「リアルな映像が滑稽さを際立たせる珍作」ライオン・キング ムファサ ぺこぽんさんの映画レビュー(感想・評価)
リアルな映像が滑稽さを際立たせる珍作
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初めてライオンキングを見た立場からの感想。
まずね、実写かと見まがうようなリッチなCGなんだけど、それがいろいろと逆効果だと思う。
冒頭、ムファサとタカをどう見分ければいいかわかってないまま競走シーンが始まってしまい、どっちがムファサなの状態。
ああ水が怖いのかなるほどね、じゃこの白っぽい方がタカか。とまあ、一呼吸おいてからわかるんだけど、やっぱり色がちょっと違うだけというのはつらい。
これは実写みたいな映像にしたことの明らかな欠点。
アニメであればそれぞれに分かりやすい特徴をつけられるのに。
次に楽園ミレーレについて。
幻で伝説の楽園のはずなのに、ついてみればすっごい人口だしママもいることにずっこけた。
どこが伝説なの。
そして白ライオン倒したら国王陛下!て呼ばれ始めてまたずっこけた。
国だったのかよ。いまこの瞬間に国ができたの?吹き替え訳がおかしいだけかな?
ここでも肉食獣ライオンに向かって草食動物たちが王様とか言ってるのがどうにも滑稽でたまらない。
アニメや漫画ならいいんですよ。でもリアルライオンに向かってリアルキリンが王様~だなんて絶対に変でしょう。
あとムファサの親がどうして王を意味する名をつけたのかもわからなかった。
預言者だったの?
白ライオンたちがミレーレまで追いかけてきた理由も全くわからんし。
彼らはタカパパの統べてた土地を手に入れて満足してたのではなくて?
ミレーレなんてただの伝説なんだから追いかける理由ないでしょう。
脚本も設定も穴だらけでどうしてこうなったのか心配しちゃう。
ディズニーさんこんなものしか作れないのかな。
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