサに絡むから、いざこざが起きる。絶対タカの気持ちを知っていたはずなのに。
そりゃ仲間を裏切って白ライオン集団につくのは、おいおい って思うけど、これも策略かなと思ってしまった。
自分が助けた子が、両親に気に入られ自分よりも才能のある人だったら、そりゃ嫉妬する。それでもタカは兄弟として、ムファサの隣に立とうと頑張ってたんだけど。初恋の人を奪われ、自分では絶対手に入れられないカリスマ性を待つムファサに、反旗を翻したのは想定内かな。
そこに至るまで、関係修復は可能だったと思うシーンがいくつかあったがそれを無視したのはムファサ。ちゃんと話し合わなかったあなたです。
ムファサを助ける為に、眼に傷までおったのにその後のタカの扱いには疑問しかない。そりゃ歪むし、捻くれます。
私だったら、最後のシーンでムファサが白ライオンを地底湖に沈めて一生懸命浮かんで来た時突き落とす。そしたらタカが王になれていたかもしれない。それをせず、またしても水からムファサを助けたスカーを果たして悪者と言えるのか。
ムファサ視点だけでなく、白ライオンやタカ視点からも物語を見ていただければと思います。
全体的に間延びしていて、所々つまらなかった。ただやはり映像は素晴らしく、動物たちの動きもなめらかだった。是非Dolbyでも観ていただきたい。
まさかの7人しか観客がおらず....。
王の器
ライオン・キング ムファサ
IMAX字幕で鑑賞
やっぱりIMAXはすごい。地響きのような振動が伝わってきて、迫力満点。そしてリアルな動物たちが本物のよう。いつも思いますが、IMAXで観るのと普通の映画で観るのとでは全然違います。IMAXで観たほうがめちゃくちゃ楽しめるし数倍感動もします
今回はシンバの父のムファサが、いかにキングとなったのかが描かれます
両親と新天地を目指すムファサは、洪水にのまれて孤児となってなってしまいますが、流れついたところで後にスカーとなるタカと出会います。王家の血を引くタカの父親は、流れ者のムファサを受け入れることが出来ないが、タカとムファサは血の繋がりを超えて兄弟のように育っていきます
子供のムファサとタカは、後のスカーとの関係を思わせないほどに本当に仲睦まじく、まさに兄弟かのような絆が芽生えていて、すごく微笑ましく目が潤むほど
しかし、冷酷な敵のホワイトライオンと争いになり、タカの王家の血を絶やさない為にと、タカとムファサは新天地を求めてホワイトライオンから逃げることに
王家のタカを守るべくムファサは奮闘するが、、、
ここからムファサとタカの兄弟の絆が崩れていく様が、なんとも辛い
タカにムファサほどの正義感や勇敢さが無かったが故に、そうするしかなかったのか
それでもムファサは、冷酷なライオン達に屈しない為 他の動物達に呼びかけ必死に闘う
そして決死の闘いの末、新天地を勝ちとり、ムファサは若い王となります
そんなムファサの正義感や勇敢さが、シンバに、シンバからキアラにと継がれていく
観終わったあとの爽快感がすごく、キアラの未来を応援したくなりました
リアルな映像に違和感
ライオンキングがどういう映画なのか、前情報無しに鑑賞。絵はきれいだが、リアルすぎるのはどうなのか。しゃべって歌って、違和感ばかりで話が頭に入らなかった。猿の惑星は納得だけど、これは普通にライオンだから。子どもが見たらカワイイと思うのかなあ。手塚治虫のジャングル大帝レオの方がかわいいと思うし、普通にアニメの方が良いと思う。
昔話を語っているから、ピンチは必ず乗り越えると分かっているので、ハラハラ、ドキドキすることもなし。ムファサは何を食べて生きているのだろう?
男の嫉妬は国を滅ぼす
サバンナ、雪山、楽園ミレーレの景色が抜群に美しい
動物たちの体毛、筋肉の動き、走る姿、質感が素晴らしくダイナミックだ
顔の表情は人間風になったり野生そのものになったりする
ミュージカルパートの歌、メロディには違和感を感じる
映像が素晴らしい!
とにかく映像が素晴らしかったです
ライオンのもふもふの毛並みにしなやかな筋肉、ライオン以外の動物、雪の質感、水、大自然、いろいろなものがとってもリアルでした
ストーリーはというと、あれはタカが可哀想でしかなかったです
今までずっとスカーは悪者というイメージでしたが、本当のタカは優しかったし、ただ深く傷付いただけ
2人というかあの2頭にイチャイチャするなって思ってしまいました
ストーリーはうまくまとめられてて良かったとは思いますが、やっぱり可哀想なタカが寂しくて
周りから違うという理由で排斥されたライオン達がはぐれ者になったというのが実際の人間の世界でもある事で、それが心に重く感じました
ムファサにはハッピーなストーリーではあったけど、半分は孤独な面を私は感じて、なんだかめでたしめでたしではなかったです
間延びした感じ
なんとなく全体的に間延びした感じがしました。
動物たちはリアリティが有って迫力もあるし、表情があるのもいいですね。
でも、我が家の歴代愛犬みると動物の表情や演技はもう少し有っても良いのかなと言う気もします。
スカーがちょっと可哀想だったなぁ🦁
映像がとにかく素晴らしいっ‼️
でもストーリーはちょっと間延びしてたかも。
ムファサは凄いけど、スカーはちょっと可哀想だったかなぁ😢
甘い
大草原の王となる原点が、優しい両親とはぐれて、再び優しい母親に会う事でフィナーレとは、余りにボンボンの自分は苦労しましたみたいな、自慢話にしか思えない、まぁお子様向けの映画に、余りシリアスなものを持って来るのもおかしいですかね。
これはスカーに恨まれるのも仕方ないわ
2024年劇場鑑賞331本目。
字幕IMAXで鑑賞。ライオンキングはジャングル大帝のパクりとしか思えず、正直好きな作品ではないです。手塚プロは盗作だったとしても生前ディズニーが大好きだった手塚なら「ディズニーに盗作されるなんて名誉なことだ」と言うと思うとして訴訟しないという姿勢ですが、これ逆だったら絶対ディズニーが手塚プロ訴えてますよね?自分に甘く他人に厳しいのがムカつきます。
今作は映画や劇団四季で描かれるライオンキングの前日譚で、主人公のシンバの父ムファサを裏切って殺した弟のスカーが昔から悪い奴ではなく、そうなるまでの過程を描いています。
この間上映されていたトランスフォーマーONEではコンボイの親友メガトロンが敵になるまでを描いていましたが、その過程にちょっと納得できていませんでした。しかし今作でタカがスカーになる理由はよく分かるし、なんならムファサが悪いだろこれと思いました。
CGはすごかったです。でもちょっと歌のシーンとか多めでPVとしてはいいんだけど映画としては間延びしすぎてるかなと思いました。
映像がキレイ
吹替版で鑑賞しました。
映像表現に興味があったのと、
動物園でしか会えない生き物の中で
1番好きな「ライオン」を
スクリーンで観たかった!!!
元々ミュージカルも、
アニメも前作の実写版も
観ていないので
ストーリーにはいまいち没入出来ず…
ただタカの感じた疎外感には
共感してしまいました。
たぶん、人生の中で誰もがいちどは
感じたことのある気持ちではないかと。
前作のストーリーで描かれた
(あらすじを読んだだけですが)
スカーの行いは、
彼の中でそんな過去からの
鬱積した気持ちから
来てるのかなと。
ただ、弱肉強食の世界とは言え、
彼がムファサの本心や子供時代の絆を
もう少し分かっていたら、
違っていたのかなと
切ない気持ちになりました。
些細な気持ちのすれ違いが
やがては取り返しのつかない悲劇を
生んでしまう…
そんなことを感じさせてくれた作品でした。
映像表現は…
キレイ!!!
ライオン…そして動物たち…
とってもとってもキュートでした!!!
制作の皆様、
ありがとうございました。
あれから5年
ライオンキングが上映されたのは2019年なんですね!
あれから5年もたったなんて…早いですね~ビックリです
今回はムファサにフォーカスした物語でしたが、人間界にもいますよね、ムファサやスカーのような人たち
あんなに可愛らしく純粋にきょうだいとして育ってきたのに、三角関係で仲違いしてしまったのはやっぱり悲しいですね
なんだかとてもリアル、妙にリアル(笑)
スカーにも、もっと勇気があったら、自分の力で勝負できていたら…
ムファサもカッコつけて余計な手助けしなければ…
5年前のライオンキング同様に、今回も人間に置き換えて色々考えてしまいました
『ハクナマタタ』、この当時のムファサもスカーも知らなかったのかなぁ…
使命と運命
後にスカーになる、タカが 可哀想におもえて。。
王の子でありながら、野良(迷子)になったムファサを助けたばかりに、兄弟のように仲良くなりながら、初恋の子をムファサに取られ、恨みに変わり、やってはいけない事をしてしまい、一生背負って嫌われ者になってしまう。
渡辺謙のキロスも、はぐれものが集まった群ではあるが、大事な息子を殺された恨みをはらす為、ムファサを狙う。
誰を中心にするかで、敵が変わってしまう。それぞれに使命を持って生まれ、生きてるうちに出会う運命で、人(ライオン)を変えてしまい、人生をも変えてしまう。
あのままタカの人生が変わらぬとも、弱肉強食の世界。
生き残れなかったのかなぁ…と
タカの一生や、息子を失ったキロスの気持ちを考えてしまった。
スカーがムファサを谷に落とすシーンと同じシチュエーションで、同じタカがムファサを助けてたとは。。
ムファサがんばれと熱烈応援してました!
映画が始まった途端、圧倒的な映像美に惹きつけられてしまいました。私たちの住む地球は、こんなに素晴らしい動物たちを育んでくれているのかと思うと、ただただ感動と感謝の念が湧き上がりました。私たちはこんな美しい星に生まれて生きているかと思うと涙なのです。それがCGで華麗に見事に展開されているのですから青天の霹靂とも言えました。ストーリーは、シンバの父のムファサが、王になるまでの苦難と激闘の日々が描かれていました。敵であるホワイトライオンとの激闘、そして親しかった兄弟の裏切りをも乗り越えて王座を勝ち取った時、ほっと胸を撫で下ろすことができました。特にムファサとホワイトライオンとの戦いは熾烈を極めますが、私は年甲斐もなく我を忘れるほど拳を振って応援していました笑。また、ムファサが動物たちに呼びかけて団結するシーンがありますが、まさに世界は一つ、ワンネスの世界観のようで感動マックス。さらに、孫娘にあたるキアラが劇中でムファサの話を聞く側に回りますが、その顔が幼くてめちゃくちゃ可愛すぎてたまりませんでした。いずれにしてもこの映画は、食物連鎖というシーン(ライオンが弱い動物を食べる)はほとんどありません。いつもみんな腹ペコのようでちょっぴり可哀想な気もしました笑。心に残ったセリフは「何者かであるより何者かになることが大切である」。ムファサが王になることに資格がないとつぶやいた時に、ラフィキが語った言葉。ポジティブな言葉に元気百倍でした。ありがとう!
追記 ミュージカル形式で、アナ雪などと比べるとインパクトのある楽曲が少なかったですが、違和感なく聞けましたよ。
可もなく不可もなく
映像は綺麗だし話も破綻無くまとまってはいるので前作の実写風ライオンキングが好きな人には悪くない映画かとは思います。
ストーリーとしては良く言えば王道、悪く言えば面白いけどなんの捻りもない冒険物+ドロドロ三角関係という感じ、良くも悪くもライオンキングのサイドストーリーとしてはまぁあってもいいんじゃないかな位の存在感の作品でした。
良い所としては登場キャラが人型じゃなくて動物オンリーなためか近年のディズニー映画にありがちなポリコレ配慮のようなクソみたいなしがらみから解放されてた所でしょうか、スカーが実はゲイだったとかシャレにならん解釈されなくて本当に良かったw
タカの苦しみがわかりすぎて辛い
「オーバーブッキング土下座」で話題沸騰の本作。
先に結論を言えば、「リア充、超新星爆発しろ」と思って生きている人間には辛い映画だった。
「超実写映画」と言われているらしく、たしかに実写と言われても納得してしまいそうなぐらい、映像は凄かった。
ただ、動物の表情が人間のそれで、不思議というか不気味というか怖いというか、とにかく慣れるまでは違和感ありまくり。
ライオンのタカ(後のスカー)が、何かよからぬことを考えている時にニヤリとする場面があるが、「動物がそんな顔するかよ!」と思わず心の中でツッコんでしまった。
前半は正直退屈。
RPGとかにありそうな話を、動物の世界でやっているだけの印象。
話自体に新鮮味は感じなかった。
中盤、敵の追手を振り切るために象の群れに紛れてやり過ごす場面は、映像的になかなかの迫力で、そこは見応えがあった。
中学生の時、自転車で移動していたら同じく自転車に乗った不良数名に絡まれ、無視してたら跡をつけてくるので、一か八かで車が飛び交う車道を全速力で横切り、そのまま自転車を漕ぎまくって追手を振り切った時のことを思い出した。
自転車を降りたら足の震えが尋常じゃないことになっていて、生まれたての子鹿みたいになっていた。
後半、まさかの展開。
少女漫画にありそうな胸キュン恋愛ドラマに突入。
例えるなら、モテない男子が親友のイケメンに「俺、好きな子ができた」と告白。
イケメンは「わかった、応援する」と約束。
ところが、その女の子とイケメンはいつもイチャイチャするばかり。
それを遠くから見ていることしかできないモテない男子。
で、挙げ句の果てに、くっつく女の子とイケメン。
イケメンの方は今まで何度もモテない男子に命やピンチを救われ、かなりの恩があったはずなのに、よくそんな酷いことできるなあ。
しかも、モテない男子はその前に親や仲間を皆殺しにされており、そんな悲劇があった後に、さらに好きだった子を親友に取られるハメになるなんて…
そりゃダークサイドに堕ちるのも納得ですわ。
「街中で抱き合うカップルを見かけたら背中を蹴り飛ばしてもOK」という法律の成立を願う人間には、地獄みたいな話だった。
最終的にタカだけが罰を受け、ムファサが被害者面していて、「ふざけんな」と思った。
この映画が伝えたいことは「モテない人間は人生負け組」ってことですか?
マンドリルもこんな話、孫に語ってんじゃねーよ。
目を見張る技術
言うまでもなく全編CGであることを思えば、ライオンの年齢での毛ヅヤの違いだったり、虹彩の透き通って美しい様子や、常に動きを見せる水にも実物とみまごうほどであって、技術力の凄まじさに驚愕する。
おまけに微妙な顔つきの違いまで見分けがつくようにされていて、タカはもう少しイケメンにしてあげてもよかったんじゃない?なんて思うほどだ。
ところでストーリー面については、ライオンキングシンバの父ムファサの半生を描く。スカーとの確執が生まれたのもそういうことか、と後日談への流れも把握できる内容。
展開はほぼ観ながら予想がつく。ディズニーにしては人物造形(内面)が少々雑に思った。
ミレーレの住人たちは平和に暮らしていたのに、そこへムファサ達が悪いやつを連れてやってきた。悪いやつに勝ったからといって、我が王よ!となるものだろうか?
その点が一番納得がいかなかった。
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