劇場公開日 2024年9月6日 PROMOTION

エイリアン ロムルス : 特集

2024年8月26日更新

【宇宙最恐生命体との“エグ怖鬼ごっこ”を体験してきた】
“捕まったら”終了…寄生した人間の中で異常速度で進化…
激コワ、だけど超楽し!みんなで“究極の怖さ”を楽しもう!
あなたは生きて帰れる?生存率0%のサバイバルスリラー

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この夏、私を救ってくれたのは“宇宙最恐の生命体”でした――。



酷暑・猛暑の連続でげんなり&活力激減……“夏”という名の怪物にバチボコにやられてしまった筆者。ダウナーな気分をガラッと変えるべく、心のどこかで“刺激”を求めるように。

そんな日々を送る中「エイリアンと“鬼ごっこ”ができる超・超・超刺激的な映画がある」という噂を耳にしたんです。

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それが「ドント・ブリーズ」のフェデ・アルバレス監督がメガホンをとった「エイリアン ロムルス」(9月6日公開)。全米で公開されると「待ち望んでいた傑作」「シリーズ最高の作品の1つ」等々、高評価となった作品です。

「この倦怠感、マジでどうにかしてくれ~」とすがるような思いで作品を鑑賞すると、これが効果抜群でして……気力・体力共に“完全回復”。本特集では、細胞レベルで“超刺激”を浴びた鑑賞体験をレポートします!


【予告編】逃げ切れるか?生存率0%の絶望から…

【4D“体感”レポ】“絶叫→絶句”の無限ループにドハマり
思わず「助けて」と呟いたけど、この怖さが楽しすぎた

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早速鑑賞レポートをお届けしようと思いますが、まずは自己紹介から! 筆者は、映画.com編集部に在籍中の30代男性。映画を通じて“恐怖”を感じることが大好き。映画から摂取した“恐怖”のエネルギーが、心身の健康に効果的に作用すると信じています。

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ですから「エイリアンとの“鬼ごっこ”」なんて、願ったり叶ったりの恐怖体験! 今回は、よりアトラクション感を高めるために「4D上映」をチョイスしました。で、結果は? それがですね、大・大・大満足の“刺激”が待ち受けていたんですよ……!!!! ここから詳細に語っていきます!


[宇宙最恐の刺激①]人生どん詰まりすぎる“若者たち”のバックグラウンドに打ちのめされて……“共感”の準備は万端
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まず魅力としてお伝えしたいのが、“若者たちの物語”であるという点。彼らは特殊な能力も技能も有していません。いわば“普遍性”を携えていて、そこが彼らの感情にグッと寄り添える要因になっています。

彼らを取り巻く“状況”が相当シビアな部分も見逃せないポイント。たとえば、主人公のレインは両親を失っており、弟分のアンディを守りつつ、超劣悪な職場に勤務。長年の“夢”を実現させようとした矢先に、それを完膚なきまでに叩き潰される。

その他の登場人物たちも似たり寄ったりの状況で……“今”に希望なんてあったもんじゃないんです。

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この序盤で描かれるドラマが、恐怖の下支えとして機能していくので“掴みは完璧”。輝かしい未来を求めるために「行動に移す」という過程もすんなりと受け入れられるのですが、観客の立場からすると、彼らの目的地に“絶望”が待ち受けていることを知っているので「やめとけ……絶対後悔するって…」と心の中で呟いていました。


[宇宙最恐の刺激②]“希望”の宇宙ステーションで“絶望増殖中” 逃げ……られない!!!! 極限サバイバルに“残り数十分で全員死ぬ”というヤバすぎルール追加で冷や汗止まらず
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舞台は“とある事情”で廃墟と化した宇宙ステーション「ロムルス」。レインたちの“未来”に大きく関わるアイテムが眠っていて、それを確保することが彼女たちの目的です。当初は比較的楽なミッションでしたが、“宇宙最恐の生命体”の目覚めによって難易度が急上昇。そこからの“追い込み具合”がエグくて、終始震えていました。

そもそも宇宙ステーションは、広大なれど所詮“密室”。どこまで逃げても、結局は“脅威と同じ檻の中にいる”という状態が延々と続くため、まったく気が休まらないですし、胃がキリキリするようなトラブルにも見舞われていきます。

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極めつけは「宇宙ステーションが、残り数十分で“消滅”する」という絶望設定!!!! 「密室×サバイバルスリラー×タイムリミット・サスペンス」という組み合わせによって誕生した、全方位“死”という四面楚歌シチュエーションに汗だらっだらでした……。


[宇宙最恐の刺激③]寄生、最恐進化、エグすぎる凶悪能力! アイツが来る、来る、来るぞ! 最強生命体の強襲に次ぐ強襲→感情発散させ過ぎて“声”枯れました
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本作の醍醐味のひとつが“宇宙最恐の生命体”エイリアンと対峙した時に生じる途方もない絶望感。

クモのような幼体が、人間の顔面に張り付き、口から触手を挿管→体内に産みつけられた寄生体が、ある程度成長すると宿主の胸を食い破って外に出現→その後、幾度かの脱皮を繰り返して最終形態に変貌……というステップで極悪進化。真空状態を生き抜くタフネスさも備えてますし、成長スピードも超速です。

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そして血液が全物質を溶かすほどの強酸性というのが“最悪”。つまり、攻撃によって流れた血が宇宙ステーションに“穴をあける”恐れがあるので、襲われても反撃ができない。いやいや無理ゲーすぎる……。

この設定が生み出す緊迫感に、何度“思考停止”に陥ったことか。しかも、エイリアンが待ったなしで強襲、強襲、強襲。さすがに「助けて…勘弁して」と呟いちゃいましたし、“絶叫→絶句”を延々と繰り返したことで声がカッスカスになっちゃいました。


[宇宙最恐の刺激④]めっちゃくちゃ怖い!!!んだけど、エンタメとしても最高の出来栄えじゃないか “4Dに乗る”という快感→物語への没入感が異常だった
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エイリアンが発する“特大の恐怖”が目立っていますが、実は本作“誰もが楽しめる”エンタメとしても超優れている作品です。

「“絶望”の宇宙ステーションから脱出を図る」という物語の軸がシンプルでわかりやすいですし、そこに多種多様のミッションを挟み込んでいく“ゲーム的展開”も◎。無重力をいかしたアクション、創意工夫を凝らしたバトルがあるだけでなく、アルバレス監督の代表作「ドント・ブリーズ」を想起させるような“絶対に声&音を出してはいけない”という“静寂の怖さ”も用意されているんです。

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しかもですね、本作の演出は「4D上映」の効果とめちゃくちゃマッチしています。

宇宙空間における“浮遊感”がしっかりと味わえるだけでなく、エイリアンからの唐突な攻撃に一瞬意識が飛んだところも……。暴風効果も相まって、宇宙ステーションの外側に投げ出されそうな感覚になったり、エイリアンの“巣”の臭い(かなり独特……)だって嗅げちゃいます。

実は筆者、本作が“4D初体験”だったんですよね。結果的には「初の4D体験が『エイリアン ロムルス』で良かった」と思うほど。絶叫アトラクションばりの“爽快さ”と“快感”を随所に感じましたし、何よりも没入感が想像以上に最高でした。


[宇宙最恐の刺激⑤]“「エイリアン」初心者”を“「エイリアン」を求める者”へと変えてしまうパワーがあった
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本作は、シリーズ第1作「エイリアン」の“その後の物語”。「あえて予習をする必要はなし!」と聞いていたので、“シリーズの再見・振り返り”はしていませんでした。結論としては「予習・復習無しでも楽しめる作品」だったのですが、もっとまっさらな状態で鑑賞した時、本作をどう感じるのかということも知りたかったんです。

なので「エイリアン」シリーズを1本も見たことがないという編集部メンバーにも同行してもらっていました。以下に感想を列挙しておきます。

・「エイリアン」シリーズは怖そうで鑑賞を避けてきた部分もあるけど、これは超面白くて、しかも“見やすかった”。この作品をきっかけに「エイリアン」シリーズを観てみたくなった!

・“何も起きてない”シーンが一番怖い。だって、いつ襲われるかわからないから……エイリアンが出現した瞬間、少し安心したほど。緩急の付け方がめちゃくちゃ上手い。

・「ターミネーター2」みたいな胸アツ展開あったよね!? もうあれだけで鑑賞料金の元がとれるって!!

・ここで“恐怖のピーク”に達したのかなと思ったら、それがまだ五合目くらいでさ……クライマックスに登場する“あれ”の怖さって反則じゃない?

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上記のように、本作は“「エイリアン」初心者”ものめり込んじゃうほどのクオリティ。そもそもストーリー&設定、演出、俳優陣の芝居等々、どの要素に目を向けても質の高い映画なんです。“シリーズ未見でも問題なく楽しめちゃう”作品ってかなりレアだと思うので、絶対に劇場で“体感”した方が良いと思います!!


【まとめ】衝撃的フィナーレを経て“下船”→超刺激体験に気分上々――全身の震え&高揚感がまだまだおさまらない 誰かを誘って、もう一回行く予定です
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恐怖、歓喜、興奮……全感情を乱打され、鑑賞後の余韻も半端なく――暫く席から立ち上がれませんでした。

スクリーンから放たれた“超刺激”が細胞を活性化させていく感覚を確かに感じていただけでなく、何よりも終わった直後に「もう1回見たい!」と感じてしまうのは久々のことだったかも。

ちなみに今回は「4D」で体験しましたが、本作は通常の鑑賞形態でも十二分に楽しめる内容です。いきなり4Dで強刺激を体感するのもありですし、通常版での刺激に慣れてから各種ラージフォーマットで“新たな刺激”を追い求めてもOKなので、是非何度も何度も映画館に足を運んでみてください!!

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