「踊るシリーズであるがあくまで「室井慎次」」室井慎次 生き続ける者 サカズキ24さんの映画レビュー(感想・評価)
踊るシリーズであるがあくまで「室井慎次」
自分が学生時代。忘れもしないテレビドラマの踊る大捜査線第1話の導入部分。主人公の青島が取り調べ室で、「大まじめ」に被疑者に対してにベタなカツ丼のくだりをやって落としに入る。どんなドラマかと見入ったら、次の瞬間からめちゃくちゃコントやん!笑 見事にツカまれ、そこからずっと踊るのファンです。コミカルで時に熱く、笑いと感動をもらったシリーズです。
ただ、本作は踊るシリーズに位置づけされてはいますが、あくまで室井慎次という人物を描いた作品であり、踊るのようなテンポを求めてみるものではありません。とはいえ、ここに登場する室井さんは、間違いなく青島との出会いで熱い男となった、あの踊るの室井さんそのもので、あれから20年以上がたち、映画では益々人間的な魅力が溢れていました。
ですので、この映画は不器用な男・室井慎次を堪能するヒューマンドラマという位置付けで観るのが正解かと思います。
本当に室井さんカッコいいですし、最後はちょっと意外でしたが泣けます。
本当に素晴らしい映画でした。そして室井さんは間違いなく私の中でも生き続けます。
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