「室井慎次の秀逸な終い方」室井慎次 生き続ける者 ひでちゃぴんさんの映画レビュー(感想・評価)
室井慎次の秀逸な終い方
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室井慎次の死でもって物語を終いにしたのは
私は良かったと思います。
このラストは柳葉敏郎の室井を演じるのは最後にしたい
想い・意志が込められているのではないかと
愚考いたします。
前編後編通して事件を解決していく軸ではなく
あくまでも室井慎次の生き様を描いた作品であり、
里親になっている子どもたちに焦点を当てて描いた作品。
そして生き続ける者たちへ、室井慎次の意志が受け継がれ
ていくのだろうと、
そういう終い方で私は好感が持てました。
子どもたちの心の成長も観ていて清々しかったですし
室井慎次の影響を受けていく大人たちや不良少年の存在も
物語に深みを持たせていたと思います。
室井の遭難シーンになり、やっとラストを予想することが
できましたが、現実になるとさすがに涙がこぼれました。
そして伏線回収もしっかりされていき、
心地良かったです。
賛否はあるでしょうが、私は好きな作品でした。
室井慎次の物語であり、柳葉敏郎の物語でもあったかも
せれないなと、そう感じました。
最後の最後で青島俊作が登場したのはファンサービス
のみならず、この世界線での作品が続くという予告でも
ありますね。
映画界はもっとアニメに負けないオリジナル作品にこそ
頑張って欲しいです。
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トミーさんのコメント
2024年11月10日
共感ありがとうございます。
退場いただくのであればキッチリしてもらいたいですが、またぞろ生存説が流れてるのは納得いかないですね。
劇場に足を運んだお客さんは、次回シリーズの起爆剤でしか無いんでしょうか?