室井慎次 生き続ける者のレビュー・感想・評価
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真面目に作ったのはわかるけど…
前半に当たる「敗れざる者」を観た時は、後半編カタルシスの為のタメだと思ってましたが…う〜ん
こういう話も嫌いではないのですが、踊るシリーズでやる意味を感じませんでした。
演技、演出はいいのですが、脚本が一個一個の事象に雑になってしまいましたね。
群像劇風に見せたかったのかもしれませんが、もっとテーマを絞った方が良かったのではないでしょうか?
視聴した時間を返せというレベルではありませんが、映画館でフルプライス払って観る程ではないですね。
室井慎次という人について・・・
改めて「3」と「4」を見直して、後編の鑑賞となりました。
前編の中途半端な終わりから、モヤモヤしたままが長かった。ホンっと、やっとって感じです。
すっごい楽しみにしてたんですが・・・
う〜ん、微妙ですね。決して、面白くないわけじゃない。好きな作品ではあります。
室井慎次という人を描いた作品としては、良いと思います。でも、「踊る大捜査線」じゃないんだよね。まぁ、元々「室井慎次」というタイトルなんだから、彼の事を描いた作品で間違いはないんだけど、あまりにも踊ると雰囲気が違う感じがした。
【ネタバレ】
警察を辞めてるから、事件がメインになることは無いと思ってたけど、あまりにもあっさりしすぎ?
結局、「2」の時の犯人が出所後、再結集して犯罪を起こしたけど、仲間割れから殺人になったってだけの話。松下さんの妄想が証明されれば面白かったんだけど。
室井さんの最期もね〜・・・
作品自体が、室井さんの想いが生き続けるってことを訴えているんだろうけど、あの死に様ってどうなんだろう?犬を探して遭難・・・
色んな人が訪ねてきてたけど、出来過ぎ感が見え見えで、ちょっと冷めちゃいました。
エンドロールの松山千春さんの歌は良かったです。
最後の最後で織田裕二さんが出てきたけど・・・
単なるサービスカットだね。なくても良かったような。
無理矢理前後に分けた。
1時間半くらいで終わる話を4時間くらいに引き延ばして、前後に分けた話。
無意味に登場して、ぬるっと解決する展開が早すぎてモヤモヤが溜まる。
最後の青島登場して室井さんの家に入るかと思いきや、電話がかかってきて捜査に戻ると。あれ???携帯繋がらないんじゃなかったっけか???
室井慎次の生き様
室井慎次はいつまでも生き続けます。室井慎次の寡黙さがとても良かったです。
私と友人共々泣きました。
ぜひ、映画館で観て欲しいです!
追伸
室井慎次は引退してるので事件や刑事のことはメインではないのでご理解して欲しいですね。
気になる点あるけど
室井さんのナマハゲシーンは見てられませんでした。狙い以上のものになっている気がします。こんな室井さんは嫌だ。どんなの?いきなりナマハゲ。
どんな展開で犯人が捕まったのかも謎。
2度と会わないでくださいねって稲盛いずみに言われるシーンもなんでそんな言われ方されるのって思うし。
最後にあの人が出て また期待させられるっていう。
やれば見ますけど。
2部作にしなくて良かった気がします。
松山千春ラストじゃ 踊るじゃない気もします。
前編に比べて・・・なんか・・・雑?
踊るレジェンド、大団円! …ならず
前提として私は踊るの大ファンであり、
過去作(特にMOVIE1と2)は何十回と見てきた。
前後編併せての今作のレビューになるが、
個人的には大満足するものだった。
確かに今作は踊るシリーズに求める痛快さはほとんどない。だから、踊るシリーズの熱心なファンでない方や、『事件は現場で起きてるんじゃない!』や『どうして現場に血が流れるんだ!』に通ずる熱いものを求める客層にはマッチしないのは至極当然の結果かと。
しかしながら、これは「容疑者…」にも共通する為、あくまでもスピンオフであり「室井慎次」を描いた作品であると鑑賞前から割り切っていたので、個人的には想定の範囲だった。
まぁ、ところどころに見られる作り込みの粗さ的なものもあるにはあるが「まぁ、映画(フィクション)だから…」で個人的には納得。
室井の結末に賛否があることも当然と言えば当然だと思うが、個人的にはそれにも優って「これで踊るレジェンドも大団円か…」の感情が込み上げてきた。
ただ、その思いもポストクレジットシーンで裏切られることに…
そんなポストクレジットを見て、ふとMOVIE 1のラストの青島の台詞を思い出した。
『(室井が)なんか見舞いくるとか言ってたみたいだけど。来たらね、蹴り入れて追い返してやるんすよ。
こんなとこ来る暇あったら、もっともっと偉くなってくれって』
きっと室井もこの映画のラストで
こう言ったんじゃないかと思う。
『こんなとこ来る暇あったら、被害者の為に現場に戻って捜査を続けろ』
…なんてな。
もう踊るではないけれど
室井慎次の映画
踊る大捜査線ファンからすると賛否両論、意見が分かれそうですが、「室井慎次の映画」という見方をすると納得、感動すると思います。エンディングに松山千春の曲が流れ、さらに感動し、評価5としました。
これはヒューマンドラマだったんだ。ただリアリティーの面で・・・
この映画、死体遺棄事件の行方はどうでも良く、室井慎次と里子3人(今回は特にリク)とのヒューマンドラマだったんだと途中でやっと気づきました。その意味では、実父と暮らすことになったリクが再び室井家に戻ってきたときは心底驚いたし、追ってきた実父に立ち向かうときの室井の言葉「これは親の仕事だ」は非常にカッコよかったと思います。ただ前編から気になっていましたが、室井の生業は何なのか(田んぼとか畑の話が出てきますが)、生業の収入(農業が生業なら冬場は収入はなさそうだし)と退職金と年金収入で里子3人養えるのか、独身男性が女子も含めた子どもの里親となることは法的に問題ないのか(それとも元警官という特別な扱いなのか)などリアリティーの面で気になります。
またセリフで気になったのが里子3人を前にして室井が述べた「(君たち)3人のことを悩み考えるのが楽しかった」という言葉です。「君たちの親で居られて幸せだった」とか「君たちのおかげで親にしてもらえた」などという言葉なら分かりますが、リクが家を出ていく前の、「家族4人」で過ごす最後の時間で「楽しかった」はないでしょう。「親子の結びつき」は「楽しかった」という言葉で表現するものなのでしょうか。この映画が描きたかったのは里親里子でも真の親子関係を築けるというものだったはず。にしては「楽しかった」発言は軽すぎるという印象を受けます。
最後のシーン、織田裕二が登場しますが、よれよれのコートなど、見た目はヒラ刑事のままのようです。織田主演の踊るシリーズ最後の公開から10年以上たっても昇進していないのもリアリティーに欠いているように見えます。
ドラマとしてはよかった
2つ合わせての評価。正直評点は迷うところだけど。犯罪に関わる子どもたちにフォーカスして世相も反映していたし、それぞれの成長とその過程の葛藤が丁寧に描けていたと思う。
数々の古参メンバーの登場は内輪ウケっぽいけど、古くからのファンとしてはご褒美であった。
ところで、問題なのはシリーズ通して見たときに、室井さんの居ない踊るは踊るなのか?
意思を後輩が受け継いでいく展開は良いが、これで退場になってしうのはやや不本意。制作陣は死んでしまったとしているけれど、演出は明確な死を描いておらず、見舞いとも見れるような濁し方をしている。もしかしたら監督だけは抗ったのかもしれない。
青島中心の続編はもう動き出していそうだが、その建付け方次第で、今回のこの作品の評価が決まりそうな気がする。
27年お疲れ様でした
凡作になってしまった。。。
「敗れざる者」が期待以上の出来だったので、「生き続ける者」を楽しみにしていました。
しかし、「生き続ける者」はあらかじめ決められた結末を語るだけの作品に成り下がってしまっていました。
話の起伏が左程ない前後半通じてのストーリーですが、それでも「敗れざる者」では登場人物の心情をわりと丁寧に辿っていたと思っています。
それが、この「生き続ける者」では、その決められた結末に到達するために、全ての人間関係が都合よく表面的に扱われ、無理矢理エンドにするという残酷な表現に終始していました。部分的には感情を揺さぶられる場面もありましたが、作品として見ると、とても軽く、感動に値しない物語だったと感じています。
商店での若者との絡みは明らかに唐突で、しかも話に絡ませなくてもいいエピソードなので、不要だったと個人的には思っています。
そんな不要なエピソードを入れるぐらいなら、もっと他を丁寧に語ってほしかった。
児相もムショ帰りの親に簡単に子供を返すなんて有り得ないし、あんなに賢いシンペイが何もされていないのに迷い犬になるのも普通ではありません。ラストに近づけば近づくほど脚本の粗が目立ち、白けて席を立ちました。とどめは。。。
ラストの青島、あそこまで来て帰りますかねw
感動した
最悪な後編、なのに満点。
前編の終わり、室井さんのコートが小屋の中で燃えていたのが、まるで火葬のようだった。
でも、室井慎次は死んでいない。
保護した子達とは本当の家族になった。温泉に入って、ラーメンを啜ってさ、あんな幸せそうな室井さんを見られて嬉しかったよ。
たださ。
誰が何のために死体を埋めたのか、小屋を燃やしたのかなど前編で謎な部分を見せておいて、肝心の謎解き部分はまったくないのは、拒絶反応を示す輩が大量発生してしまいますよ。配信者がこぞって酷評してるけど、酷評した方が視聴数増えそうですから、そんな輩はほっといて、無視してはいけないのは踊る大捜査線のファンが満足することのないストーリー展開、演出だと思います。低評価をつけてしまうファンも仕方ない。容疑者室井慎次以上に、主人公が何もしてないのはダメでしょ。犯罪者にカリスマがあるかもしれませんが、そこは切り離しておいて欲しかった。
でも満点です。映画を見てて過去のシーンが蘇ります。
すみれ「ねえ、あなたさ、いつもここ(眉間)にシワ寄せてて疲れない?」
室井「別に」
すみれ「東京生まれ?」
室井「秋田だ」
すみれ「寒いとこで生まれるとそういう顔になっちゃうんだ」
室井「(目をそらす)」
すみれ「それとも東大出はみんなそうなのかなあ」
室井「東北大だ」
すみれ「なんだ、そうなの?」
室井「なんだとはなんだ」
すみれ「官僚ってみんな東大出だと思ってた」
室井「……東北大のどこが悪い」
すみれ「あー。それ、コンプレ?」
室井「何言ってる」
すみれ「そうなんだ。コンプレックスでいつもこんな顔になってんだ(室井の顔まねをする)」
室井「早く取り調べに戻れ!」
すみれ「はーい……早く、警視総監なってね」
室井「君たちを見てると自信がなくなる」
室井さんの出生を知り、どんな人生を歩み、何を抱えて湾岸署に来たのか。
現在の室井さんは、このあたりから大きく変わっていく。
周りのシワも増え、眉間のシワが目立たなくなったけど、かっこいいですよと茶化ししたら、きっとこう答えてくれる。
室井「……」
こりゃまた失敬。
新たに増えるシワの数だけ、室井さんの葛藤や苦労があったはずだ。そんな不器用な室井さんがかっこいい。
冒頭でも触れたが、室井さんの幸せな暮らしが見れただけで十分です。笑いジワが増えた。苦しみ続けた警察官時代からの解放であるように見えた。
ラストシーンについて。
秋田の風景、残された子供たちの笑顔、そして見慣れた背中。はい、目に焼き付けました。
北の国から、次はどこに舞台を移すのか。
潜水艦事件を小説でもいいんだよ、と生き続ける者の願いを込めて。
※感想作成にあたり、クイックジャパンウェブのブログ記事をお借りしました。踊る愛のある記事でした。
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