「最悪」室井慎次 生き続ける者 木根間さんの映画レビュー(感想・評価)
最悪
見終わってから読んでください↓
殴り書きです。口悪いですが、中傷ではなく、シリーズを愛しているが故です。ごめんなさい。
最悪。エンドロール中ずっと、声にならない声で「は?」と言っていた。
「踊るレジェンドはまだ続く」じゃないんだよ。
生きていれば第二の人生もあるよね。そりゃ。
でも、ファンが見たかった室井さんではないんだよ。リアルじゃないんだからさ。こっちはドラマを求めているんだよ。
何でシリーズ重ねるごとに酷くなっていくんだよ。ありえないよ。
どうせ最後に青島映すならせめて途中で登場させて、「俺はもう長くない。約束を守れなくて悪かった。あとは頼む、青島」みたいなシーンいれてよ。
踊る大捜査線って、青島と室井の話じゃなかったの?
てか最後に来た意味はなんなの?製作陣の、「登場させればファンは沸くだろ?」みたいな感じ。亡くなった後に来て子どもたちにわざわざ生前の話を聞きに来たのか?なのに電話一本で玄関前まで行って結局何もせず東京に帰る感じ??なんだあの登場の仕方!ありえない。
つうか、90年代から着てきたアウターまで燃やすなよ。「捜査を立て直す!!」の室井さんに対する冒涜かよ。せめてアウター着て警察署行ってた時に火事になってました、みたいにしてよ。今までの室井さんに対して酷すぎない?あのアウターは、青島でいうカーキのコートだよ。青島コート燃やされるようなもんだよ。怒り。
祈っていたよ、最後まで。エンドロール後に、『実は生きていて、村の人たちが噂広まって勝手に死んだことになってました〜』みたいなさ。踊るっぽいコメディで締めてくれることをさ。(それでも駄作だったけど)
泣いたよ。室井さんとの“約束”これから青島が果たすとしても、そこにもう室井はいない。いるのはなぜか新庄だけ。室井は、家族を守って亡くなったけど、警察官としてではなく、一般人として亡くなった。踊る大捜査線がシリーズを通して伝えたかったことって一体なんなんだろう。演者の方針で室井が亡くなるにしても、もっとやり方あったでしょうよ。せめて、青島と会話して、託して終わって欲しかった。結局室井さんは後悔し続けて、青島は約束を果たせずに終わった。継承も無く。初期の踊る大捜査線なら絶対にやらない演出。
生きていて欲しかったけど、せめてつもる昔話して、会話して、託して、敬礼して、終わって欲しかった。
お互いに何も知らないまま、私が思い描いていた踊る大捜査線シリーズは幕を閉じた。
私の初恋、青島君を。大切な宝物の踊る大捜査線を。返してください。
そしてラスボス小泉今日子。みたいなのいい加減やめろよ。どうせ、踊る大捜査線の最後の映画もキョンキョンだして終わるんだろ?
追記
室井の代わりに秋田県警本部長に任命された新庄が正解を叩き出しちゃってるよね。
規模が小さいからこそ、本庁と所轄の連携が取れる。
改善点はブラッシュアップしていき、将来的に全国に広められるようにする、と。
それを定年まで室井がやればよかったよね?
それで青島定年前最後のドラマだか映画だかで、秋田と東京を繋げた事件作れたよね。
私にはどうしても、室井さんがあと数年のところで約束を反故して里親になる未来が考えられない。そんな逃げる男じゃない。せめて定年後でしょう。
・秋田の本部長として東京の警視庁と合同捜査で指揮を取り、秋田でやってきた本庁と所轄の連携を披露する。将来的に全国的に室井草案が拡まる。
・室井退官。青島と最敬礼でシーン終了
・エピローグで里親の話
でよかったよね。ODのラストはそんな感じだと思ってました。青島と室井の物語だと思ってました。本庁と所轄の物語だと思ってました。テーマすら見失った製作陣…どうしたの?涙