エイリアン ロムルスのレビュー・感想・評価
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オマージュ?
それとも焼き直し?
テレビで放送された時に見ただけで、好きで周回してる訳でもない人が見てもそう思うから、好きな人だったらどうなるか…
最近のマーベル系だと、宇宙船のコクピットで実体が有るのはコントロールのレバーだけで、タッチパネルどころかパネルもほとんど無く、ホログラム?を使ってるけど、そこら辺との差別化で「エイリアン」ではブラウン管っぽいモニターにザラついた映像をつかったり、ボタンがいっぱい有るのかな?
くらいに思ったら、今作は時間が遡ってて、映画の1作目と2作目の間になるらしい。
標本化された物が30と数体有ったみたいで、研究員の手際が良いから、
「1作目から4作?までの研究の積み重ねの成果かな?
継続は力なり、だな」
と思ってた。
小さい方がコントロールしやすい?
宇宙船の外壁にまで穴を開ける酸の体液が、エレベーターで押し潰された時に何も起こらなかったのはなぜ?
まあ上出来ですが、飽きもせずとも言えます
重責担ったフェデ・アルバレス監督、よくぞ頑張った!ほとんど手垢にまみれたエイリアンを、練りに練った脚本で期待をほぼ上回る事が出来たのではないか。予算900万ドルの「ドント・ブリーズ」2016年から、約10倍の予算8000万ドルの本作へ。なにより第1作に敬意を払う姿勢と、ロボットと言うべきかアンドロイドと言うべきか、それをストーリーの核に据えたのが正解でしょう。
とは言え、所詮2番煎じなのは免れ得ず。大ヒット作が生まれれば商売ですから容易く続編が作られ、そして決して第一作を超える事はない、作品的にも興行的にもが基本。「ジュラシック」シリーズとまるで同じ、〇〇の登場でショックを与え、欲にまみれた人間が恐怖演出で驚かされ、いかにして戦ったか。〇〇はエイリアンでも恐竜でも。人間をスーパーヒーローに置き換えればマーベルものは全部一緒。ポイントはいかに巧く観客を震え上がらせられるかの1点です。
それにしてもエイリアンに関わる監督は、①リドリー・スコット、②ジェームズ・キャメロン、③デヴィッド・フィンチャー、④ジャン=ピエール・ジュネ、⑤リドリー・スコット、⑥リドリー・スコット、そして本作と、まあ驚くほどの超一流ぞろい。それ程にこのフランチャイズを続けたいスタジオ側の強い金儲けの意思が現れている。後世になってフェデ・アルバレスもそんなふうに見られるのでしょうかね?
エイリアンの何たるかは観客も百も承知が前提で、だからいつどう出るか? に焦点がある。一度出したら後は一気呵成だから、前提条件をいかに簡潔に抑えるかが手腕の見せ所。その意味で、美形の女が吐き気とは、あってはならない展開を暗示させる。最初はエイ型の登場で、それも夥しい数にこちらが吐き気すら催すレベル。そうこうするうちに、奴等には目が無く、音と体温に反応する設定に持ち込む。とたんに「クワイエット・プレイス」2018年のパクリと直感したものの、アルバレス監督出世作の「ドント・ブリーズ」2016年で既に仕掛けたホラーの自家薬籠中の方策だったわけ。
やがて当然にオリジナルのツルリとした頭部の奴が盛大に登場。乗組員が恐怖に凍るすぐ側まで近づく演出は、第1作でのシガニー・ウィーバーで実施済みと全く同じ。宇宙船内で火災が発生するとスプリンクラー? そんな水あるの? 無重力で水は何処へ落ちる? 火災のエリアを無酸素にすれば早いのに、と思う。そもそもが第1作後の設定ゆえに、諸々の宇宙船内の機器が敢えて古臭い。モニターすべて荒い画面のブラウン管方式ってのもやむを得ず。2142年の設定なのにね。妊娠を伏線で示したとおり、いよいよのラストでとんでもないものを見せつけられる。ちょっとこれはやり過ぎでしょ。
そして本作の目玉であるイアン・ホルムの登場で、心底驚きました。2020年に88歳で生涯を閉じた名脇役の再現により第1作との繋がりが明確になりました。ただクレジットにその名はなく、出演料のようなものは遺族に支払われたのか? こんなのが許されればブルース・リーだって、ジェームズ・ディーンだって、無論マリリン・モンローだって作れてしまう。そんな映画は見たくないなぁ。兎に角イアン・ホルムの膨大なキャリアの初期にあたり、典型的イギリス紳士の慇懃な物腰で数多の作品を重厚にした名優でした。
これに呼応するようにアンディの設定が肝要となり、物語が走り出す脚本が上出来と言えますね。とは言え、前述したとおりの予算ですが、1億ドル超えの大作とも言えず、新人さんばかりで役者を揃え、殆どスタジオ(ハンガリーのブダペストですって)セット内での撮影、当然に背景はCGですので安上がりなのは確かです。
リプリー1人だけ脱出出来た第一作と全く同様に、本作もレイン1人だけ、右頬に微かな怪我が次作に繋がるのでしょうかね。IMAX鑑賞の価値はありました、相当の音響が頑張ってましたから、画面も天地フルサイズでお得感ありました。
これもポリコレかよ(笑)
エイリアンシリーズ最新作
エイリアン1.5的な作品ですが、シリーズでは一番良い出来ではないでしょうか。
エイリアン1でリプリーが船外へ放り出した個体をユタニ社が回収して、検体として扱いに失敗。
その施設が廃棄され、施設内のある物を植民惑星から脱出を試みる若者達が利用する為に侵入するところから始まる話。
いつものエイリアン劇ですけど、過去作の要素が散りばめられてファンには嬉しい限りです。
ただこのシリーズも完結することはないのでは(笑)
だってエイリアンが不死身過ぎますよ。
物理的に倒すしか手が無い上に外傷をさせれば、強力な酸の血液を撒き散らして大惨事になります。
宇宙船内では厄介この上ない相手です。
今作は色々伏線がありそれが危機を脱する為のものになっていたりでとても観やすくなってますね。
まあご都合展開もチラホラありますけど、前作のコベナントがある意味胸糞映画だったので気分爽快さがあって良かったかもね。
完成させた監督さすが。過去作オマージュ満載で楽しめる。普通に面白い。
まずは何といっても、超有名ヒットシリーズの最新超大作を、その巨匠のプロヂュースのもと製作というプレッシャーの中、これだけの作品を完成させた監督は本当に凄い。
エイリアンと言えば、エイリアン自身の他に、アンドロイド!企業利益優先(しかも日本企業)!宇宙時代のブルーワーカー!
1作目のメカ、特に’70年代末の頃のアナログなボタンやスイッチ、モニター類の再現が泣ける。
そして、アンドロイド・アンディ(きっと主人公が小さいときに「アンドロイドだからアンディねっ」と言って名付けたに違いない)の大活躍もうれしい。
ただ、登場人物たちの背景が十分に描かれていないので、やられてもそれほど悲しくない。
まだ主人公はいいが、ヒーロー的な男やアンドロイドを毛嫌いする男、メカ担当スキンヘッドのアジア人枠の女という程度。
特に妊婦は、クライマックスのためだけに用意されてて、その役目のためだけに出て来た感じ。
おかげで、その子がああなってもそれほど悲しくない。
逆にそのための配慮かと思えるくらい。
例の最終形態は、特に工夫も感じずそのままのデザインで、ただ悪趣味で、好きに離れない。
過去作のオマージュは嬉しくて、特にアンドロイドはビックリでした。
しかも、またしても、こいつのせいで事態が悪化というお約束。
総じて、普通に楽しめました。
画面が上下に広いIMAXがオススメです。
リスペクト集的内容だったが中々楽しめたな。(*´ω`*)
エイリアンも いよいよ7作目か。
本当に長いシリ-ズですよね。
・エイリアン (1979)
・エイリアン2(1986)
・エイリアン3(1992)
・エイリアン4(1997)
・プロメテウス(2012)
・エイリアン:コヴェナント(2017)
今日は7作目の「エイリアン:ロムルス」見ましたよ。
プロメテウスとかコヴェナントとか 大して好きじゃない。
ヤッパリ 初作時の展開流れがイイかなと思ってて
今作は従来エイリアンシリ-ズの これが特徴で好きな所っていうリスペクト出来る場面のオマ-ジュが多かったですね。
だから、おおおぅぅぅ うおぅ うおぅって声出た所も有ったり
妙に手に汗握る場面も幾つかありました。
中々エイリアンの事が好きなスタッフ達で創られたんだと思います。
だから往年作品のココって場面が多いように感じました。
(全くイケてないと思う点)
・やっぱりアジア人(女性)の登場でしょうか。昨今のポリコレ意識なのか、その流れを感じますね。どうも活躍見てもそこは馴染めません。
・ラストの人間+エイリアン→ スーパ-タイラント(バイオハザード)みたいな奴の登場でしょうか。全く人に見えてて 馴染めませんわ。
エイリアンじゃ無いね。口からツバ吐いて舌で攻撃とか。笑えます。
(楽しめた点)
・重力 on⇔OFF 爆破防ぐ為の保護機能。
中々良いアイデアかも。
・エイリアンの顔への襲撃の多さ。胸からボコって出て来るシーン多かったかな。
通路いっぱいに囲まれながら突破するところ。
・エイリアンを電子銃で撃ちまくって、その血液避けて登って行くところ。
エレベ-タが重力onで落下してエイリアンを一気に潰すのは良かった。
・惑星に船体が落ちて行くところ。
船体端から順にゆっくりと爆破解体されて行く様は良かった。
・同じく 最後の脱出で下の倉庫部と、 上部の操作部に別れて切り離すとき
エイリアンを何とか下倉庫丸ごと切り離す場面。
ここも高速で地面が動いていて船体がゆっくりと切り離されて地面に当たって破壊されて行く所良かった。遠くの奥では本船が落下して破壊されているのと重ねて見れている所 良かった。
・アンディの冷静な判断。それと指令メモリをいじられて変わって行く判断。
彼女がアンドロイドだがアンディを大切に扱っている所は良い。
中々 手に汗握るシーンも多く
ちょっと諄い位に 襲ってくる場面が多かったですが
エイリアン好きな人には多分ハマると思います。
私的には エイリアン2.5 が観たいですかね。
話が 2 → 3へと 唐突に進んでい要るので
2.5 時点の、惑星生き残り少女(ニュ-ト)のその後の活躍が観たいでしょうか。ヒックス、リプリ-、ニュ-ト、ビショップ 彼等のその後の生きた部分ですね。
今回は色々楽しかったと思います。
是非劇場へ。
良く創られてます。過去作へのオマージュも感じる。
超絶ビビリな私。
映画館で観るのはムリだろうと思ってましたが、
エイリアンをIMAXで観られる機会がレアなので、
勇気を振り絞って行きました(笑)
凄い怖ったし、ビビりまくったけど、
話の流れが良くできていて、
観ている人の気持ちをうまーく組んだ演出が素晴らしく、
個人的には面白かったです。
過去作を踏襲しつつ、ちゃんと説明もあるところも優しい。
あいつの名前や、生態の細かな説明シーンは初じゃなかろうか。
このシリーズ、監督の色が出まくるのが、
良いところでもあり、賛否があるところですが、
この監督の演出、私は凄い好きでした。
色々盛り盛りなのに、スマートに詰め込んでるし、
インターステラーばりに、宇宙演出にも目を向けてる。
そして、沈黙、静寂の使い方が上手い。キャラも魅力的。
酸と無重力のところ、秀逸。最後までドキドキさせる。
そして、あのお約束の台詞。素晴らしかった。
これから観る人には、
過去作の振り返り動画の予習をお薦めしたい。
予習しなくても大丈夫ではあるが、
予習したほうが、より楽しめるはず。
タイトルなし(ネタバレ)
今までで一番エイリアンとしては駄作だと感じた。まず最初に狙われた三人がアホらしい。特に二番目の人は孵化前のエイリアンに銃口向けて死んだあのシ―ンが愚か過ぎる。そして、折角助かったあの女性は何やっているんだ?自らエイリアンの血液入れる愚かな行動するし、今回は2や4等に目立っていた迫力ある銃撃戦もなく。パリピ共が何か馬鹿やっている作品だった。今度同じ監督になる場合は。アホらしい展開を作るのはタイミングを考えて欲しい。
まごうことなき駄作
体液が宇宙船の装甲を溶かすレベルの酸性なのにそれを耐える表皮のエイリアンがなぜ電磁パルス銃ごときで対処出来るのか?
それほど強力なパルス銃ならそもそも宇宙船に穴開けるリスクあるのだから使用できないはず
SF設定がまず赤点
またキャラクターも描写が薄いし今の時代無線でデバイスのアップデートが出来るのにレトロなアップデートの描写
全てが古臭く過去作知ってる年寄りしか喜ばない作品
ホラーなんだけど…
シリーズは一応全て鑑賞済み。
思えば小学生の頃に金曜ロードショー等で幾度となくテレビで放送しててその度に怖いけど見たい、けどやっぱり見たくない、なんて事を繰り返して来てトラウマを植え付けられて大人になり気がつけば全シリーズを制覇。ここまで来たら今度新作が出たら映画館に観に行ってやろうってところまで年をとったというか慣れたというか、なんやかんや切り離せないシリーズにまでなってました。
これがこのシリーズの魅力というか、クセになるところというか、最初に世に生み出した人達はすごいですね。
そんな事を考えながら今回が初劇場鑑賞。
映画館のエアコンが効きすぎて寒かったから途中集中力がなかったのもあるかもだけど、観てて思ったのはホラーなんだけどホラーっていうよりモンスター・パニックみたいな印象でした。
ホラーならではの急にビクッとなるシーンはあるし、静寂と緊迫したシーンは観ていてハラハラドキドキしました。
ただやっぱりエイリアン映画なのに肝心のゼノモーフが…。
フェイスハガーが沢山出てきたのは怖って思ったけど、ゼノモーフが複数出てきてすぐやられちゃうとただのパニック映画見たいに見えてしまいました。
まともに襲ったのもただ1人だけだったし。
他の方のコメントにあるように既視感があるから余計そう思うのかとも思いましたが。
否定ばかり書きましたが、そういうことを気にせず観ればこの手の映画が好きな人は普通に楽しめると思います。
"エイリアンの新作を観ることが出来たことに満足…"な映画
1作目をなぞったようなストーリー展開でしたが、それなりに楽しめる作品に仕上がっていたと思いました。今までの作品を全て見ている方がより楽しめる内容だったと思います。ただ、ラストの戦闘シーンですが、今ひとつ戦闘環境が分かりづらかったです。主人公が繋がれていたワイヤー、貨物キャビンと本船、そしてエイリアンの立ち位置が分かりにくく、ちょっと混乱しました。
あと、ラスボスのエイリアンですが、過去作を踏まえれば、あのハイブリッドな姿は仕方がないのかも知れませんが、今ひとつ興奮しませんね笑
*ドルビーシネマで鑑賞しましたが、より大きなスクリーンで観れば、興奮必至!2時間緊張しっぱなしでした笑
鑑賞動機:フェデ・アルバレス監督への期待8割、評判2割。
IMAXにて鑑賞。1成分がメインだけど4成分もそこそこあった印象。ユーモアが無い分終盤のアレが余計に嫌悪感を抱かせる。冒頭の宇宙空間で長尺の無音シーンにしてるとこ、好き。重力の使い方もよし。予告等で出ていたあの糸状のは何かなあ…ああっ、なるほどね。
相変わらずのいやらしいフォルム。脱皮した抜け殻がなんか使用…いややめておこう。
1を観てるとちょっと嬉しいことも。
原点回帰
シンプルな作りで面白かった。奇をてらわずに、エイリアンからひたすら逃げることに焦点を当てた原点回帰路線に好感が持てる。台詞回しやアクションに過去作のオマージュっぽいところがあるのも良い。リプリーが放った名セリフ「Get away from her, you bitch!」の再現にはしびれた。もちろん最後のモノローグも。
これぞエイリアン
あらすじはエイリアン王道の流れ。いかにもエイリアンっぽい宇宙船の外観、内装、計器類、ランプなどなど、エイリアンを堪能できました。
宇宙空間のシーンでは暫く無音にするなど、リアル感を出してたのでしょうか。人工重力から無重力になったときの映像は、ちょっと酔いそうな感じで、作り手の工夫を感じた。
ヒト型の進化形態がキモ過ぎる・・・
エイリアンはもうネタ切れです。
リドリー・スコットが監督したプロメテウスとコヴァナントがあの出来だから、もう続編は作るのは無理だと思っていたところ、
ロムルスはリドリー・スコットが撮らないと分かったので若干期待値は上がったのだが、フェデ・アルバレスのドント・ブリーズがたまたま当たったから脚本も出来るだろうと思ったのがそもそもの判断ミス。
ロムルスでもドント・ブリーズ同様、馬鹿なパリピが酷い目に合う脚本しか書けないことが露見した。公開前に誰か注意しろよ?これって、ドント・ブリーズと同じですよね?ってさ。
宇宙船に乗り込むまでが長い長い。太陽が見えない惑星に住んでいる若者達のどうでもいいやりとりで、尺の半分を取るってのはどういう事だよ?みんなエイリアンを楽しみに待ってるんだよ?
エイリアンを倒すライフルは自動で照準が合うので兵役体験が無い季節労働者でも手軽に殺せるので、殺しても殺しても立ち向かっていくエイリアンが見れないのには拍子抜け。
フェイスハガーはあのすばしこっい動きが殆ど見られないのも拍子抜け。
仕舞いには新種のエイリアンが登場するが、H・Rギーガーが生きていたら助走つけてパンチされてもしょうがないような、手垢のついたデザインは他の映画でも散々見た造形でこれには、ダン・オバノンも許さないと思う
これだけ文句言ってんのに、何で見たのかと思いでしょうが、
俺はなぁ、それでもエイリアンが大好きなんだよ?
期待外れ、まるでお化け屋敷風 SFホラーエンタメ。
人気シリーズ最新作 (近隣IMAX劇場)
私的にはかなり期待外れ。
2012年作「プロメテウス」の平均★は今作より低いが、かなり大人向け本格作品。 対して今作はやや若年層向けか・・。
(ちなみにロルムス=宇宙ステーションの名前)
まず出演者が全員若者・・。 この時点で作品のシリアス度がかなり下がる。 特に稚拙言動の若者が一人いて、宇宙飛行を冷静に出来るはずもなく、ああ・・個性を出す為の違和感拭えぬキャラ設定・・を感じた。
それにアンドロイド役の黒人俳優が、真逆のミスキャストに思えた。 彼の優しい目は、主人公少女を援助する、"人間" の同乗者の方が向いていたのでは?
感情が顔に出やすい弱いロボットには違和感が募り、後半ソフトの書き換えで豹変する様は、まるで演技にしか見えなかった。
前半の物語も、1979年初作「エイリアン」の焼き増しの様で新鮮味に欠ける。 ただ、造形物や映像はそこそこリアルなので、どうにか耐えれた。
ただ後半過ぎぐらいに "重力" を利用しての、対エイリアン攻撃シーンは、スクリーンに見入った♪ あのアイディアは斬新で、過去作にないアクション!
その後にも、「エッ!」という物まで登場するが、私にはB級ホラー感満載で、とても過去のエイリアンシリーズに匹敵する緊張感は得られなかった。
今作一番の欠点は、エイリアンの成長スピードが、デタラメという点。 初作はちゃんと時間も計算されているが、今作は1時間ほどで、そんなになっちゃうの? と物語進行ありきの、ご都合脚本に呆れる♪
まあ、お化けの代わりにエイリアンが出る、お化け屋敷的エンタメサスペンスで十分・・という方には合格かもしれないが、「エイリアン物」という新たなジャンルを創造した、本流作としては全く物足りず・・。
(重力攻撃シーンがなければ、私的★はさらに低くなったろう・・)
PS
私の「エイリアン」シリーズ No1作は、
圧倒的に 1986年作「エイリアン2」!
ラストの パワーローダー(人型荷物運搬機)に乗った、リプリー(シガニー・ウイーバー)が、マザーエイリアンと人力で格闘するシーンは、全てのアクション映画中、
BEST5 に入る名シーン!と私的絶賛♪
ロケットランチャー等を装備しない限り、対等に対峙出来ないだろうと思える超モンスターに、人力で格闘する事に驚愕し(勿論ローダーのパワーは利用しているが)、しかもCGどころかパソコンも普及してない時代で、どうやって撮ったのだろうと考え、「今、スゴイ映像を見てるっ!」とゾクゾクしながら映画館で興奮していたのを、ハッキリ覚えている♪
期待以上でも以下でもない
SFホラーの傑作#エイリアン
子供の頃から何度見たことか。
この歳で、また新作を見られるなんて!しかも#リドリースコット が製作をしてくれるなんて!感動で身震いした。
エイリアンシリーズで初めて、生きた植民地が描かれる。いつもエイリアンが食い荒らした後なので😂食い荒らす前はこんな感じだったのかと。
映像そこここに過去エイリアンシリーズとプロメテウスへのオマージュがある。とくに今作はエイリアン2の作品やリプリーに、ヒロイン・レインが重なる。
そして、サブテーマでもある人とアンドロイドとの関係。
1では裏切られ、2では人間を守り、、、今作は、そのすべての総括となる。
会社に忠実なルーク、レインに忠実なアンディ。1・2作ではアンドロイドは壊され見捨てられてきたが、
今作では、初めて人により救済される。(プロメテウスを除く)
ロボットは確かに機械であるけれど、人と同じ外観をもち、人のように感情をプログラミングされているのに、
果たして、モノだと割り切れるだろうか。私はそうは思えない。
総合評価としては、求めていたエイリアンではあったものの、期待を上回ることはなかった。
* * *
私たちはプロメテウスにより、火(戦火・エイリアンの暗喩)を持たされた。
そして、その火で、
いままさに世界を焼き尽くそうとしている。
中盤まではワクワクドキドキ、後半は失速
前半、中盤まではワクワクドキドキ感で良い感じだったが、あの異種ハイブリッドエイリアンが出てきてからガッカリ感が出てきてしまった。あの手の生物造形って本当にバランスが非常に難しく、私には生理的に受け付けなかった。「ザ・フライ」や「スプライス」等のハイブリッド型モンスターが出てくるホラーはいくつかあるが、少しでも人間寄りになるとどうしても受け付けないものがある。
1979年の1作目のオマージュシーンも多いため、改めて1作目の偉大さを再認識した次第です。
タイトルなし(ネタバレ)
まるで『エイリアン』
と言うか『エイリアン1.5』だ。
一つのエイリアン作品にオマージュ詰め込み過ぎだろう!
面白いけど。
■1作目の様に登場人物は少ない■
❏レイン〔マリー・レインズ・キャラダイン〕
(アルフェイオス星系の惑星ジャクソンの労働者)
レインがアンディを弟扱いするが、12才の頃からの付き合いならお兄さん的な存在だったハズ。
❏アンディ(レインと兄弟的な合成人間で駄洒落を言う)
アンドロイドのアンディがモジュールチップの入替えで変化したり戻ったりするが、それが良い。
❏タイラー(惑星ユヴァーガに行くためにレイン達を誘う)レインの元彼?
穴に指を入れたアンディに「童貞卒業だ」と言ったのはタイラーだったか?
❏ケイ(タイラーの妹で妊娠中)
死んで欲しくないキャラだが「そうは行かないだろう」と予感する、妊娠してるから。
❏ビョルン(ビヨン?)(タイラー達の従兄でアンドロイド嫌い)
人間じゃないからアンディに「ビッチ」と言う。※後でアンディに真似される。
❏ナヴァロ(宇宙船の操縦を担当する坊主頭の女性)
フライヤーの赤い版や、予告編でフェイスハガーで体内に寄生されるのが確定してるだろうメカニック担当。
❏ルーク(化学主任の合成人間)
アッシュと同じ型のアンドロイド
〔イアン・ホルムの顔をCGIで再現〕
※1作目でリプリーが起爆装置のキャンセルが間に合わなかった時に「 You Bitch!」とマザー・コンピューターに怒鳴って、キャメロンの2作目でも「Get away from her, you bitch!」とエイリアン・クイーンに怒鳴る。今回も人間以外に「Bitch」!
※絶体絶命な危機的状況までのカウントダウンも健在で映画を盛り上げる。
※静かなオープニングからいきなり大きなコンピューター音、ホントにオマージュしすぎ。面白いけど。
■用語や設定■
・舞台は2142年で『エイリアン』の20年後から始まる。
・ウェイランド・ユタニ社:
ウェイランド社を湯谷社が買収して大きくなった多国籍大企業で映画『エイリアン』シリーズの1番のヴィラン。
・ウェイランド社:
映画『プロメテウス』で描かれた大失敗で後にライバル会社に買収される。
・ノストロモ号:
『エイリアン』の舞台で2122年搭乗員7名を乗せた宇宙貨物船でUSCSSノストロモ号は映画の最後に爆発した。
・ルネサンス・スーション:
2つのラボラトリーが有り、レムズラボ(ルークが壊れてた場所)とロムレスラボ(Z-01の研究)が有る。
・Z-01(学術名 A0-3959X.91-15):
通称「ブラックグー」で生物を変化させる黒い液体で「プロメテウスの火」と例えられる。
・ゼノモーフ:
フィギュアでも有名ないわゆる〔エイリアン〕で人間型で背が高く尻尾が有り口の中から口が出る。
今回はサナギから生まれる初描写があって、出て来る前のサナギの外から受けた攻撃での頭部に傷が残っている個体も出た。
・フェイスハガー:
人間等の顔に貼り付き、その体内にエイリアンの幼虫を寄生させる。しかも貼り付いた人間のDNAも書き換える。
今回のは睡眠から目覚めたばかりで、本家はもっと早くて機敏で恐ろしい。
・オフスプリング(ケイが産んだ卵から成長したエイリアン):
エンジニア風の顔で『エイリアン』史上最もキモいキャラクターだと思う。
※ドラマ化:
エイリアンのドラマで地球を舞台にする『エイリアン:アース(原題)』が2024年7月に撮影が終了し、2025年の配信が決まっているらしい。
気色悪いラスト15分
実は、このエイリアン映画は何作も作られており、正直、1と2以外はほとんど記憶にない。
というわけで、素の気持ちで鑑賞。
うん? 前半少し退屈じゃね? なんかよく分からんが宇宙船に舞台が移ってからようやくハラハラが始まる。半身のアンドロイドだっけ?のあたりは、興奮度が上がったが、正直そのあとの展開は新鮮味に欠けてしまったようでちょい物足りななかった。
しかし、ラスト近くの大群とのバトルからの無重力対決はそれなりに見応えあるが、そのあとのラスト15分は不気味過ぎてもはやエイリアン映画ではなくなってしまったのは賛否両論あるところではなかろうか
エイリアン出てきてからはダメダメ
楽しみにしてDolby Cinemaで観てきました。
舞台はまさに80年代に想像した未来。モニターやスイッチなど全体に漂うアナログ感は大好きです。
ブレードランナーにも通じる退廃的近未来都市像を表現した美術はいい仕事してます。
音楽もハーブが鳴るたびブレードランナー感が。
美術と音楽、あたりはリドリー・スコットを感じられて最高でした。
ということで前半から期待通りな感じで進んでいきました。
しかし、それも電源が回復したことによりエイリアンの幼体、フェイスハガーが動き出すまでのこと。。。
これ以降は、いうなれば『エイリアン・ザ・ライド』のアトラクションに乗ってる感覚です。
お化け屋敷としてはそれなりに良いのかもですが、全てが想像通りの展開にドキドキすることもなければ、ワクワク感はほぼ皆無。既視感の連続。
ギーガーの素晴らしい造形のエイリアンが、張り切ってヨダレを垂らしながら顔の目前に迫ろうが、全く盛り上がりません。
ホントに全く怖くないです。
時系列的に前後の作品との整合性をとらなきゃなので、やれることに制限があるのは理解しますが、それにしてもせめて観客をドキドキさせたり怖がらせたりするための演出や脚本にしていただきたかったです。
そんな中で、ハンディータイプのX線を当てて体の中で蠢くエイリアンが透けたところは良かったです。
全162件中、101~120件目を表示