「またラストでちょっと驚いて感動。」WALK UP 春さんの映画レビュー(感想・評価)
またラストでちょっと驚いて感動。
連続観賞の2本目で冒頭部分は1本目の衝撃で集中出来なかったが、何分間かで会話の楽しさと演者達の素晴らしさで集中。
とてもテクニカルで監督のお洒落心満載の映画でしたが小手先で嫌味な印象皆無、役者達の真摯な演技と会話の内容が監督の本音だと感じるからかな?
主な舞台となる4階立てのアパートの描写も秀逸で、そこに暮らす人達の存在をしっかりと感じて自分も暮らしてみたいと感じられました。
何となく4つのパートに分かれている様で、パートが切り替わる度に「んっ?えっ?」といい感じに驚かされ、その場面ジャンプが予想出来るようになると次はどうなるかとヒヤヒヤしてまた「えっ?」心地好い。ラストシーンのジャンプは予想外で最後に「ええっ!」と驚き、その後ニヤニヤしてしまった。
主人公がベッドに横になって、外出している?恋人の帰宅を思うシーンに驚愕、私はこんな演出を初めて観ました、驚き少し涙目。
このお話しは主人公の映画監督の想像かパラレルワールドかホン・サンス監督のお洒落心か神様の忠告か?いずれにしても私にとっては心地の好い映画でした。
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