「そーなんだー」怨泊 ONPAKU Scottさんの映画レビュー(感想・評価)
そーなんだー
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映像的に恐いシーンが続くんだよね。
暗い画面で作ってて、恐いの。
でも慣れちゃうんだよね。
そしてストーリーの筋が通ってないので恐いシーンがきても「そーですか」って感じになってくるの。
途中から理解が難しい映像の芸術作品を観てる気分になったな。
恐いシーンの裏側に、人間の弱い部分というか醜い部分があって、それが恐さを増してくるのが普通のつくりなんだよね。「霊より恐いのは、人間だよ!」っていう。
でもこの作品には、それがないの。
はじめ弟でてきたのに途中で消えちゃったね。お姉ちゃんのこと心配じゃないのかな。
そして突如主役級にのしあがった刑事。クライマックスに向けてカットバックで「どうなる、どうなる」ってやってくんだけど、さくっと殺られて終わったね。
ラストは「はい、救いは、ありません!」で終わるんだけど、もう、意味なくとつぜん民泊が大爆発して「みーんな、なくなっちゃいました」ぐらいのラストにして欲しかった。
こんな狂ったことをやるのはなんでだっていう動機はカルトだからなんだよね。
動機にカルトを持ってくると、もう、だいたいツマラナイ。
でも、他にいい動機ないんだよね。いま財産狙いで殺し合うとかも、ちょっと現実味がないしな。
「ちょっと変わった作品を観てみよ」と思って観に行ったので、そういう点では面白かったよ。
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