「ありきたりさは隠しようがないかも!?」タロット 死を告げるカード Paula Smithyさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0ありきたりさは隠しようがないかも!?

2024年6月13日
PCから投稿

Welcome to the circle. One more at the heart.
With this final card, your meeting will start.
Follow one rule to stay out of danger. You're
never to deal with the deck of a stranger. The
Hermit. Magician. High Priestess or Death?
Whose face will you see, when you take your
last breath?

アメリカ英語を話す大学生に起こる "死" にまつわる恐怖映画なのに地下鉄や駅に通じる地下道、それに街並みなんかもアメリカとは思えない雰囲気があったのが、実はロケ地がアメリカではなくてセルビア共和国の首都ベオグラードで撮影されている。
アメリカ出身の共同監督で映画総指揮者を務め、脚本も二人が仕上げている。脚本も兼任しているアンナ・ハルバーグに至っては役者も務めている。

映画自体は...
金切り声に被せるようなデジタルレンダリングでジャンプスケアーを多用し、ありきたり感を隠せないで馬鹿げた行為に残酷性を強調した境界線をのらりくらりと亜流の『ファイナルデスティネーション』風ホラー映画に仕上げようと試みただけの代物となっている。

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Paula Smithy