「思いがけない傑作」雨の中の慾情 Pocarisさんの映画レビュー(感想・評価)
思いがけない傑作
冒頭、「慾情」というタイトル通りのシーンで思わず「バッカじゃないの」と叫びかけましたが(ほめ言葉)、
それが展開するにつれてこんな映画になっていくとは!
実はエロスとタナトスの対比だったのです。だって本当は主人公は……
妄想と空想と願望と現実とが渾然一体となり、IFでもありマルチバースでもありタイムループでもある、それが一つの悲しみに集約されていくラスト、本当に素晴らしかった。
片山監督にこんな映像と演出のセンスがあるとは思いませんでした。
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