このろくでもない世界でのレビュー・感想・評価
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18だと?
惜しい作品
日本でもかかる趣旨は妥当するので良い映画
今年275本目(合計1,367本目/今月(2024年7月度)38本目)。
※ (前期)今年237本目(合計1,329本目/今月(2024年6月度)37本目)。
(前の作品 「インサイド・ヘッド2」→この作品「このろくでもない世界で」→次の作品「???」←シネマートを予定)
韓国を舞台にしたノワールもの。
中華料理店?でバイトしている高校生があることに関与したことから示談金を持ちかけられるようになりいわゆる「裏の世界」に入っていくというストーリーです。もっとも主人公の高校生側の帰責性はほぼなく、いわゆる「日本でいうところの暴力団等への警戒、心のもちよう」などの論点が入ってきます。日本でもそのような活動(高校生に対してもそういった「反社会勢力とはかかわらないようにしましょう」という啓発運動)はされているので、かかる趣旨は韓国にも妥当し、その観点ではよかったかなというところです。
タイトル通り、本当に「ろくでもない世界」で誰も救いようのない状態になるのが展開的には厳しいかなといったところですが、お隣の韓国においてもやはりこういった状況は映画とはいっても一定数存在すると思われるところ、そうした部分を描いたこと、またそれをもって日韓とも一定数存在する論点である「反社会的勢力の排除」「抜けたいと思うものへの援助」という相反する2つの活動は必要であり、その点には明確に触れていないものの、明らかにわかる範囲であり、そうした映画であった点は良かったです。
大阪市では韓国映画を見たいなと思えばシネマートですが、シネマート(心斎橋)は閉館が決まっていて、番組編成の関係か扱いなし。tohoシネマズ系で韓国映画って結構珍しい気が…。
採点に関しては以下を気にしたところです。
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(減点0.3/地名表記がカタカナである点について)
この映画、舞台がどこかが明確になっておらず(予告編などからは地方であることはわかる)、この点は実は最後に「カタカナで」地名が出るのですが、韓国の地名(都市名)というとカタカナで書いてもわかるのは、ソウル(首都)とプサン程度で、他はカタカナで書かれてもわからない部分が多いです。ここは漢字表記(韓国でも都市・地名には漢字表記が今でも残ります)にしてほしかったです。
※ 代表例が「スンチョン」と書かれる「順天」市です(1948年に大きな事件がおきた一つの地域で、日本のコリアタウンにも、済州島事件、麗水順天事件に端を発した難民の形でその出身の方もいます)。ところが、「スンチョン」表記でも、北朝鮮側にも同じ「スンチョン」のカタカナ表記になる「順"川"市」があり、カタカナ表記だけでは特定できない部分がいくつかあります(まぁ、北朝鮮の地名まで言い始めるとマニアですが…)。
この点は少し配慮が欲しかったです。
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家庭の事情
一人の高校生が闇に落ちて行く全く救われない韓国映画。 本年度ベスト級。
日本円で約30万円位の示談金を巡り、1人の高校生が闇に落ちて行く姿を描いた作品って感じだった。
ある理由で暴力事件を起こし停学となったヨンギュ。
変則的な4人家族のヨンギュ。
お酒に明け暮れ暴力を振るう父。
腹違いの妹のハヤン。
母親。
家が結構狭い(笑)
示談金が必要なヨンギュは頼れる人がいなくアルバイトでお金を稼ぐ感じ。
そんな中、金貸し業を隠れ蓑にした犯罪組織の中ボス的なチゴンに救われ組織の一員となってしまう展開。
悪い事に悪い事が重なっていく負のスパイラル感がハンパない。
どんどん悪の深海にハマってしまうヨンギュが観ていて辛い。
ヨンギュに優しくする犯罪組織のソン・ジョンギさん演じるチゴン。
イケメンで優しい感じなんだけど白黒がはっきりしていて恐ろしい。
ヨンギュと妹のハヤン。
仲が悪い感じだけど腹違いの兄妹だけど心が繋がっていた感じ。
犯罪組織や家族がどんどん壊れて行く感じが容赦無い(笑)
最後に少しだけ光が見えた感じに希望が持てた感じでした( ´∀`)
邦画でも出来ないかな
虚無感しか残らない
無情とか非情とかの言葉が似合う世界観
絶望の果て
かなりヘビー😱
ソン・ジュンギさん凄い
韓国ノワール
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