室井慎次 生き続ける者のレビュー・感想・評価
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なかなか話が進まないと思ったらラストの予想外な展開に泣ける作品。 本年度ベスト級。
楽しみにしていた作品を先行上映で鑑賞。
期待を上回る事は無かったけど、別の意味で満足度は高めだった!
前編の事件を解決する緊迫したストーリーと思ってたけと、全く違って話が全く進まない(笑)
でも家族愛を表現した素敵な作品に仕上がっていた印象。
室井の元で生活する杏とタカとリクの3人にスポットを当てたストーリーって印象。
杏が室井と本当の家族になった感じが良かった。
タカの呆気ない失恋が可哀想過ぎる(笑)
でも東大を目指し勉強する中、自分がなりたい職業に室井と本当の家族になった感じ。
リクは良く頑張った!
右手の拳のアザはリクが成長した証。
リクをある男から室井が守る姿も本当の家族になった感じ。
そして杏がリクを守る為に取った行動も良かった!
本作のサブタイトル。
「生き続ける者」が正に本作が言いたかった事でエンドロールで3人の子供達が一生懸命に生きている姿に泣ける。
ラストで期待していた人が登場するんだけど、何で帰っちゃうの( ´∀`)
見方にコツが必要です。
憧れのヒーロー
いやー、よかった。予想の10倍。”踊る”が、ここまでのヒューマンドラマになるとは、想定外。
ちょいちょい古くさい小ネタを挟みながらも、淡々と描かれる室井の物語は、昭和生まれの男の憧れる生き方ではないだろうか。最近は、こうした実直な主人公を据えたストーリーが少ないので、更に際立って見えるのかもしれない。
昔の映画”野生の証明”のキャッチコピーに「男はタフでなければ生きていけない。優しくなければ生きている資格がない」(元はチャンドラーの探偵小説のセリフ)という名言があったが、まさにそれを絵に描いた古き良き時代のヒーローだ。その映画には高倉健が主役を張っていたが、本作の室井が、その主人公に重なる。
もっと言えば、イーストウッド映画に出てくる退役軍人の爺様だ。とっつきにくいが、タフガイで心底優しい。中でも自分の中で5本指に入る作品「グラン・トリノ」は、本作を気に入った方にはおすすめできる。もっともあちらは軽口を叩くが、室井はとことん寡黙だ。そこが日本人らしいのだが、今はさすがに時代が違うのだろう。
自分も含めて、社会人の引退も近い年齢の方なら、劇中の室井が作りたかった暮らしには共感できるのではないだろうか。実際には単なる田舎暮らしにも、なかなか踏み出せないが、それ故に中高年が憧れる生活を含めて、室井をヒーローたらしめる理由なのだろう。
郷愁と愛着を込めて、室井慎次の生き様にエールを送りたい。
踊るシリーズとの温度差
良い話でしたがでもこれじゃない感がw
室井さんありがとう
室井さん(柳葉敏郎氏)、お疲れ様でした!!
先行上映を本日観てきました。
多分、評価は低いだろうなと思ったら案の定…。
個人的に、エンターテイメント作品として観てはダメです。突き詰めれば、ストーリー破綻(というか放棄)ですし、先も3手先まで読めます。
何かのメディアで監督が言っていましたが、本作は“室井慎次の供養”の作品です。細かい所は、スルーしてください。
それを踏まえれば、室井慎次の人間性や、子供達との関係性など深く楽しめました!タカ兄は、実は失恋していないに賭けたいw(人を無闇の疑ってはいけない)
地味ですが、松下洸平も好演です♪齋藤潤も相変わらず、福本莉子も上手い!!
終わり方も賛否両論だと思いますが、私自身は満足でした!!ただ、エンドロール後のアレを軽い気持ちでやっていたのなら、一生フジの映画は見ません。
是非、踊る世代の方は映画館でご観賞くださいませ!!
悪い評価をしたくないけど
さすがにこれはどうなんだ
2作一気に観たんだけど、
すべてなんかよくわからんうちに解決されている
それも踊るシリーズの定番といえばそうなのかもしれないけど
あまりにこれは薄すぎる
室井慎次結局何もしない
とにかく、スマホやゲームをわけもなく憎んでいる世界線という事は伝わってきた
「星を継ぐもの」の扱いが雑だし薄い
ハードSFという曖昧な単語を軽く使う
雰囲気だけで使ってる感じ満載
細かいところをあげるとキリないのでやめるけど
昔の軽薄さを全面に出すのが受けた時代の空気だけはずっと引きずっている
テレビで見るなら許せた…
どんどんむかついてきたから追加するけど
犬が離れません
こんな安っぽいお涙頂戴セリフよく書けたな
羞恥心ないんだろうか
なんだかね。 なんだろう?
人間・室井慎次
壮大なプロローグとなった前作から1か月。楽しみにしていた後編がいよいよ公開されたのですが、劇場に足を運んだ公開2日目の昼の時点での評価がまさかの2.9!何かの間違いではとの疑念を抱きながら、鑑賞してきました。
ストーリーは、警察を退職して故郷の秋田で事件関係家族の二人の子どもの里親として穏やかに暮らしていた室井慎次が、自宅近くで他殺死体が発見されたことで捜査への協力を求められる中、かつて湾岸署占拠事件を起こした殺人犯・日向真奈美の娘・杏も転がり込んできて、室井の生活は少しずつ揺さぶられ始めるというもの。
鑑賞後の率直な感想としては、全然悪くないです!終盤は涙の乾く間がなく、必死に声を抑えていました。正直、まさかの結末にかなり驚きました。タイトルの意味はそういうことだったのかと納得です。里子の一人一人に、やさぐれた若者たちに、良好な関係が築けなかった地元住民に、警察組織で奮闘するかつての仲間たちに、室井の思いはしっかり伝わったことと思います。そして、その思いはそれぞれの胸でこれからずっと生き続けることでしょう。
それにしても、ラストでのまさかのサプライズにさらにびっくりします。ここにきてシリーズ再始動となるのでしょうか。それはそれで楽しみですが、下手な作品を作って汚点とならないか不安に思う気持ちもあります。そういえば、室井さんの愛車のナンバーは「2294」だったのですが、まさか「続くよ」ってことでしょうか。”室井の思い”と”踊るシリーズ”が続くというダブルミーニングだったのでしょうか?!
ただ、低評価をつけたくなる理由もわかります。まずは期待とは異なるテイストと展開です。前編であれだけ煽った湾岸署立てこもり事件との因果関係が薄すぎます。日向杏の洗脳を始めとする日向真奈美の描いた壮大な計画というのも決定的な描写がなく、事件が解決してもなんじゃこりゃの展開と言わざるを得ません。
本二部作を通して、血のつながりを超える絆を描こうとしているように感じ、そのために猟奇殺人犯とその娘という関係、室井との過去の因縁が必要で、日向杏というキャラを登場させたのだと思います。そして、杏を母の呪縛から解き放つ存在として室井を描きたかったのでしょう。その意図はわかりますが、それなら前半で日向真奈美をあんなに強く印象づけなくてもよかったのではないかと思います。おかげで、観客は全てが日向真奈美の描いた筋書きだと思い、この後編に落胆したのではないでしょうか。
また、室井の善なる人間性を演出するためとはいえ、周辺人物の様変わりが激しすぎます。室井に冷たく当たる地域住民や店内で暴れる若者たちの手のひら返しにびっくりします。もう少し、地元住民との関わりを描かないと共感しにくいです。逆に里子との描写はとても多く、バランスの悪さを感じます。
とはいえ、単純な自分は終盤はまんまと泣かされどおしで、鑑賞後の後味は悪くないです。なんなら、今後もますます期待してしまいます。警察ドラマとしてではなく、室井慎次のヒューマンドラマとして観れば、十分に楽しめるのではないでしょうか。
主演は柳葉敏郎さんで、シリーズ集大成として熱い演技を披露しています。脇を固めるのは、福本莉子さん、斎藤潤くん、前山くうがくん、前山こうがくん、松下洸平さん、矢本悠馬さん、飯島直子さん、小沢仁志さん、木場勝己さん、筧利夫さん、加藤浩次さん、稲森いずみさん、いしだあゆみさんら。
おっ
子どもと犬には弱いんだな〜
室井二部作 観て良かった
20数年前に踊る大捜査を観て興奮して熱狂していた自分が50代になって今回の室井慎次二部作を鑑賞出来て、大変満足している。
今回の作品は、登場人物の感情をゆっくりと丁寧に表現していた。
仕事を長く続けること、自分の思い通りにならないこと、今までやってきたことが本当に良かったのか疑問を持つこと、50代になってようやく理解出来た。
実生活では大きな事件は起こらない。日々の生活が淡々と過ぎて行く。朝起きて、ご飯を食べて、寝る。
踊る大捜査の登場人物が実際に年齢を重ねて歴史が顔に皺として刻まれている。フィクションなのにドキュメンタリーを観ているようでした。
家族でいられる時間は短い
本当にそのとおり。だから毎日の日常を大切に愛おしく感じられる。
犯罪被害者、加害者の家族の苦悩。子どもと大人がお互いを理解することの難しさ。社会の中ではお互いにけん制しながら生活する息苦しさ。
事件はきっかけに過ぎず、事件の後の人生が本当に困難であること。起こった事件は報道されるが、事件によって家族には大きな困難と向き合わなければならないという事実は報道されない。
この映画はバブル世代の中年が今だからこそ観るべきだ。お祭り騒ぎだった時代を体験した人たちに、今の時代をどのように生きて行くのか、ひとつの道しるべとなる。
自分が死んでからも生きて行く子どものことをどのようにすればよいのかを考えさせられる作品でした。
加藤浩次の最後の表情が印象的でした。
室井慎次のヒューマンドラマとしては5点満点
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