エイリアン ロムルスのレビュー・感想・評価
全409件中、361~380件目を表示
ビジュアルは歴代最高!でも話薄くね!?
エイリアンシリーズの正当派生作品として、多くの人が待ち望んだ同作ですが、ビジュアルについては、歴代最高の怖さ、凄さ、ニクイ演出、ギミック等ふんだんにもりこまれていて、本当に満足できる作品になっていた。監督はシリーズガチファンと思われ、随所にオマージュが織り込まれていて、ファンムービーとしてはパーフェクト。★6あげたっていい。
ただ一方で映画のドラマ的な部分も含めてとして全体をみてしまうと──ちょっとペラいか。
まずなによりも登場人物が少ないのが気になった。
エイリアンシリーズは個性豊かなキャラのワチャワチャしつついろんな死に方をするのが楽しい作品だと思うんですが、そのためにはちょっと人数少ない。キャラ年齢層も若い子ばかりだし、世代の軋轢みたいなものもほしかった。
で、キャラが少ないと、必然的にドラマが少なくなって、物語が薄っぺらくなるんですよね。過去作は作品毎に監督の個性とテーマみたいなものがあって、それが登場人物やエイリアンとも絡み合って面白かったのですが、今作のテーマはどうも「エイリアン1大好きなので俺が全力で全作踏襲してカッチョいいのつくりました!」だった。それはビビるくらい実現されていたのだけれど、ドラマとか思想とか感じ入るものとかそういうのに全く深みがなく、とってつけたロムルスな展開とかSF的な因果関係もペラペラだった。
監督は、あれだけのビジュアル再現できるんだから、もっとストーリーに思想や個性だしてよかったのに、と思いましたが、ビジュアルに強いが思想やドラマがペラいのは、世代のせいかな。エリジウムとかもペラッペラだったしなぁ。
緊張と緊迫の連続で疲れました。
それにしてもエイリアンはそんなに怖くなく、凶暴さも観られなかった。
確かに生存力は最強の生物だと思うが、そんな危険生物がいる危険な宇宙空間に移住する人間達がいて、然も宇宙ホーボーを決め込むヤンチャな若い奴が出現していることが恐ろしい。
さらには、エイリアンを遺伝子操作して新種を開発して、どうするのだろうか?
そんな宇宙時代となりその頃には若者が中古の宇宙船をパクって、異星に不法転居する宇宙難民時代が来る発想がおもろい。
エリアンの出現は各所危機感を煽る展開ではあるが、宇宙ステーションの内部構造が全く不鮮明で、侵入者である若者達が既知であるかのように構造物内を駆け抜けて行くことに、鑑賞者は完全第三者に置いてきぼりされるところにこの作品の限界が随所に見られたのが残念だ。
こんかいは、新監督のお手なみを楽しみにしていたが、まだまだ先達には程遠く感じた。
(o^^o)
エイリアン ロムルス
劇場公開日:2024年9月6日 119分
リドリー・スコット監督による1979年の傑作「エイリアン」の“その後”を舞台に、エイリアンの恐怖に遭遇した若者たちの運命を描くSFサバイバルスリラー。
「ドント・ブリーズ」のフェデ・アルバレスがメガホンをとり、リドリー・スコットは製作を手がけた。
人生の行き場を失った6人の若者たちは、廃墟と化した宇宙ステーション「ロムルス」を発見し、生きる希望を求めて探索を開始する。
しかしそこで彼らを待ち受けていたのは、人間に寄生して異常な速さで進化する恐怖の生命体・エイリアンだった。
その血液はすべての物質を溶かすほど強力な酸性であるため、攻撃することはできない。
逃げ場のない宇宙空間で、次々と襲い来るエイリアンに翻弄され極限状態に追い詰められていく6人だったが……。
出演は「プリシラ」のケイリー・スピーニー、
「ライ・レーン」のデビッド・ジョンソン、
「もうひとりのゾーイ」のアーチー・ルノー、
「マダム・ウェブ」のイザベラ・メルセドら。
エイリアン ロムルス
劇場公開日:2024年9月6日 119分
「エイリアン1作目を思い出す」
リメイク版?新世代版?
始まりはオリジナルな感じで始まるが、船内に着いたあたりからデジャヴ。1と2を7:3で配合した仕上がり。
面白いは面白いが、オリジナルの1,2の方が面白いかな。ターミネーター3のようなに前作と比較すると見劣りがする。
新種はファンタスティック•プラネットですか?
H・R・ギーガーの偉大な変態芸術性を再認識
主人公の弟が早々にアンドロイドであることが明かされる。しかもユタニ製。
ということは、このアンドロイドが物語の鍵になるのは確定。エイリアンシリーズですからね。
ユタニ社が支配する植民星の雰囲気は、ブレードランナーで描かれたような暗い未来。貧しい人は環境の悪化した地球から借金を背負って植民星で重労働をするしかない。
「ユタニ社は、働く人の健康が一番です」というブラックジョークが流れる中、危険な仕事に赴かなくてはいけない。休むと借金が膨らみ、年季明けが伸びてしまう。
ガジェットや宇宙船は、初期エイリアンの世界観を踏襲していて、画面の隅々まで見たくなる。
エイリアンが登場するまでの緊迫感は、なかなかのもので、完全にフラグが立ったあんちゃん達の儚き最期が、すぐにもやってきそう。
エイリアンの大群が見えたあたりから、なんか違和感を感じる。あまりにも多すぎて、恐怖感というよりも数に圧倒されるだけで、息を呑むような怖さが感じられない。
逃げた一匹が、どこからか襲ってくる。初期エイリアンのあった、タマタマが縮み上がるくらいの緊張感がなくなっちゃった。
新種のエイリアンの造形を見て、H・R・ギーガーの偉大な変態芸術性を再認識したのでございます。ギーガーがいないと、こんなボンクラが登場してしまう。
追記
2乗船目は、IMAX。画角が広がって、コントラストが上がったことにより、暗い場面が見やすくなってる。
小惑星にステーションが衝突するシーンは、凄い迫力で、SF好きとしては恍惚となる。
フリーザもどきのハイブリッドエイリアンは、どうも好きになれない。だけど、一度ストーリーをなぞっているのに、ヤツらが襲ってくるシーンは恐い。細かいフックが効いていて、ドキッとする。
無重力が終わる瞬間のアクションはピカイチ。
評価を上げちゃいます。
エイリアンって
新時代のエイリアンに新たな恐怖を植え付けられる!!
「逃げろ!」
▼感想
公開初日に鑑賞!なんとか帰還できました。
ストーリーは第一作目のエイリアンから20年後が舞台。そのせいもあって一作目との繋がりやオマージュが多かった。事前に一作目の「エイリアン」を復習しておいてよかった。
今作は監督が「ドント・ブリーズ」でお馴染みのフェデ・アルバレスということもあり、ホラー映画としての魅力が前面に出ていた。途中にはドント・ブリーズを思い出すような展開も!
主人公達もただ逃げ回るだけでなく、攻めに転じた時はかなり興奮する展開でまるでホラーゲームみたいだった!
エイリアンのデザインに慣れ親しんでいることもあり「面白いけどそこまで怖くないかな〜」と思っていたら、終盤にはとんでもないデザインのエイリアンが...!
これがもう夢に出てきそうなインパクトで終盤でホラーとしてのレベルがグッと上がってしっかり恐怖心を植え付けられました。それこそ父親と一緒に見た「エイリアン」が怖くてなかなか寝れなかった子供の頃を思い出した。
▼お気に入りのシーン
レイン達がエイリアンに反撃するシーン!
ここはかなり興奮した!
期待並み
面白かったですよ。2時間瞼が開きっぱなしでしたから。
ただ、1と2と今作を比較するとシガニーウィーバーをメインに大人のキャスティングだった1.2対して今作はちょっとチャラい青春物になっちゃったかなーと言う感想でした。オープニングの鉱山の設定もいまいち入ってこなかった。たしかに宇宙の映像美は素晴らしいし宇宙船のセットもよく出来てます。しかしながら今では見慣れてしまっているのか45年前の感動とはちょっと違うなと思うところもありアンチな評価もありそうですね。そんなに簡単に宇宙に出られるのかよ、とかエイリアンも多過ぎじゃねえ?とちょこちょこ突っ込みたくなりました。個人的には観客が無意識にウワッ!とかキャッ!とか声が出る作品を期待していたので期待以上ではありませんでした。でもお勧めします。是非IMAXで鑑賞下さい。
面白かったです。 でも予習は必要かも
土星の環みたいなのが良かっただけ
エイリアンシリーズの物凄い劣化版
いまどき珍しいハリウッド版C(Z)級作品だね
脚本が悪すぎる
ストーリーが全く意味不明
唯一面白かったのが土星の環みたいな小惑星群の上でのアクション
これは観たことが無かった
もっとも見どころはそこだけ
見事なバランス感覚
まずいまエイリアンの新作をスクリーンでみられることに感謝
過去作に目配せしつつフレッシュな要素をしっかり盛り込んでて、すごいバランス感覚だと思った。終盤にはしっかり監督の持ち味のビジュアルも欠かさず。
ちょっと気になっていたエイリアンの脱皮→巨大化の過程にひとつの答えを示してくれたのは納得感あり
キャラクターに黒人や女性、妊婦をうまく配置してお話に引っ掛けていくのもオシャレ。
アンディは実質主人公。
ただ個人的には、原点回帰という事前情報に引っ張られ過ぎてたからか、もっとシンプルで削ぎ落とした内容を期待していたため、要素を詰め込みすぎて散漫な印象を受けた。
あらためて「1」が完璧な映画であることを再認識。
細かいところに敬意感じる
期待度○鑑賞後の満足度✕ つまらない。予想した通り過去のエイリアンシリーズのあっちこっちの貼り合わせ。『プリシラ』で好演したケイリー・スピーニーはやっぱりオードリー・ヘプバーンの面影あるよな。
①ちょっと『イベント・ホライゾン』入ってるかな。
②少しも怖くないし、ハラハラドキドキのスリルもサスペンスもない。しかも色々と見せ場を盛り込みたかったのだと思うけれどもダラダラと長過ぎる。
第一作目の『エイリアン』があんなに怖くてラハラドキドキしたのは、逃げ場のない場所て正体の分からない何者かに襲われて一人一人消えていくという『そして誰もいなくなった』スタイルの語り口がスリルとサスペンスを生み出していたのがよくわかる(昔のB級映画はこういうタイプが多かったけど、それをA級映画の演出とスケールで描いたのが初代『エイリアン』)。
③でも、もう正体がわかってしまうと余程新機軸を出さないと映画としてのフレッシュさがない。
『エイリアン2 』は、そこを1作目とは全く違う趣にしたのであれ程面白かったけれど、3作目以降(『プロメテウス』『エイリアン コヴェナント』も含みます)はどんぐりの背比べ。本作も残念ながらその域を出ていない。
④もっと星が少なくても良いのだが、ケイニー・スピーニーの頑張りにオマケ。
エイリアン10です
エイリアン詰め合わせ
今更、エイリアン1の下位互換版作る意味って何だろうね・・
優等生マーケティング的だけど、十分に頑張った
前2作(プロメテウス、コヴェナント)で、「創造主と人、人造人間」という、深遠なテーマへの船出を見せたが、本作は監督を他人に任せたわけだし、別腹の番外編ということか。
毎度お馴染みの暗く狭い宇宙船内で、黒光りするベトベトのグロい極悪生物が人間を追い詰める展開はお約束通り。劇場で皆がビクッ!となる映画は楽しい。
金字塔の如く、神がかったパート1には近づきようが無いものの、「エイリアン」シリーズの面白い要素を抽出して、全部乗せにしてみせた感じ。結構頑張ったのではないだろうか。
過去の作品を教科書にした、優等生っぽいマーケティング的な組立てを感じてしまうが、面白くしようとした情熱は十分に滲み出ている。
またシガニー・ウィーバーのパート1&2や、ブレードランナーを何度も観た世代なら、あーそれねーと思ってしまうシーンが沢山ある。
パート1の◯◯◯の再登場も懐かしい。彼が「エイリアン」をグロテスクな物語に仕上げた重要登場人物だったのだなと再認識。
全409件中、361~380件目を表示