「つげ流カルト映画」雨の中の慾情 なかじwithみゆさんの映画レビュー(感想・評価)
つげ流カルト映画
好きな人はたまらなく好き、だろうし、
ハマる人にはハマる、んだろうなぁ
と僕はシラケにシラケて観ていた。
成田凌さんファンであっても時計を見るとまだあと1時間ある。
って、あと、これをまだ観るの?
と驚いた。
カルト映画の部類ですね。
片山慎三監督作『岬の兄妹』『さがす』は傑作だと評価しています。
ただ、僕は昔からつげ義春さんのファンタジーに嫌悪感しかないので、合うわけがない。
いくら成田凌さんがどの角度から撮ってもイケメンと分かっても、僕の中ではムリだった。
(だだ終盤に成田凌さんの目のアップがあり、
こんなに睫毛が長く美しいなんて世の女性は嫉妬や羨望をするだろう、と驚かされた。)
車に跳ねられた女性が10メートル以上飛んでいる。
滑稽に飛んでいるので、同情より嗤いが止められないが、
その女性が抱擁され接吻するという、
つげワールド的に
ツッコむより呆れて、もうこのセンスは自分には理解不可能ですと退散したほうが利口かもしれない。
片山慎三監督作の割に、撮影は凝っていましたね。
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